建築士の責任の明確化

建築士の責任の明確化(ケンチクシノセキニンノメイカクカ)の意味・解説

建築士の責任の明確化とは、「建築士は、常に品位を保持し、業務に関する法令および実務に精通して、建築物の質の向上に寄与するように、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない」という建築士の職責規定のことで、建築士法第2条の2に定められています。

この規定は、耐震偽装事件を契機とする、2006年(平成18年)6月と12月の建築士法の改正時に条文化されました〔施行は2007年(平成19年)6月〕。

この改正では、建築士試験の受験資格の見直し、建築士等に対する講習の受講の義務付け、また、一定の建築物について構造設計や設備設計の法適合チェックが義務付けられたのに伴い、このチェックを行う構造設計一級建築士等に関する規定などが条文化されました。

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