省エネルギー対策等級

省エネルギー対策等級(ショウエネルギータイサクトウキュウ)の意味・解説

省エネルギー対策等級は、「住宅性能表示制度」の評価分野のひとつ。住宅の断熱措置などを工夫して、冷暖房などに使うエネルギーの消費量が減らせるかを審査し、等級で評価する(等級の数値が高いほど性能が高い)。省エネルギー対策等級は、次の2項目について評価している。

■温熱環境(断熱等性能等級)
外壁、窓等を通しての熱の損失の防止を図るための断熱化等による対策の程度を表示(等級7~1)
等級7:熱損失等のより著しい削減のための対策が講じられている
等級6:熱損失等の著しい削減のための対策が講じられている
等級5:熱損失等のより大きな削減のための対策(建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令に定める建築物エネルギー消費性能誘導基準に相当する程度)が講じられている
等級4:熱損失等の大きな削減のための対策(基準省令に定める建築物エネルギー消費性能基準に相当する程度)が講じられている
等級3:熱損失等の一定程度の削減のための対策が講じられている
等級2:熱損失の小さな削減のための対策が講じられている
等級1:その他

■エネルギー消費量
一次エネルギー消費量の削減のための対策の程度を表示(等級6,5,4,1)。
等級6:一次エネルギー消費量の著しい削減のための対策(基準省令に定める建築物エネルギー消費性能誘導基準に相当する程度)が講じられている
等級5:一次エネルギー消費量のより大きな削減のための対策が講じられている
等級4:一次エネルギー消費量の大きな削減のための対策(基準省令に定める建築物エネルギー消費性能基準に相当する程度)が講じられている
等級1:その他
地域によって気象条件が異なるため、日本全国を8つの地域の区分に分けて表示する

なお、【フラット35】では、省エネルギー基準を要件化(2023年4月改正)しており、2023年4月設計検査申請分から、【フラット35】S等の金利引下げメニューの適用の有無にかかわらず、すべての新築住宅において、
1.断熱等性能等級4以上かつ一次エネルギー消費量等級4以上
2.建築物エネルギー消費性能基準(別途、結露防止措置の基準あり)のいずれかに該当することが条件となっている。

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