L2地震動

L2地震動(エルツージシンドウ)の意味・解説

L2地震動とは、ごくまれに発生する規模で、発生すれば甚大な被害をもたらすおそれがある地震によって発生する揺れのことです。「レベル2地震動」とも表します。
建築基準法では、建物の構造設計をするときに、L2の地震動に対し、建物が倒壊したり、外壁の脱落等により人命に損傷を与える可能性のある破損を生じないことを目標としています。
ただ、現在の建築基準法では、建物の耐震性能を「等級1」「等級2」「等級3」と表し、性能の目安として「L2地震動に対応」という表現を用いていません。
例えば耐震性能「等級1」は、以下のように表現しています。
■数百年に一度発生する地震(東京では震度6強から震度7程度)の地震力に対して倒壊、崩壊しない
■ 損傷に対しては「数十年に一度発生する地震(東京では震度5強程度)に対して損傷を生じない程度

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