リフォーム費用は材料&工事費だけじゃない! その他は何がある?

リフォーム費用は材料&工事費だけじゃない!

リフォームの費用で材料費と工事費はすぐに思いついても、それ以外は……なんだっけ? という人もいるのでは。工事内容にもよりますが、増改築や引越しを要する大型リフォームの場合は、役所への申請が発生したり、工事そのものにも日数がかかることもあいまって思いがけない費用がかかることも。ここでは、リフォームを行う際に発生する可能性がある“その他の費用”について見ていきましょう。

 

「家・土地まわり」だけでもいろいろある

増築・改築を伴うリフォームは家や土地にかかる税金が増えるかも

家の面積を広げる「増築」や、一部を立て替える「改築」を含むようなリフォームでは、増改築部分の設計・工事費が必要です。床面積が増えると、不動産取得税や固定資産税、都市計画税が増額となる場合も。
また、耐震設計の関係で、「地盤調査」が必要になることもあります。工事が大がかりになれば工事車輌の駐車場や資材の置き場も必要になりますが、これも施主が費用を負担するのが一般的です。

 

リフォーム会社に支払うお金も「材料費」や「工事費」だけではない

「材料費」と「工事費」は、純粋にリフォームを施工するための費用。リフォーム工事は新築とは異なり、工事内容によっては壊して処分する工程が発生する場合もあります。「解体・廃棄物処理費」が含まれることも覚えておきましょう。その他、諸経費として「現場管理費」などが別途請求されることも。
この費用はリフォーム会社や工事の内容によってもまちまち。ただ、ある程度かかることを計算に入れておきたいもの。あらかじめ見積書で確認してきましょう。現場の職人さんへのお茶やお菓子といった差し入れなどの費用もあらかじめ、予算に入れておきたいところです。

 

引っ越しや仮住まいの費用もバカにならない

【画像1】引越しや仮住まいの費用もバカにならない(写真:fotolia)

 

リフォームしている間も衣・食・住の場は必要

意外と軽く見がちなのが「リフォームしている間の生活にかかる費用」。大型リフォームなら引越し×2回に、期間中の仮住まいの賃貸費用もかかってきます。もし工期が予定より延びてしまったら、仮住まいの家賃はさらにかかることに。その他、追加要望が出てきて工事が追加となると、思わぬところで大変な思いをするかも。また、リフォーム後に家具を買い替える予定なら、それも頭に入れておかなければなりません。

住みながらでのリフォームの場合でも、キッチンのリフォームなら外食代、お風呂のリフォームなら銭湯代が工事期間中かかります。仮住まいと現場が離れていると、現場に通うための交通費もかかってきますよね。それぞれはさほど高額にならなくても、まとめると大きな額になることも。このような金額も考えておくとよいと思います。

 

まとめ

ショールームやカタログのすてきな生活空間を夢見て、リフォーム後の生活を思い浮かべるのは楽しいもの。しかし、工事費以外の見積書に出てこない金額も試算することが大切です。思わぬところで“リフォーム費用大幅アップ”の現実に引き戻されてビックリ! してしまうかもしれません。

まずはリフォームの準備、施工、完成後、それぞれのタイミングで発生するお金や生活の様子を想定して、かかる費用がわからないときは、リフォーム会社に相談してみましょう。