ひと足先にマイホームを実現した先輩購入者たちは、何を、いつ、どのようにして買ったのか。
本音アンケートからリアルな姿を読み取ろう。
A:平均は38歳
左のグラフのとおり、新築マンションを買った人の年齢で最も多いのは30代前半で約3割。次いで40代と30代後半がともに2割強となっている。50歳以上も一定割合を占める結果となった。
A:子どもや家族のため!
購入理由のトップは「子どもや家族のため」で3割弱。「現在の住居費が高くてもったいない」と「結婚を機に家を持ちたいと思った」が1割強だ。
A:ファミリーが多い
カップルと、第一子が小学校入学前のファミリーが、それぞれ3割以上を占める。プレファミリーを含め、子どもが転校しなくて済む年齢のうちに住まいを持とうと考える人が多いようだ。
A:平均70.2m2
最も多い面積帯は70m2台で約半数を占める。次いで60m2台が約2割、80m2台が約1割だ。この3つの面積帯で全体の9割近い。
A:平均898万円
左のグラフのように最も多い年収帯は600万円~800万円未満で約25%。400万円~600万円未満と800万円~1000万円未満が2割前後だ。
A:平均6.4倍
左のグラフのとおり購入価格の年収倍率は5~6倍未満が2割強で最も多いが、4倍以上から8倍以上まで10~20%で幅広く分布している。平均は6倍強なので、4~7倍程度が一般的といえそうだ。
A:平均5069万円
首都圏の平均価格は5000万円台だが、最も多いのは左のグラフのとおり4000万円台で3割近い。次いで3000万円台と5000万円台がそれぞれ2割強だ。6000万円台以上の価格帯も2割を超える。
A:200万円未満が3割で最多
最多は200万円未満の3割で、200万円~600万円未満と合わせて5割を超える。1800万円以上が2割弱のため、平均では1100万円を超える。
A:平均33.2年
31年~35年が圧倒的に多く8割強を占める。返済期間が長いほど毎月返済額が軽くなるので、最長の35年返済で借りる人が多いようだ。
A:約3割。加算額は平均20.3万円
加算額は25万円以上の人が3割近い。ボーナス払いを使うと毎月返済額を減らせるが、ボーナスは景気に左右されるので頼りすぎには要注意。
A:約2割。贈与額の平均は842万円
最も贈与を受けているのは、第一子が小学校入学前のファミリー。贈与額は600万円未満が約半数だが、1000万円以上も3割を超える。
A:価格、駅からの時間、周辺環境が上位
買うときの重視項目は価格が約25%、次いで、最寄駅からの時間、周辺環境、通勤アクセス、地縁のあるエリアの順となっている。
A:平均11万6000円
9万円~11万円未満が最も多く約25%を占める。物件価格は上昇気味となっているが、住宅ローンの低金利を反映して、家賃と同じぐらいの返済負担で買えている人が多い。
A:平均8.1カ月
検討期間は3カ月以内の人が半数近くを占める。次いで4~6カ月以内が約2割だが、16カ月以上の人も1割以上いるため、平均では8カ月強だ。あまり長いと決断が難しくなるかも。
A:平均6件
一戸建てやマンションなどの見学件数は2~3件の人が約3割で最も多く、5件以内の人が7割近くを占める。新築マンションに限ると平均は3.4件だ。
※2016年1月~2016年12月に首都圏で新築マンションを購入した4357人の回答を集計。「首都圏新築マンション契約者動向調査」/リクルート住まいカンパニー調べ。年収はローンを借り入れた人の合計。共働き夫婦が夫婦ともローンを借りた場合は2人の合計年収。ローン、贈与、ボーナス時加算はそれぞれ利用者のみを対象に集計。未回答は除く
SUUMO新築マンション 2017/4/4発行号より転載