更新には手続きと何かしらの出費が必要になり、退去にはそのタイミングが重要になる。どちらを選ぶにせよ、注意点があるので気をつけよう。
賃貸アパートやマンションの契約期間は通常2年。その更新時期が近づいたら、不動産会社から連絡がくるはず。更新を決めているなら書類の記入など手続きが必要に。また更新料は家賃の1カ月分が目安で大家さんに支払うが、もちろんかからない地域や物件もある 。なかには更新手数料として不動産会社に支払うケースも。両方とも法的に決められたものではないものの、契約書に明記されているはずなので、書類がきたら契約書を確認しよう。
また契約期間とともに保証期間も終了するので、更新時には新たに保証料を保証会社に支払う必要がある。更新ごとの保証料は、最初に払った額と同額だったり、これまで家賃支払いの遅延がなければ保証料は金額が下がったり、保証会社によって金額はさまざま。詳細は契約書に明記されているので確認しよう。火災保険料も2年契約なので、更新ごとに支払う必要がある。
なんらかの理由で更新せず、引越そうと考えているなら、大家さんもしくは賃貸アパート・マンションなど物件の管理会社に「退去します」の連絡をしなければいけない。そこで注意したいのは契約書では「退去予告は何カ月前」になっているか、ということ。通常は「1カ月前」とされている場合が多く、「引越します」と伝えてから1カ月間は家賃を支払わなければいけない。なかには「3カ月前」となっている物件もあるので要注意。そういう物件の場合は、退去の連絡をしてから次の部屋を探したほうが損をしないかもしれない。