破風板

破風板(ハフイタ)の意味・解説

破風板(はふいた)とは、屋根の妻側に山形に付けられた板のことで、風や雨の吹き込みを防止する板のこと。文字通り、「風を打ち負かす板」という意味からきている。
屋根は上からの風雨に対しては強い耐性を持っているが、下や横方向からの防御性は決して高くないため、この破風板が使用される。また、破風板は、屋根を支える構造体である桁(けた)や母屋(もや)などを隠す化粧材としての役割もある。
材質は、以前はほとんどが木質系だったが、耐火性の面で難があることから、近年では金属系や窯業系などが主流となっている。とくに広く普及しているのが窯業系で、材質にセメントやセラミックスなどが使用され、耐久性・耐火性・化粧性に優れている。金属系は、軽量性・耐久性・化粧性に優れており、ガルバリウム鋼鈑等が多用される。

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