築30年、築40年、築50年といった古い家を建て替えるかリフォームするかで悩んでいる人も多いことでしょう。家はかなり古くてもリフォームによって再生することができます。古い家を安全で住みやすい家にリフォームするために知っておきたい注意点を教えましょう。
また、家の寿命を延ばす方法や古い家のリフォームにかかる費用、実際に古い家をリフォームした実例も費用付きで紹介します。
古い家をリフォームする費用相場。補助金、ビフォーアフターの実例も紹介!
古い家のリフォーム費用と相場
築20年を超えると部分リフォームにとどまらず、全面リフォームを行うケースも増えてきます。とくに築30年、築40年となると、地震に対する不安もありますし、断熱不足による寒さに悩まされるようになることから、構造部からやり直す全面リフォームが多くなります。
築浅の家と築古の家では、リフォーム内容が違ってくるので、必然的にリフォーム費用にも大きな違いが見られます。
築20年までは設備交換など部分リフォームの場合は、100万円~300万円でできるケースも多くあります。間取り変更を伴う全面リフォームでも耐震性など構造には問題がないことが多いので、リフォームの費用相場は約800万円~1500万円。
築20年を超え、築30年、築40年となると、骨組みだけを残して構造補強からはじめ、床・壁・天井(または屋根)の断熱工事も行うケースが多くなり、実質的には建て替えに近い状態になることから、リフォーム費用も増えて、約1500万円~3000万円になります。
なお、一般的には全面リフォームは建て替えより2割~3割安くなる、といわれています。
築年数 | 費用相場 |
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築20年まで | 約800万円~1500万円 |
築20年超 | 約1500万円~3000万円 |
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木造住宅の寿命は30年?!40年?!
日本の家は欧米の家に比べて寿命が短いといわれています。では実際には築何年目くらいで建て替えを行っているのでしょうか?
住宅生産団体連合会の調査では、建て替えに至る平均年数はここ数年、築40年弱にとどまっています。以前と比べると長持ちするようになったといわれる日本の住宅ですが、平均的には築40年を待たずに壊されて、建て替えられているのです。
せっかく大金を投じて家を取得しても、次世代に受け継がれることがないばかりか、自分の代でも最後までもたないかもしれませんね。そこで家をリフォームしながら長く住みこなす必要がでてきます。
調査時点 | 平均築年数 |
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2017年度 | 37.0年 |
2018年度 | 39.4年 |
2019年度 | 39.7年 |
2020年度 | 39.0年 |
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木造住宅の寿命を延ばす古い家のリフォーム方法と費用相場
家を長持ちさせるには、ふだんからのメンテナンスが大事です。
では何年目くらいのどのようなメンテナンスやリフォームを行うべきなのか、その費用はどれくらいかかるのかを見ていきましょう。
木造住宅の大敵は湿気とシロアリです。湿気は木部を腐食させる元凶となり、シロアリは木部を食い荒らして、住宅の寿命を縮めます。
そこで新築時には床下の土壌と地面に近い木部(地盤から1mくらいまで)には防腐防蟻材を塗布します。しかし薬剤の効力は5年程度のものなので、床下の換気に気をつけて湿気をこもらせないようにすることも大切です。それでもやはり5年程度経過後に防腐防蟻処理をやり直すほうが良いといわれています。床下にもぐって行うので作業は大変ですから、建築を依頼した会社に相談するのが良いでしょう。
防腐防蟻処理の費用は、延床面積120m2程度の木造住宅で約15万円~20万円です。より効力が持続するホウ酸を使った防腐防蟻処理は、約25万円~30万円です。
ホウ酸の効力は半永久的ともいわれていますが、まだ一般にそれほど普及しているわけではありません。
キッチン、お風呂など水まわりの設備が劣化して、交換の時期を迎えるのが15年~20年目くらい。そのときには同時に配管の点検をして、必要ならやり直しましょう。
水まわり設備の交換費用は、キッチン・浴室・洗面・トイレで約250万円~350万円です。さらに配管工事は全てやって約30万円~50万円。ざっと約280万円~400万円が、水まわり機器の交換と配管工事にかかる計算です。
水まわり機器の交換キッチン・浴室・洗面・トイレ | 約250万円~350万円 |
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配管工事 | 約30万円~50万円 |
合計 | 約280万円~400万円 |
ただこの時期は、家族構成の変化などによって、間取り変更の必要性も出てきます。水まわりリフォームにとどまらず、間取り変更や内装工事も行うと、リフォーム費用は上記の倍かそれ以上になるでしょう。
家を健全に保つのに非常に大切なのが、屋根・外壁のリフォームです。屋根や外壁は古くなるとともに見た目が劣化してきます。ですがそれ以上に注意しなければいけないのが、雨漏りです。屋根材の割れやズレ、外壁のひび割れ、サイディングのコーキングの劣化などが雨漏りの原因になります。屋根・外壁のリフォームは、見た目の回復だけではなく、雨漏りを未然に防ぐための補修の役割をしているのです。
屋根・外壁リフォームの方法はいくつかありますが、築20年程度なら、塗り替えが一般的です。
屋根は昔ながらの和瓦の場合は塗り替えの必要はありませんが、最近は化粧スレートや鋼鈑の屋根が増えています。その場合は定期的に塗り替えを行うことが、屋根材そのものの耐久性維持にも役立ちます。
屋根塗り替えの費用は、約40万円~60万円(足場工事費除く)。同時に雨どいを交換すると約15万円~20万円(足場工事費除く)が目安です。
外壁は、一般的にはサイディングかモルタル塗りが多いでしょう。これらの素材も塗り替えをすることで耐久性の維持につながります。外壁の塗り替え費用は、約45万円~65万円(同)です。
上記の工事を同時に行うとして足場工事費は約25万円~35万円です。
いずれも延床面積120m2程度の2階建て木造住宅の場合です。
屋根の塗り替え | 約40万円~60万円 |
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雨樋交換 | 約15万円~20万円 |
外壁の塗り替え | 約45万円~65万円 |
足場工事 | 約25万円~35万円 |
合計 | 約125万円~180万円 |
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古い家に必要な耐震補強と断熱リフォームの費用相場
古い家のリフォームの際にぜひやっておきたいのが、耐震補強と断熱。どういう場合に必須となるのか、知っておきましょう。
建築基準法の耐震基準が大きく改正されたのが1981年(昭和56年)。それ以前に建てられた家は、耐震補強が必須です。
さらに2000年(平成12年)にも木造住宅に関して、部材の接合部の強化、耐力壁のバランス強化などの大きな改正が行われています。
したがって、築20年を超えている場合には、リフォーム時に耐震診断を行い、耐震性に問題がないか調べてもらうのがよいでしょう。
1981年(昭和56年) |
・新耐震基準ができる 震度6強から7(震度の最高値)の大地震でも倒壊しないことを目的に基準設定 |
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2000年(平成12年) |
・木造住宅の耐震基準を強化 地盤調査を実質義務付けに。壁配置の計算、補強金物の使用を義務付けにして、より安定性を向上 |
耐震補強は、必要な部分に筋交いや構造用合板などを追加して建物を強くするなどの工事です。壁の中をいじることになるため、壁を壊し、補強した後にもういちど壁を仕上げる工事も必要となります。
こうした耐震補強にかかる費用は壁の部分的な破壊、再仕上げも含めて150万円程度です。しかし、壁の解体・再仕上げが必要なため、耐震補強は断熱や間取り変更なども含む全面リフォームの際に行われることも多いようです。
断熱性の低い住宅は、夏熱く、冬寒いので、冷暖房エネルギーの消費量が多くなってしまいます。そこで我が国の家の断熱は、省エネルギー基準に基づいて行われてきました。
省エネルギー基準は1980年にできてから、だんだん厳しくなってきましたが、現在、断熱住宅といってよいのは、1998年の次世代省エネ基準のレベルです。省エネリフォーム減税でもこの基準に引き上げることを要件としています。
自分の家がどの程度の断熱がされているのかは、建築年である程度推測ができます。1998年以降に建てられていれば、断熱性の高い家である可能性が高いです。
ただしこの省エネルギー基準はこれまでは義務付けられていませんでしたが、2025年には義務化される予定です。
現在の省エネ基準は義務ではないため、1998年以降に建てたからといって基準どおりになっているとは限りません。築20年を超えている家は、耐震性と併せて断熱の状態もリフォーム会社に点検してもらいましょう。
1980年 |
初めての省エネ基準 床・壁・天井(または屋根)の断熱基準ができたが断熱材が薄く不十分 |
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1992年 |
新省エネ基準(基準強化) 断熱材を厚くして基準を強化したが窓はシングルガラスのまま |
1998年 |
次世代省エネ基準(基準強化) 断熱材をより厚くするとともに窓など開口部も断熱対象に |
2013年 | 設備も基準の対象にし、総合的に省エネ化を図る |
2025年 | 省エネ基準義務化(予定) |
床・壁・屋根(または天井)と窓の断熱を行うことで、家全体の断熱性が高くなります。断熱は、内装を下地からはがして、柱と柱の間などに隙間なく断熱材を入れていく工事です。したがって、解体から再仕上げ工事までを見込まなければなりません。
それらを全て含む断熱工事の費用相場は、約300万円~400万円です(延床面積約120m2の木造住宅における試算)。
天井断熱 | 約20万円~30万円 |
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床断熱(解体・再仕上げ含む) | 約100万円~120万円 |
壁断熱(解体・再仕上げ含む) | 約100万円~150万円 |
窓断熱(内窓8カ所) | 約80万円~100万円 |
合計 | 約300万円~400万円 |
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古い家の間取り変更とバリアフリーリフォームする費用相場
築年数を経た家は、構造に劣化が目立つだけではなく、暮らしの変化への対応という観点からも不都合が出てきます。家族構成が変わり、不要になった部屋がある、リビングが狭くて暮らしづらい、床の段差が気になるようになってきた、など気になるところが増えてきます。そこで、耐震や断熱リフォームを行う際に、長く安心して快適に住める家に変えようと、バリアフリーリフォームや全面リフォームを決断する人もいるのではないでしょうか。
バリアフリーリフォームの内容は、手すりの設置、床段差の解消、引き戸への変更、トイレやお風呂の交換などですが、どこまでやるかによって費用は大きく違ってきます。
手すりの設置は、1m以内のものであれば、1本1万5000円~2万円程度。廊下などに設置する長いものは1m当たり約1万円~。5mくらいの廊下で約5万円~6万円みておきましょう。階段手すりは、約10万円~20万円です。
1m以内 | 約1.5万円~2万円/本 |
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5m程度 | 約5万円~6万円 |
階段 | 約10万円~20万円 |
床段差の解消といっても具体的にどこをどうするのかによって、リフォーム費用はかなり違ってきます。
ここでは和室との段差がある8畳の洋室の床を張り替えるケースで試算しました。
床の張り替えは、用いる材料によって費用が違ってきますが、標準的な複合フローリングを用いるとして、高さを上げるため下地からやりかえて8畳なら約15万円~20万円が目安となります。むく材なら樹種により異なりますが、約20万円~30万円です。
複合フローリング | 約15万円~20万円 |
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むく材 | 約20万円~30万円 |
間取り変更を伴うリフォームは、どの範囲で行うかで費用は変わります。設備交換と内装リフォームを行い、間取り変更は和室を洋室に変える程度の軽微なリフォームだった場合は、約400万円~600万円でできる場合もあります。
家全体をリフォームしたケースで試算すると、前述のように一戸建ての場合は約800万円~1500万円になります。
築20年の超える古い家になると、約1500万円~3000万円になりますが、これは耐震補強や断熱工事も含む、骨組みからやり直すようなスケルトンリフォームのケースとなります。
設備交換と軽微な間取り変更 | 約400万円~600万円 |
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家全体の間取り変更 | 約800万円~1500万円 |
スケルトンリフォーム | 約1500万円~3000万円 |
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古い家のリフォームで活用できる補助金、減税
多額に費用がかかることもある古い家のリフォームですが、古い家をリフォームするときに利用できる補助金があります。また、減税制度もあるので、活用して賢く古い家をリフォームしましょう。
長期優良住宅化リフォーム推進事業は、劣化対策や耐震性、省エネ対策などの性能を一定の基準まで向上を図ったリフォームに補助金が与えるという国の事業です。
リフォーム後の住宅性能の違いによって、次の2通りの補助金が与えられます。
1. 長期優良住宅(増改築)に認定されないが、一定の性能向上が認められる場合は、当該工事費の3分の1 上限100万円/戸
2. 長期優良住宅(増改築)に認定されると、上限200万円/戸
さらに、以下のケースは50万円加算になります。
- 三世代同居対応工事(トイレを2つ以上設けるなど)を行う
- 40歳未満の世帯がリフォームをする
- 18歳未満の子を育てている世帯がリフォームする
- 既存住宅を購入して1年以内にリフォームをする
なおこの制度はあらかじめこの事業に登録したリフォーム会社が申請を行うものなので、この補助金を目指すリフォームをする場合は、登録しているかどうかをリフォーム会社に確認しましょう。
今年度の補助金の交付申請期限は2022年12月23日です。(2022年度の事業は予算に達したため申請は締め切られました)
耐震、省エネ、耐久性の性能向上リフォームを行うとリフォーム減税の対象にもなり、所得税から控除されます。
最大控除額は75万円(太陽光発電を搭載すると80万円)。耐震または省エネと耐久性でも最大62.5万円が控除されます。
さらに翌年分の固定資産税が、家屋の面積120m2分まで3分の2が減額されます。
制度に詳しいリフォーム会社に相談しながら進めると良いでしょう。
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古い家のリフォーム実例。ビフォーアフターとかかった費用
築30年超の古い家をリフォームした実例をリフォーム費用とともに紹介します。
勾配がきつくて上がりにくい階段、風通しの悪い間取り、耐震性に対する不安などを解消するために、骨組みを残して解体するスケルトンリフォームを実施しました。
1階を分断していた階段の位置も変えて、水まわりの位置を移動することで、キッチンとリビングをつなぐ通路ができ、奥まで光と風が届く住まいが実現。
急勾配だった階段は緩やかになり上がり下りが安全にできるようになりました。
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リフォーム前
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リフォーム後
- 築年数:30年
- 種別:一戸建て
- リフォーム面積:64.9m2
- 設計・施工:山商リフォームサービス
築40年の中古住宅を購入、かなり老朽化していたのでスケルトンリフォームで性能からの向上を目指しました。
安全のために構造部の耐震性を強化するとともに、屋根・外壁を軽量なガルバリウム鋼鈑で張り替えリフォーム。さらに寒さの解消を目指して、屋根や壁に断熱材を入れるとともに断熱性の高いLow-Eガラスのサッシに変えて、窓も断熱リフォームしました。
また、LDKを2階に移設するという、大きな間取り変更も行い、明るく開放的な空間を実現しました。
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リフォーム前
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リフォーム後
- 築年数:40年
- 種別:一戸建て
- リフォーム面積:86.33m2
- 設計・施工:山商リフォームサービス
高齢の両親のために車いすを使ってもスムーズに暮らせるよう、床の段差や狭いトイレの不便を解消するためにバリアフリーリフォームを行いました。
2部屋の和室はフローリング張りの洋室にリフォーム、床の段差をなくしてフラットにしてリビングとつなげました。
またトイレと浴室を広くし、手すりもつけて、車いすでの移動のストレスを軽減しました。
加えて耐震補強も実施し、両親にとって安心で快適に暮らせる住まいが実現しました。
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リフォーム前
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リフォーム後
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▲(緑の部分は増築)
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- 築年数:38年
- 種別:一戸建て
- リフォーム面積:142.48m2
- 設計・施工:山商リフォームサービス
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- 整理した内容に合うリフォーム会社をご紹介
古い家のリフォームを依頼する会社選びのポイント
古い家のリフォームを依頼する会社選びは、築古の家のリフォーム実績を重視するのがいいでしょう。どの程度の実績があるのかは、各社のホームページなどでチェックできますし、実際に会社の人に話を聞くのもいいと思います。
古い家はスケルトンリフォームになることも多いのですが、スケルトンリフォームはいったん骨組み段階まで戻して、イチからつくりなおすリフォームですから、建築の技術力が必要です。その会社がふだんどのようなリフォームをしているのか、工事現場を見せてもらうのもいいでしょう。スケルトンリフォームは多額のリフォーム費用がかかることが多いことも念頭に置いて、慎重に会社を選びましょう。
ここまでの話でおわかりのように、本格的なリフォームは普通、DIYではできません。
ただし、古くなったキッチンの扉の表面を張り替えてきれいにしたり、一部の床をリメイクシートで張り替えたりすることは可能です。また、リメイクシートは浴室の床や壁を張り替えるのにも使えます。
内装の下地に関係しないことや、水栓などプロにまかせなければならないことを別にすれば、表面をきれいにすることは可能なので、チャレンジしてみてください。
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まとめ
家は必要なメンテナンスやリフォームを適宜行えば、寿命を延ばすことができます。
また、かなりの築古になっても、性能向上を含むリフォームを行えば、安心して快適に住めるようになります。
ただし家は古くなるほど、リフォームは大掛かりになり、費用も多くかかるようになります。それを見込んで、メンテナンス費用やリフォーム費用をためておくことも大切です。
構成・取材・文/林直樹
2022年10月5日公開