実家を家族みんなでゆったり暮らせる二世帯住宅に建て替えたいと考えていたIさん。しかしながら、法規制で建て替えが困難であることが分かり、大規模リフォームで新築同様の住まいに仕上げることに。相談を受けた優建築工房では、構造のバランスをつぶさに見ながら適所に補強を加え、増築と減築を含めたスケルトンリフォームを実施。大きく変更したのは子世帯が暮らす2階で、増築により2倍以上に空間が広がった。小屋裏をなくし、勾配天井にしたことで開放感もアップ。さらに生活音が親世帯の寝室に響かないように、リビングの配置を提案した。「家族が協力し合って暮らせる快適な二世帯住宅が実現できて、大変満足」とIさんは笑顔で話した。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 両親+夫婦+子ども2人 |
築年数 | 22年 |
間取り | [ Before ] 6K → [ After ] その他 |
目的 | 二世帯住宅、耐震補強、自然素材 |
リフォーム箇所 | リビング・ダイニング、キッチン、和室、洋室、玄関、トイレ、浴室、洗面所、外壁、収納、その他 |
新しくした設備 | 浴室/LIXIL トイレ/TOTO 2階キッチン/オリジナル 2階洗面/オリジナル 2階壁面収納/オリジナル |
費用 | 3661万円 |
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費用概算 |
仮設解体工事: 2,830,000円 基礎工事: 950,000円 内装・外装・建具工事: 21,130,000円 家具工事: 1,790,000円 設備工事: 2,700,000円 外構工事: 1,840,000円 その他工事: 5,370,000円 |
工期 | 3ヶ月 |
リフォーム面積 | 186平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
優建築工房さんに相談したことで、「増築」という手段によりすべての要望が叶うと分かりました。私たち家族の暮らしに、新しい可能性が生まれた時の喜びは、今でも忘れません。知識豊富なスタッフが風の流れや光の差し込み方まで丁寧に説明しながらプランに落とし込んでくれたおかげで、二世帯とも快適に暮らせています。
実家でご両親と同居していたIさん。家族6人で住むには手狭でしたが、法規制により建て替えは不可能に。子世帯は当初、マンションを購入して住み替えることも検討されましたが、高齢のご両親と離れて暮らすのも心配のご様子でした。そこで増築を含めた大規模改修で快適な二世帯住宅に一新するプランをご提案しました。
二世帯がゆったりと暮らせる広さを確保するため、増築と減築を組み合わせた全面改装をご提案しました。その上で「人が集まって楽しめる開放感のある空間にしたい」というIさんのご希望を受け、子世帯が暮らす2階には、勾配天井を生かした開放感たっぷりのLDKを創出。ここは新設したウッドバルコニーとオープンサッシでつながるのも特徴で、バーベキューを楽しむなど、多目的に利用できます。また、2階LDKのメインスペースと1階親世帯の寝室の場所が重ならないようにするなど、生活音にも配慮。こうした間取りにもご満足いただきました。
二級建築士・インテリアコーディネーター/安藤るみ子
Iさんの要望を踏まえ、法規制を順守しながら、物件面積を法規制ギリギリまで拡張。玄関や浴室などは親世帯・子世帯で兼用としてスペースを有効活用。家族の絆を感じつつ、生活のシーンは分離する程よい距離感の二世帯住宅が完成しました。親世帯と子世帯の両方に丁寧にヒアリングを繰り返し、プランを調整していきました。
注文住宅にも豊富な実績を持つ同社は、リフォーム前にスケルトンの状態にして構造検証を行いました。住まい全体の劣化状態やバランスを確認した上で、構造用合板による補強などで耐震性能を向上。小屋裏を取り払ったことで現れた既存の梁に加えて、構造補強のために新たな梁も設置。色のトーンが揃うように丁寧に提案しました。
自然素材を多用するのも、同社のリフォームの特徴です。写真の2階LDKは、床に素足で歩いた時の感触が心地よいパイン材を敷き詰め、壁には珪藻土を採用しました。さらにオーダーで造作したキッチンや収納棚、頭上の梁、ロフトにつながる階段などもすべて木で造作。温かみにあふれたナチュラルな雰囲気に仕上がっています。
増築した2階・子世帯のLDK。梁を見せて勾配天井を活かした設計が開放的で気持ちいい。リフォーム前はなかった子世帯のキッチンを設置したことで、深夜に帰宅してもご両親に気兼ねなく食事の用意ができるようになったとか。正面の階段から上がるロフトは約6畳もあり、収納力たっぷりで使い勝手が良い
まるで新築のように生まれ変わったI氏邸の外観デザイン。2階のスペースは、増築したことにより、リフォーム前に比べて2倍以上の広さになった。「以前では考えられないくらい、二世帯でもゆったり暮らせる住まいになりました」とIさん。ウッドバルコニーの木の質感が、ガルバリウム鋼板の外壁のいいアクセントになっている
床はパイン材、壁は珪藻土でナチュラルな雰囲気に。キッチンや壁の収納棚は造作のオリジナル。既存の梁に加えて、構造補強のために新たな梁も通すなど、注文住宅も手掛ける同社ならではの知見が活かされている
多忙なI夫人のために設けた、キッチン背面にあるワークスペース。床面から70センチ高いスキップフロアになっており、床下は収納として活用。壁に囲まれているためデスクワークに集中できるが、立ち上がると2階のLDK全体を見渡すことができるので、常に家族の気配も感じられる
浴室のあった場所に新設した広い洗面室。造作の収納棚を巧みに合わせた丸い手洗いボウルのある洗面化粧台をはじめ、洗濯機置き場も併設。ここは二世帯が共有する場所でもあり、限りあるスペースを有効に使っている
会社名 |
優建築工房-優しい暮らし-(株式会社 優建築工房)
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