「こんな建築、見たことがない！」「木造住宅の概念が変わった！」。このような驚きと感動を引き起こしているのが、駒沢公園ハウジングギャラリー・ステージ1に建つ「ROBRA（ロブラ）」モデルハウスだ。「木造を、アートにする」をコンセプトとし、独自の「Flat Mass Timber（FMT）構法」が木造の潜在能力を最大限に引き出すことを可能にした。構造の自在性は設計や暮らし方を制約から解放し、刺激的な空間構成を実現。構造壁を外壁として用いる必要がないためガラスの外壁とすることも可能に。室内空間は「現しのヒノキ」を天井などにふんだんに用い、左官仕上げの壁やイタリアのクラフツマンシップあふれる家具などを配してアート感を表現している。1階はパブリックゾーン、2階はファミリーゾーン、3階はプライベートゾーンとメリハリをきかしたゾーニングが施され、家全体を快適な空気で包み込む全館空調システム「エアロテック」も見どころだ。
3層の建物はそれぞれの階が積み木細工のように捻じれている。この大胆で自在な建築を可能にしたのが独自の「Flat Mass Timber（FMT）構法」。厚さ150ミリのヒノキ集成厚板パネルにH型鋼と接合金物を組み合わせ強靭さを確保。耐震等級3を維持しながら構造壁量は2×4工法の1/6から1/7と減量化を実現している。
