鈴木建設

新しいコンセプトで建てられたＦ邸外観。手前が店舗（工場）で奥が住宅になっている。2棟ともに同社が手掛けた。2棟… 続きを読む

新しいコンセプトで建てられたＦ邸外観。手前が店舗（工場）で奥が住宅になっている。2棟ともに同社が手掛けた。2棟は上半分を黒色と白色のガルバリウム鋼板で仕上げ、下半分を吹き付け仕上げとしている。「2棟に共通点を持たせたい」というFさんの要望に同社が応えた所産だ。黒と白、四角と三角の異なるデザインでありながら、どこか近しい雰囲気を漂わせているのはそのためだろう

住宅部分の外観。斜線制限をクリアするため勾配を付けた屋根が独特のフォルムを形成する。白の塗り壁とガルバリウム鋼… 続きを読む

住宅部分の外観。斜線制限をクリアするため勾配を付けた屋根が独特のフォルムを形成する。白の塗り壁とガルバリウム鋼板に木のドアやバルコニーフェンスが彩りを添えている。「この尖がった部分がロフトスペースになっており、空間設計に大きな役割を果たしています」と設計担当者※以下の写真はすべて住宅部分

Ｆ邸の特色はリビング上部が勾配天井を生かした吹き抜けになっており、LDKを取り囲むようにロフトスペースが設けら… 続きを読む

Ｆ邸の特色はリビング上部が勾配天井を生かした吹き抜けになっており、LDKを取り囲むようにロフトスペースが設けられていること。ロフトは法規定を満たせば建築面積に算入されないため、建ぺい率・容積率が厳しい立地では有効なスペースだ。固定階段で往来できるので、収納スペースにしたり、子どもたちの遊び場や読書コーナーなど、日常的な使い方ができるのが好評だ

ハイサイドウィンドウやバルコニーを設けたことで、一日中、心地よい2階のLDK。「明るい吹き抜けは、鈴木建設さん… 続きを読む

ハイサイドウィンドウやバルコニーを設けたことで、一日中、心地よい2階のLDK。「明るい吹き抜けは、鈴木建設さんからの提案でした。家族が自然と集まってくる気持ちのいい場所です」とご夫妻。大きなサッシの向こうに店舗（工場）の建物が見えている。木製のルーバーによって表通りからの視線は気にならない

ナチュラルモダンのFさんの住まいは、間仕切りが最小限に抑えられた空間で、子どもたちも自然と走り回ったりしながら… 続きを読む

ナチュラルモダンのFさんの住まいは、間仕切りが最小限に抑えられた空間で、子どもたちも自然と走り回ったりしながら活動的になる。Fさんの下のお子さんは、写真のように造作の階段にぶら下がって遊ぶことがお気に入り。透き見のストリップ階段は光をまんべんなく部屋に取り入れる工夫だ

ロフトから見下ろすとＦ邸がいかに無垢材だけで構成された住まいであるかを実感できる。ロフトの床はもちろん手摺、階… 続きを読む

ロフトから見下ろすとＦ邸がいかに無垢材だけで構成された住まいであるかを実感できる。ロフトの床はもちろん手摺、階段の踏み板、2階リビングの床など、あえて節のある木材を用いてナチュラル感を堪能している。「白木がゆっくりと時間をかけて味わいのある色味に変化していくのが楽しみです」とご夫妻は目を輝かせる

玄関ドアを開けるとそこに広がっているのはタイル張りの土間玄関と木製のストリップ階段。この印象的な空間はアウトド… 続きを読む

玄関ドアを開けるとそこに広がっているのはタイル張りの土間玄関と木製のストリップ階段。この印象的な空間はアウトドア用品を置けるようにとFさんが要望したものだ。自転車スタンドには夫婦の趣味であるロードバイクが2台架けられており、絵になる。階段下もそのまま活用できるなど、ゆったりとしたスペースが確保されている

無垢の木の床が素足に心地いい子ども室。現在は勉強する机と2段ベッドが分離して設けられているが、お子さんが成長し… 続きを読む

無垢の木の床が素足に心地いい子ども室。現在は勉強する机と2段ベッドが分離して設けられているが、お子さんが成長した時には個室として仕切られるよう、スライド式の間仕切りがあらかじめ取り付けられている。「子育て世代の気持ちをよく理解した、可変性のある設計が気に入っています」と夫人

1.4ｍの高さに抑えられたロフトスペースは木の香りのする心地いい空間。本棚の他、ちょっとしたカウンターデスクも… 続きを読む

1.4ｍの高さに抑えられたロフトスペースは木の香りのする心地いい空間。本棚の他、ちょっとしたカウンターデスクも設置されている。特徴的なのはほとんどオープンで階下とつながる設計で、セカンドリビングと言ってもいいだろう。お子さんはもちろん、大人も集まって自由な時間を過ごすのに最適だ。「断熱性に優れた家だからでしょうか、夏場でもムッとする熱気がないのもいいですね」とＦさん

ゲストルームにもなる和室。「和の空間をどこかに欲しかったが、あまりにも伝統的な和室にはしたくなかった」とＦさん… 続きを読む

ゲストルームにもなる和室。「和の空間をどこかに欲しかったが、あまりにも伝統的な和室にはしたくなかった」とＦさん。そこで同社が提案したのは、まるで現代のアート作品のように色を塊で見せる和モダンの居室。畳も縁なしの琉球畳を用いてシンプルさを強調している。アクセントウォールのように見える濃いベージュのロールスクリーンの奥は収納になっている