「いいものを長く大切にしたい」と語るSさん。なるほど室内には長年使い続けたアンティーク家具やウィリアム・モリスのファブリックなどが見られた。「家は世代を超えて暮らすものですから、なおさら飽きのこない外観や住み心地が必要だと思います」。外観デザインはシンプルな左右対称のジョージアン・スタイルに。外壁は明るい天然石調を採用し、玄関に特注のアイアン庇を設けて個性を添えた。間取りはLDKをできる限り広くした上で、部屋数をピアノ室含めて5つ確保。また、以前の家で使っ… 続きを読む
「いいものを長く大切にしたい」と語るSさん。なるほど室内には長年使い続けたアンティーク家具やウィリアム・モリスのファブリックなどが見られた。「家は世代を超えて暮らすものですから、なおさら飽きのこない外観や住み心地が必要だと思います」。外観デザインはシンプルな左右対称のジョージアン・スタイルに。外壁は明るい天然石調を採用し、玄関に特注のアイアン庇を設けて個性を添えた。間取りはLDKをできる限り広くした上で、部屋数をピアノ室含めて5つ確保。また、以前の家で使っていた年代物の室内窓や照明を玄関ホールに設け、新居に思い出も取り入れている。「4年間暮らして感じたのは室内の心地よさと静かさ。エアコン1台でいつどこにいても快適だし、空気がきれい、結露も見なくなりました。外の騒音が気にならないし、ピアノの音も漏れません」。暮らすほど愛着の深まる住まいが叶ったという。
運命的な出会いは住宅展示場だったという。「これだと実感しました。特にジョージアン・スタイル。実は昔からずっと憧れ続けていた横浜異人館のイメージにすごく近かったんですね。セルコホームなら私たちの求める世界観を描いてくれると感じました。実際に提案されたプランは期待以上。また、長く安心して暮らすには構造も大切。その点でも地震に強い2×4工法が頼もしいと思いました」。
運命的な出会いは住宅展示場だったという。「これだと実感しました。特にジョージアン・スタイル。実は昔からずっと憧れ続けていた横浜異人館のイメージにすごく近かったんですね。セルコホームなら私たちの求める世界観を描いてくれると感じました。実際に提案されたプランは期待以上。また、長く安心して暮らすには構造も大切。その点でも地震に強い2×4工法が頼もしいと思いました」。
外観は18世紀から続くジョージアン・スタイル。明るい天然石調の外壁材はデザイン性とメンテナンスフリーを両立した優れ物
コストのメリハリをつけたこともポイント。外壁材は一般的なサイディングに近い価格でありながら、天然石の趣を巧みに表現した製品で、繋ぎ目も目立たず高級感がある。天然石に比べて価格を大きく抑えられるので、その分、外構などに予算を配分できたそう
ジョージアン・スタイルは Sさんの美意識を満たすだけでなく、総2階(1階と2階が同じ面積)なので、同じ建築面積ならより広い家を叶えやすい。Sさんは延床面積35坪でゆったりとしたLDKと5つの部屋を実現した
80年前にお父様が建てた家で使用していた室内窓を玄関とリビングの間の壁に設置(写真中央奥)。「私たちの想いをセルコホームの担当者が深く理解しているからこそ、こうした柔軟な対応をしてくれたんだと感謝しています」。リビングは床材にカナダ産オーク無垢材を採用した上質な趣。Sさんが長年愛用してきたアンティーク家具などがしっくりと馴染んでいた
キッチンは料理をしながら家族の顔が見えやすく開放的な対面式を採用。そして絶妙な高さの腰壁を設け、リビング側から手元が丸見えにならないように配慮した。また、腰壁の内側にタイルを、外側にウイリアム・モリスの壁紙を使うなど細部にもこだわった
外観のシンボルとなる玄関にも魅力的なアイテムをプラス。ダークブラウンの玄関ドアを際立たせるホワイトモールをあしらい、アイアンの庇を設けている。この優雅な庇はSさんのデザインをもとに、セルコホームが海外に発注して製作したもの
北側の玄関もリビングと温度差が少なく、夏も冬も心地よい温度に満たされている。また、玄関脇にはピアノ室を設けたが、特別な遮音対策をしていなくても演奏音が外に漏れないそう
室内は冷暖房がよく効き、早く設定温度に達して運転をセーブするので、快適で省エネルギー。主寝室は熱帯夜でも朝までぐっすり眠れ、真冬の朝も起きるのが辛くなくなったという
インテリアは基本的にシンプルなベースカラーを採用しているが、トイレなど要所要所に装飾的なクロスを取り入れ、空間に変化を持たせていた