「夫婦ふたりの暮らしを考えると、広い居住スペースというより、資産性の高い都心に自邸を持ちたかった」とMさん。都心ということで、狭小地での設計となった。当初は木造軸組工法によるスキップフロアのある住まいを考えていたが、大空間・大開口を可能にする軽量鉄骨造に変更。そして何度もプランを検討し、狭小地であっても開放的で居心地のよい住まいが完成した。南側に1階から3階までつながる吹き抜けを設けており、ここから陽光が降りそそぎ、明るさが満ちる。吹き抜けに設置している階… 続きを読む
「夫婦ふたりの暮らしを考えると、広い居住スペースというより、資産性の高い都心に自邸を持ちたかった」とMさん。都心ということで、狭小地での設計となった。当初は木造軸組工法によるスキップフロアのある住まいを考えていたが、大空間・大開口を可能にする軽量鉄骨造に変更。そして何度もプランを検討し、狭小地であっても開放的で居心地のよい住まいが完成した。南側に1階から3階までつながる吹き抜けを設けており、ここから陽光が降りそそぎ、明るさが満ちる。吹き抜けに設置している階段は、光を遮ることが少ないスケルトンタイプに。住まい全体が白を基調としていて、さらに明るさを感じさせる。そして、吹き抜けに階段を設けたことで、昇降の際には外の心地よさを感じることができる間取りに。気持ちが晴れやかになる住まいだ。「新居には、好きな絵や家具を配しています。ヴィンテージ家具や骨董品が好きなので、住まいというハコに好きな世界を取り込みながら楽しんでいきたいですね」と嬉しそうに語ってくれた。(同社社員邸※施主設計)
1階は車庫と納戸、水回りで構成。車庫から室内へ直接出入りできる動線をとった
1階は車庫と納戸、水回りで構成。車庫から室内へ直接出入りできる動線をとった
キッチンとダイニングはゆるやかに仕切り、リビングは土地の狭さを感じさせないよう広々と。採光・通風にも十分配慮した
キッチンとダイニングはゆるやかに仕切り、リビングは土地の狭さを感じさせないよう広々と。採光・通風にも十分配慮した
3階は寝室と大容量のウォークインクローゼット。書棚を活かして間仕切りしたことで出入りがしやすくなっている
3階は寝室と大容量のウォークインクローゼット。書棚を活かして間仕切りしたことで出入りがしやすくなっている
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 91.50m2 (27.6坪) |
敷地面積 | 58.69m2 (17.7坪) |
工法 | 鉄骨系プレハブ |
本体価格 | - |
竣工年月 | 2010年5月 |
住所 | 東京都葛飾区柴又7-1-11 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO(スーモ)を見て」とお伝え下さい。
東京都葛飾区柴又7-1-11
定休日:火曜日・水曜日
メイン外壁はガルバリウム鋼板を使用。シルバーの小波形状の縦貼りに、ブラックの大波形状の横貼りを組み合わせて、デザインにメリハリを効かせた。また、オーバーハングを採用して浮遊感を演出。斜線規制により切り取られた屋根が、個性的なファサードを生み出した
2階のダイニングキッチンは吊戸棚、洗濯機に至るまで白で統一した空間。バルコニーに面しているのでたっぷり光を取り込み、さらに明るく感じさせる
真っ白の空間の中、トイレの壁のみ漆黒のクロスを採用。パキッとしたコントラストに目を奪われる
吹き抜けの階段はスケルトンタイプをチョイス。バルコニーからの光を部屋の奥まで届けてくれる
吹き抜けから光が射し込む2階のリビングの一角。AV機器や小物は収納家具と一体の石貼りの衝立で隠し、すっきりとした空間を保てている
2階のリビングはモノを出さないようにしたミニマルな空間。グレーのなかに、ブルーのソファや手織りのじゅうたんが映える。高窓にすることで程よいこもり感があり、とてもリラックスできるそう
3階廊下に設けた可動式の書棚はウォークインクローゼットのドアを兼ねている。センターで分かれており、ウォークインクローゼットには左右からも中央からも出入りすることができる
食事を楽しめるよう、ダイニングキッチンにはあえてダイニングテーブルのみを置いている。赤いチェアが差し色に。目の前がマンションのため、バーチカルブラインドで視線を遮っている
2階と3階をつなぐ開放的な吹き抜けは、光を遮らないスケルトン階段を採用して、南からの陽光があふれる間取りに。階段の上り下りの際にその日の天気などを感じることができる
3階までつながる吹き抜けから3階の廊下や2階へ陽光が入り、住まいのいたるところで光を感じることができる
2階から3階への階段は踏板のみブラックとしたユニークなデザイン。吹き抜けからも十分な光が降り注ぐ
3階はウォークインクローゼットと寝室。床にブルーを入れてフロアごとに少しずつ表情を変えている。寝室にはスリット窓を入れてさりげなく採光に配慮
3階の可動棚をスライドさせるとウォークインクローゼットが現れる。天井の勾配に沿って採光窓を設けた。寝室は外側に軒を伸ばし光の入り具合を調整している
リビングの奥に書斎を設計。家族の気配を感じながらプライベートな落ち着きのある空間となった。また、小窓を設けて心地よさを取り入れている
玄関の上り框はステンレスフラットバーを曲げ加工し、デザインに変化をつけた。収納は浮遊させたことで、玄関の広がりを感じさせる。また、鏡の裏は収納になっており、外出着などを掛けておくことができる
洗面室とトイレを一体にして、清潔感のある白でまとめた。収納は最低限にして美しい空間に。浴室ドアを透明ガラスにすることで、奥行きに広がりを演出した
1階玄関ホールに隣接する納戸は、石目のタイル張り。フロートタイプの階段2段分床を下げ、縦の空間を広げている。間接照明も効果的に使用
3階のルーフバルコニー。手すりも視線を遮らないものを採用して視覚的な広さを演出。自然の光と風を存分に感じられるプライベートスペースだ
右手の扉はガレージ、左奥が納戸、左手の扉が洗面室につながる。玄関からもガレージからも室内に入ることができ、さらに帰宅してすぐに手を洗える動線を引いている
2階バルコニーのサッシを開ければ、オープンカフェのような雰囲気に。日の光をたっぷり浴びながら寛いだり食事したりできる。2階、3階部分は外に向けて壁と軒を伸ばし、意匠性を高めている