特別工業地区(トクベツコウギョウチク)の意味・解説
特別工業地区とは、特別用途地区の1つで、中小工場が多いエリアにおいて産業をより振興させるために市区町村が定めた地区のことです。
特別工業地区では、工場と調和しにくい飲食店等の進出を規制したり、工場の建設を容易にするような建築規制を実施しますが、建築規制の詳細は市区町村ごとの条例により異なります。例えば横浜市の場合、工業機能等を維持・保全するため、住宅、共同住宅、老人ホームや福祉ホーム等の建築を規制しています。
ちなみに特別用途地区とは、地方自治体の条例により 用途地域による建築物の制限を強化または緩和することができるようにした地区のことです。用途地域に重ねて指定されるため、用途地域の指定がないところに単独で指定されることはありません。
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