
グローバルボーイズグループ「DXTEEN」の最年少メンバー・田中笑太郎さんは、山梨県出身。富士山をはじめとする豊かな自然に囲まれて伸び伸びと育ったと言います。今年車の免許を取得し、山梨のさまざまな場所を巡っているという田中さん。幼少期の思い出の地から新たに見つけたスポットまで、山梨の魅力について語っていただきました。
清里高原のカレーが思い出の味

―― 田中さんは甲府出身とお聞きしています。幼少期、お気に入りだった地元のスポットは?
田中笑太郎さん(以下、田中):家の近くに昔ながらのクレープ屋さんがあって、そこには友達としょっちゅう行っていました。クレープとかソフトクリームを食べながらおしゃべりしてましたね。あとは、映画を見に行くときはやっぱりTOHOシネマズ甲府に行くのが定番だったかなあ。
でも、一番よく遊んだのは小学校かもしれないです。仲良しの友達がサッカーを習ってたので、放課後はその子の家でスパイクを借りて、またすぐに校庭に戻って遊んでました。
―― 外で遊ぶのが好きだったんですね。
田中:小学校の頃は、休み時間になると誰よりも早く校庭に出ていくタイプでした。活発で、勉強はあんまり好きじゃないほうだったかも……。もう少し小さい頃は、泥だんごづくりにもハマってましたね。先生がつくってくれるお手本の泥だんごを目指して、ピカピカになるまでずっと磨いてました(笑)。
―― 小学2年生のときには、ダンスを習い始めたそうですね。
田中:はい。先に僕のお姉ちゃんが家の近くのダンススクールに通ってたんです。その発表会を見ているうちに自分も踊りたくなって、小2からダンススクールに通い始めました。お姉ちゃんが一番上のクラスにいたので、同じクラスを目指して頑張っていた記憶があります。
数カ月に一度あるクラス分けのテストが厳しかったので、いざその日が近づいてくるとめちゃくちゃ緊張しちゃって……。テストの日だけ「休みたい」ってずっと思ってました。でも頑張って続けるうちに、なんとか一番上のクラスに行けたんです。それからはダンスが楽しくなりました。
―― ダンススクールの帰りなどに、ご家族とよく行っていたお店はありますか?
田中:家の近くにすっごくおいしい中華料理屋さんがあって、家族とよく行っていました。担々麺とか春巻きとかいろんなメニューがあって、大好きでしたね。実はいまもよく通っているのでお店の名前は教えられないんですけど(笑)、DXTEENとしてデビューしてからは、メンバーの平本健くんと谷口太一くんとも一緒に行ったことがあります。
―― ほかにも、ご家族やお友達とよく行っていた思い出深いスポットは?
田中:山梨の北のほうに清里高原という自然豊かな高原があって、学校がお休みの日はおじいちゃんやおばあちゃんと一緒によく行っていました。空気がすごくきれいで、夏でも涼しいところです。そこに「萌木の村ROCK」というレストランがあるんです。僕、ここのカレーが子どもの頃から大好きで。ちょっと辛めなんですけど、ベーコンとか卵がのった、ジブリ映画に出てきそうな見た目のカレーで、すごくおいしいです。
あと、清里高原には牛さんがたくさんいて、清泉寮ソフトクリームという乳牛のソフトクリーム も有名なんですよ。初めて食べたときは「こんなに新鮮なソフトクリーム食べたことない!」と感激したくらいのおいしさでした。清里高原に行くことがあったら、ぜひ食べてほしいですね。
メンバーにあげた信玄餅の余りをいつも食べてます

―― DXTEENとしてデビューする前は、メンバーと一緒に韓国で練習生期間を過ごしていました。当時はどんなことを考えながら日々の練習に臨んでいましたか?
田中:当時はまだ高校生で、急に親元を離れてまったく知らない土地に行くのは正直すごく不安でした。「やるからには頑張ろう」という気持ちで日本を離れたとはいえ、子どもの頃からダンスばっかりやってきたこともあって、歌やラップをどう練習すればいいのかわからなくて。
最初の頃はやっぱり「家に帰りたい」って思うこともあったんですけど、こんなに早く後ろ向きになっちゃダメだと思って、とにかく5人に追いつくぞっていう気持ちで頑張ってましたね。メンバーとすぐに仲良くなれたのも大きかったと思います。
―― 韓国でメンバーのみなさんと共同生活を送られていた際は、料理を担当することも多かったそうですね。地元の料理を振る舞ったりすることはありましたか?
田中:それはなかったかなあ。僕の家はお父さんもお母さんも料理が上手なので、お休みの日に料理を教えてもらったりすることが多くて。お父さんは特にいろんなジャンルの料理をつくってくれるので、そのときに習ったメニューを僕もつくったりしてました。
―― 田中さんの料理好きは、ご両親譲りなんですね。
田中:そうだと思います。この前も久しぶりに実家に帰ったんですけど、お父さんのだし巻き卵を久しぶりに食べて、やっぱりこの味だなあって思ったり。お母さんも「新しい料理をつくってみたよ!」ってアボカドのサラダを出してくれて、すごくおいしかったです。
……でもたぶん、山梨といえばほうとうってイメージですよね? 自分でつくったことはまだないんですけど、実家ではお母さんがよくつくってくれます。
―― 山梨の方はやっぱり、おうちでもほうとうを食べるんですね。
田中:よく食べますよ! 山梨県民からすると、ほうとうはむしろお店より家で食べるものかも。味噌をベースに、かぼちゃとか旬の野菜をたくさん入れてつくるんですけど、野菜の甘みがおいしいんです。
―― ほかにも、山梨県民ならではの思い出の味は何ですか?
田中:僕が子どもの頃、家族がよく「鳥もつ煮」を食べていて。興味本位で僕も一度食べてみたらめちゃくちゃおいしくて、それ以来、山梨に帰ったら決まって食べるようになりました。東京ではあんまり見ないですけど、地元だとたぶん、どんなお店にもふつうにあるメニューです。甘じょっぱく煮込んだ鶏のもつの上に、きんかんという鶏の部位がのってるんですよ。
あとはやっぱり、桔梗信玄餅ですかね。地元でもしょっちゅう食べてたんですけど、最近はお土産用に大量に買って東京に帰ってくることが多いので、メンバーにあげた信玄餅の余りをいつも僕が食べてます(笑)。
富士山、新鮮なフルーツ、夜景──魅力だらけの山梨

―― デビュー後は東京を拠点にされていますが、地元と東京にギャップを感じるのはどんなところですか?
田中:東京はビルが高いですけど、山梨は山が高い(笑)。山梨って、本当にどこにいても常に山に囲まれてるんですよ。これはやっぱりすごいことだなと思いますし、だからこそ空気がきれいなのがいいところですよね。景色をぐるっと360度見ていくと、そのうちのどこかに絶対に富士山がある。僕の実家からももちろん富士山は見えたんですけど、山梨の南のほう、河口湖辺りまで行くと本当に目の前なので、より迫力があります。
―― 「ここだけはほかの県に負けない」というポイントを挙げるとしたら、やっぱり富士山でしょうか?
田中:そうですね。富士山って静岡のものなのか山梨のものなのかでいつも戦っていると思うんですけど、山梨のだと思います(笑)。いや、別に誰のものでもないんですけどね! ただ見えるってだけだし。でも、富士山に当たり前のように見守られながら育ってきている点は、やっぱり山梨の強さだと思います。
あと、山梨はフルーツもすごくおいしい。桃はもちろん、シャインマスカットとか、ぶどうも新鮮です。実家にいた頃は農家の親戚から桃をよくもらってたので、朝ごはんにもしょっちゅう桃が出ていました。
いまでもフルーツは実家から送ってもらうことが多いので、自分で買ったことってないかも……。お母さんがシャインマスカットとか桃をたくさん送ってくれるので、メンバーにお裾分けすることも多いんですけど、そのたびにめちゃくちゃ喜ばれます。山梨に来られる方は、ぜひフルーツ狩りをしてほしいです!
―― では、「地元に帰ってきたな」と感じるのはどんな景色を見たときですか?
田中:僕、つい最近車の免許を取ったので、車で地元に帰ったんですけど、勝沼ICを下りながら見た夜景がきれいで「帰ってきたなあ」って思いました。東京の夜景って、高いビルを下から見上げることが多いじゃないですか。でも山梨は下に広がる夜景を上から眺められる場所が多いので、それもいいところだなって思います。
―― 夜景がきれいなスポットも多いですか?
田中:山梨県笛吹川フルーツ公園も夜景で有名だし、もう少し車で上ると、ほったらかし温泉があります。そこは湯船に浸かりながら、富士山と一緒に夜景も朝日も見られるんですよ。僕は朝日が見てみたくて、この前も朝の3時くらいに起きてメンバーの健くんと一緒に行ってきました。旅館の朝ごはんも昔ながらの和食という感じで、すごくおいしかったです。
―― 免許を取られたばかりということもあって、いろいろなスポットに車で行かれているんですね。
田中:山梨は東京から車だと意外と近いし、せっかくだからいろんなところに行きたいなと思って。今度行ってみたいと思っているのが、白州の尾白川渓谷です。子どもの頃、夏休みになると友達の家族によく連れていってもらっていた渓谷なんですけど、とにかく水がきれいな癒やしスポットで、夏休みの思い出が詰まっている川で。近いうちに、車を走らせて行ってみたいなと思ってます。
いつかコニファーフォレストをNICOで埋めてみたい

―― DXTEENは6人とも地方出身ですが、メンバーのみなさんとそれぞれの地元についてのトークをすることはありますか?
田中:僕はどちらかというとメンバーの地元の話を聞くことのほうが多いんです。けど、山梨のおすすめスポットはたまに話します。「今度みんなで行こうよ!」って。実際にいままで、メンバーと2回山梨に行ったんです。さっきお話しした僕が好きな中華料理屋さんとか、ほったらかし温泉に寄って。帰りは静岡のほうまで行って、アウトレットを見て帰ってきました。
……あ、あと、地元トークでいうと、僕らはみんなそれぞれの出身地の方言があるのがおもしろいかもしれないですね。僕が標準語だと思ってふつうにしゃべってた言葉が、甲州弁だってわかってびっくりしたこともあって。
―― どんな言葉ですか?
田中:メンバーに「それ、~~け?」って聞いたんですよ。完全に無意識だったんですけど、「け?」ってどうやら方言らしくて。地元に帰ると友達や家族がみんなそういうしゃべり方なので、気づかない間にうつっちゃうんですよね。おじいちゃんやおばあちゃんは「~ずら」って言ったりするし。
でも、メンバーもみんな地元から帰ってくると地元の言葉とかノリがちょっとだけ残ってたりするので、おもしろいなっていつも思います。健くんは特に、関西に行ったあとはいつもめちゃくちゃ関西ノリです(笑)。
―― 最後に、田中さんが今後、地元・山梨でかなえたい夢やチャレンジしてみたい仕事はありますか?
田中:メンバーの福田歩汰くんが「とちぎ未来大使」を務めているんですけど、地元に貢献するという意味でも、僕もそういった大使はやってみたいです。あと、山梨ならではのイベントとして「信玄公祭り」という、武田信玄の出陣を再現したお祭りがあるんです。ダンスやパレードですごく盛り上がるお祭りなので、それにも出てみたいですね。
それから、いつかライブをしてNICO(DXTEENのファンネーム)で絶対 に埋めたいと思っている会場が、富士急ハイランドのコニファーフォレスト。ここ、たぶん山梨で一番人が入る会場 (※約1万5000~2万人)だと思うんです。富士急は東京の友達とも地元の友達ともよく遊びに行った思い出の場所なので、いつかDXTEENのライブでコニファーフォレストをいっぱいにできたら、きっとめちゃくちゃうれしいだろうなって思います。

お話を伺った人:田中笑太郎さん
2005年10月18日生まれ。山梨県出身。練習生期間を経て2023年、6人組グローバルボーイズグループ「DXTEEN」としてデビュー。2026年1月9日(金)には有明アリーナで「2026 DXTEEN ARENA LIVE 〜FULL OUT!〜」を開催予定。
編集:ピース株式会社
