映画『無名の人生』は、仙台郊外の団地で過ごした少年期と、八幡山⇄歌舞伎町のモラトリアム生活から生まれた|文・鈴木竜也(映画監督)

東京で暮らしていると、不意にホッとする瞬間がある。街中でサンドウィッチマンさんが出ている看板広告を見かけた時、物産展かなんかで萩の月を見かけた時。それと、移動中の電車の窓から団地っぽいエリアを見かけた時……。そう話すのは、映画監督の鈴木竜也…