玄関からそのままリビング、フォーマルダイニングへと続くオープンな間取り。ひと続きとはいえ、ダイニングは玄関から直接見えないように設計されている。リビング入り口に下がり壁を設けて空間をさりげなくゾーニング。玄関ホールが吹抜けになっているのに対し、リビング、ダイニングには天井を張り、落ち着いた雰囲気に /ノアデザインインク

雑木林のような庭に囲まれた家のリビングとコンサバトリー(写真1) 。ウッドデッキに面した大きな開口部から光がたっぷりと差し込み、ソファに座れば、庭の景色がまるで絵のように眺められる。ここまで自然が豊かでない場合でも、外にお気に入りのシンボルツリーを植えるだけで、季節感豊かな空間づくりができる /セルコホーム

ゲストをもてなすことの多い欧米人は、ダイニングのほかに、家族や気の置けない友人と食事を楽しむ空間を設けることも多い。写真はそんな気軽なおもてなしにとつくられたコンサバトリー。ダイニング（写真2）から直接出られる。光が降り注ぐ日中もよいが、星を眺めながらの夜のパーティーも楽しい /ノアデザインインク

オープンなキッチンが人気だが、輸入住宅では独立型キッチンの人気も根強い。リビングやダイニングに生活感が出ないからというのが主な理由だが、急な来客時でも慌てなくてすむし、油煙などで家具やカーテンが汚れる心配が少ない。壁面が多く収納スペースを取りやすく、料理に集中できるのも料理好きには魅力だ /フロンヴィルホーム千葉

緩やかなカーブを描くサーキュラー階段とシャンデリアが印象的なゴージャスなエントランス。大理石張りのホールは階段の左手でサークル状になり(写真1)、そこからリビングとダイニングへと続く。LDへの入り口を2つに分けることで、空間に変化をつけている /フロンヴィルホーム千葉

約8畳の広さがある玄関ホール。玄関ドアを入ってすぐ左手は大型のシューズクローク、ホール正面にも来客時にはゲスト用クロークとしても使えるたっぷりの収納を設けたプランだ。さらに、収納の扉を鏡張りにして、広がりの演出も。住まいをいつでも美しくしておくには、要所要所にこうした収納スペースを設け、掃除しやすくしておくこともポイント /メープルホームズインターナショナル

バス、トイレ、洗面をひとつの空間にまとめた「3in1」のプラン。スペースを有効に使え、バスルームものびのび。写真の家は、床をほかの部屋と同じフローリングにして、プチホテルのような落ち着いた雰囲気に。バスタブから水があふれても大丈夫なように、バスタブの外側に排水溝、さらに手前には立ち上がりを設けている /ブルースホーム

バスルームのデザインを重視する人に人気なのが、ネコ脚と呼ばれるスタンディングバス。３in１のバスルームにネコ脚タブがあれば、外国映画のワンシーンのようなバスタイムも可能だ。ただし、このタイプのバスタブはタブ自体やタブ下部の床の清掃に意外に手がかかるので、こまめに掃除ができる人にオススメ /メープルホームズインターナショナル

ヨーロピアンスタイルの家などで見かける多角形の空間(塔屋)
は、輸入住宅ファンの憧れ。リビングやダイニングといったパブリックスペースにするケースが多いが、このプランでは贅沢にプライベート空間にしている。下(写真2)は同じフロアに設けられた3in1タイプのサニタリー。白を基調に、インテリアテイストを統一している /ブルースホーム

欧米ではごく一般的なのに、日本の住宅ではまだ少数派なのがベッドルーム内のバスルーム。プライベートタイムを重視したいならぜひ考えたいプランのひとつだ。主寝室だけでなく、ゲストルームにもバスルームを設ければお客さまもリラックスできるはず。洗面とトイレのほかにシャワールームがあるだけでも快適だ /東急ホームズ