お子さんの独立とお母様の体調の変化を機に、機能性、快適性、安全性を高めるリフォームを決意したTさん。120年の歴史を刻んできた日本家屋の魅力を存分に生かしたデザインに、現代の技術や設備で心地よさが高まって、納得のリフォームができたと満足そうだ。「古民家リフォームは難しいと聞いていたので、当初は大手さんに依頼しようかと思っていましたが、ロビンさんは実績も十分で知識も豊富。アットホームな雰囲気で相談しやすく、私たちが考えていることも伝えやすかったです」とTさん。「リフォームしていない箇所のメンテナンスについて相談できるのも、ロビンさんだからかな。長いお付き合いをしたいですね」。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 母+夫60代+妻50代 |
築年数 | 120年 |
間取り | [ Before ] その他 → [ After ] その他 |
目的 | バリアフリー、家の老朽化、デザイン重視 |
リフォーム箇所 | 玄関、リビング・ダイニング、キッチン、洋室、トイレ、洗面所他 |
新しくした設備 | キッチン/LIXIL(アレスタ) ユニットバス/TOTO(サザナ) トイレ/TOTO(GG1) 洗面化粧台/NORITZ(キューボ) |
費用 | 950万円 |
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費用概算 | 工事費一式: 9,500,000円 |
工期 | 2.5ヶ月 |
リフォーム面積 | 96.00平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
打合せの早い段階から、設計士さんと直接話ができたこと。しかも設計士さんが女性だったことが決め手の1つになりました。女性ならではの細やかな配慮、妻の感じている不便も的確に理解し、設計してくれたところがよかったですね。妻も話しやすかったようです。
お子様の独立やお母様の骨折を機に、段差を解消するバリアフリー工事を希望されたT様。工事をするのであれば、積年気になっていた寒さや、老朽化し使いにくい水回りも一新したいというご要望でした。
今回のリフォームのポイントはご家族全員が“心地よい”と感じて頂ける空間を造ること。段差や寒さを解消するだけでなく、動線を整え、収納を増やすなど、暮らしの質を高める工夫も施しました。この先も安心して暮らして頂けるよう構造面もチェックし、敷居を水平に入れ直すなど、技術面にも力を注いでいます。内装は、機能的でシンプルなデザインを求めていらっしゃったT様のご要望と、建物が持つ風情を活かしたいという弊社の想いを融合。歴史ある建具や梁が、T様邸ならではの個性となって、空間を豊かに演出しています。
二級建築士/稲垣 恵
昔ながらの住まいには、お母様にとって危険な段差がいっぱい。今回のリフォームではなるべく段差をなくしフラットにしながら、解消できない段差はステップを広くして段差を緩やかにし、安全性を高めました。廊下や水回りも広くして、バリアフリー対応にしています。
広いが使いにくく段差もあった玄関
幅広のステップで段差を緩やかに。お母様も使いやすくなった
40年前に一度リフォームしたものの、水回りの老朽化が気になり、使いにくさも感じていたTさん。家事ストレスを減らすため、水回りの設備は先進のものに一新しました。断熱材も新たに施して、快適性もアップさせました。
広すぎて動線にムダが多かったダイニング・キッチン
動線を整え家事もスムーズ。家事中にTVが観られる対面キッチンに
当初、“古民家らしさ”よりも、明るくモダンな雰囲気にしたいと要望していたTさんですが、年月を経て風合いが増した建具や梁を活かした同社のデザインを気に入り、古き良きものと新しいものが融合した古民家デザインが完成しました。
あまり寛げなかったダイニング・キッチン横の和室
味わいのある建具、梁を活かした和モダンなリビングに
約8畳あったという広い土間玄関は、広すぎて使いにくかったとTさん。そこで土間にホールを造り、まるで老舗旅館のような重厚感ある雰囲気に仕上げた。玄関正面には既存の障子や建具を壁面の装飾として使用。新設した引き戸はかつての建具と馴染むようにデザインされている
ダイニング・キッチンは、これまでこの家が刻んできた歴史を感じさせる立派な梁がアクセント。「天井を解体してみて、状態が良ければ梁を見せましょう」と同社から提案したそう。天井や壁には断熱材を入れ直し、懸念だった寒さを解消。家族全員が心地よく過ごせる空間となった。「家の中の温度差が少なくなったので、体の負担も減ったように感じます」とTさん
壁に向かって家事をしていたこと、広すぎて使いにくかったことを解消したいと、キッチンは以前よりコンパクトにして対面式に。背面には腰高の収納を造りつけ、欲しいものにすぐ手が届くよう設計されている。洗面脱衣室との間には大きなパントリーも設置。階段下を有効活用し、大量のストックもすっきり収納できるようになっている
「リフォーム前は、部屋数はあるのに落ち着ける居場所がなかったですね」とTさん。新設したリビングは、ダイニング・キッチンと隣接する和室だった場所。キッチン・ダイニングよりも落ち着いた色合いにしたことで、夫が一番長い時間を過ごす場所として生まれ変わった。古い水屋のようなデザインの造りつけ収納が生きるデザインになっている
リフォーム前は、1階のトイレは外にあったとTさん。そこで以前は通り土間だったスペースにトイレを新設した。お母様の部屋とも隣接しており、移動もスムーズ。車椅子でも利用しやすいように、出入口を2枚引き戸にしている
洗面脱衣室や浴室は新しい設備に変えてリフレッシュ。真っ白なものを選んだことで、清潔感あふれる明るい空間となった。お母様が使用しやすいように広さにゆとりを持たせていることもポイント。断熱性も高めて、ヒートショックの心配も減らしている
会社名 |
株式会社ロビン(株式会社ロビン)
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