Oさんのお住まいは築80年。大きな地震のニュースを見て自宅の状態が心配になり、耐震リフォームを決意されました。「祖父が選りすぐりの材木で建てた養蚕農家の造りで、愛着も深いので壊してしまうのはしのびなくて。今の暮らしに合った明るく開放的な間取りに変えつつ、古い梁や建具などを生かした趣ある住まいに蘇らせたいと思いました」とOさん。見どころは玄関ホールとセカンドリビング。隠れていた梁を見せ、簀の子状の吹き抜け天井から灯りが漏れるように演出しています。高い窓から光が差し込み、明るさも見違えるよう。耐震性や気密・断熱性も高まり、安心・快適な暮らしになりました。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 母+夫婦+子ども1人 |
築年数 | 80年 |
間取り | [ Before ] その他 → [ After ] その他 |
目的 | 耐震補強、間取り変更・スケルトン、デザイン重視 |
リフォーム箇所 | リビング・ダイニング、玄関、和室、階段、外壁・屋根、その他 |
新しくした設備 | 床材/LIXIL、建具/LIXIL、洗面化粧台/TOTO、ユニットバス/TOTO、トイレ/TOTO |
費用 | 3100万円 |
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費用概算 |
仮設解体工事: 4,500,000円 屋根・外壁工事: 6,000,000円 基礎工事: 3,000,000円 内装・建具工事: 8,000,000円 木工事: 6,500,000円 電気・給排水工事: 1,500,000円 設備工事: 1,000,000円 その他工事: 500,000円 |
工期 | 4ヶ月 |
リフォーム面積 | 199.25平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
私は25年来のダイワハウスのアパートオーナーで、その営業担当者が長田さんでした。長年、信頼しており、相談もしやすいことから、自宅リフォームも長田さんにお願いしました。まるでご自分の家をリフォームするかのように、プロの目で親身になってアドバイスをしてもらえたのがありがたかったですね。
古い養蚕農家の造りで、広縁の廊下はすべて掃き出し窓で耐震壁がなく、地震に大きな不安をお持ちでした。また、昔ながらの田の字の間取りが不便で、1階の和室3室はあまり使われていませんでした。敷居や段差があちこちにあって躓く危険があること、冬は隙間風が入り、寒いことにもお悩みでした。
まず、床や壁を取り払ってほぼスケルトン状態にし、ベタ基礎に打ち替え、傷んでいた床下や梁を補修・補強。外壁に体力壁をバランス良く入れて耐震性能を高め、断熱材で気密・断熱性能も向上させました。リフォームの見どころは大きく広げた玄関ホールと、2部屋を取り払ってつくったセカンドリビングです。どちらも吹き抜けにして隠れていた古い梁と柱を見せ、さらに2階の天井ボードも剥がして簀の子状の構造を見せ、照明の灯りが美しく漏れる演出をしています。塗装で色味も揃えて、新旧の部材を美しく一体化させました。
営業担当/長田 紘和
耐震診断の結果、心配していたとおり耐震性がかなり脆弱とわかり、構造から見直して耐震改修を実施。束石の上に柱を乗せた昔ながらの基礎をコンクリートのベタ基礎に打ち替え、全面が掃き出し窓だった広縁側は、耐震壁をバランスよく入れて補強。傾いていた柱は両脇を固めて太く補強し、安心の耐震性能に向上させました。
玄関の壁をずらし、階段も撤去して広々とした玄関ホールに。また、使っていなかった和室と洋室を取り払って、憩いのセカンドリビングに変えました。さらに2階の2部屋を撤去して吹き抜け天井にし、味わいある古い梁と柱を見せています。「吹き抜けになって開放感もひとしお。気持ちにもゆとりが生まれました」とOさん。
千本格子の建具、レトロな窓ガラス、書院や欄間の組子細工など、古い部材を活かして趣豊かな住空間に仕上げました。「解体して古いものが出てくると、大工さんが上手な再利用を提案してくれました」とOさん。梁と柱はダークに塗装し、大黒柱を2階まで付け加えて通し柱に見せるなど、新旧を違和感なく調和させています。
和室と洋室を取り払い、天井も撤去して創り出した開放感あふれる吹き抜けのセカンドリビング。小屋裏の簀の子状の板間から灯りが漏れて、間接照明のような雰囲気だ。建具や2階壁の3連のガラス窓は既存のものを再利用したもの。レトロな雰囲気が味わい深い。建具は障子戸を外すと夏仕様の建具となり、風通しが得られる
壁の位置をずらして広げた玄関ホール。階段を撤去し、天井も取り払い、ダイナミックな吹き抜けにして縦横に走る梁を見せた。さらに2階の天井ボードも撤去して、簀の子状の床を現しにしている。吹き抜けに長い和紙のペンダント照明を設置。千本格子の建具は和室に使われていた80年前のもの。今回、袴をはかせて高さを調整し、再利用した
趣豊かな奥の本格和室は、既存のしつらえを大事に生かして再生した。傾いていた柱は両脇を化粧部材で固めて太くし、まっすぐに補強。壁を灰味のある淡い青色で再塗装し、見事な組子細工の書院の欄間や障子は洗ってきれいに蘇らせている
1階部分にサイディングを張り、2階部分は再塗装をして美しく蘇らせた外観。腰壁を配した外壁で落ち着いた佇まいになった。グレータイル床の玄関ポーチに、木調格子デザインの玄関引き戸が調和。屋根は瓦の土を除去して軽くし、耐震壁をバランスよく配して耐震性も向上させた
会社名 |
大和ハウスリフォーム(大和ハウスリフォーム株式会社)
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対応エリア |
全国
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会社概要データ |
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お問い合わせ先 (TEL・FAX) |
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