祖母から譲り受けた築60年の木造住宅にお住まいだったGさんご夫妻。耐震面の心配から、リフォームすることにしました。細かく仕切られた間取りで風通しも悪かったため、1、2階とも仕切りのないワンルームに。1階はLDK、2階は寝室などプライベートな空間に分けました。祖母と暮らしていた頃の思い出も残したいというご希望により、障子やガラスは新しい建具に組み込んで再利用。光と風を通すように窓を配置しなおしたり、無垢材や珪藻土など自然素材もたっぷりと取り入れたりと、住み心地の良さも大切にしました。心配していた耐震面も補強をしっかりと実施。夫婦2人が安心して暮らせる居心地のいい住まいへと生まれ変わりました。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 夫婦+猫1匹 |
築年数 | 60年 |
間取り | [ Before ] 5K → [ After ] 2LDK |
目的 | 収納力UP、耐震補強、間取り変更・スケルトン |
リフォーム箇所 | LDK、キッチン、トイレ、洗面所、収納、寝室、階段、玄関、外壁・屋根、バルコニー・エクステリア、書斎 |
新しくした設備 | 床 クリ無垢材(1階)・オーク無垢材(2階) 壁・天井 珪藻土 造作家具 タモ材 造作建具 タモ材(リビング・洗面室)・カバザクラ(トイレ) ウッドデッキ セランガンバツ材 |
費用 | 2480万円 |
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費用概算 |
仮設・解体: 2,000,000円 木工・内部造作・家具他: 10,000,000円 建具工事: 2,000,000円 内装仕上げ 他: 1,500,000円 什器設備: 900,000円 設備工事: 1,500,000円 床暖房設備工事: 900,000円 屋根・外装・デッキ工事: 4,000,000円 その他: 2,000,000円 |
工期 | 4ヶ月 |
リフォーム面積 | 87平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
最初、他の会社に相談していたのですが、建て替えを勧められてしまったんです。私たちはリフォームを希望していたので、あらためてリフォーム会社を探していてstylekoubouさんのホームページを見つけました。私たちの希望や想いをきちんとわかってくれて、親身に相談に乗ってくれたのが嬉しかったですね。
築60年が経過した2階建ての木造住宅で、耐震性と老朽化に不安をお持ちだったのと、細かく仕切られた間取りが使いづらく、光や風も通らず閉塞感がありました。また、内装は古いものを活かしつつ自分たちの好みのスタイルを取り入れたいとお考えでした。
大きな間取り変更と耐震補強が必要だったため、構造体のみを残すスケルトンリフォームを行いました。夫婦2人の生活ということで、1階をLDK、2階をプライベートスペースに分け、それぞれ広々としたワンルームに。特に2階は扉が一つもないオープンな空間を提案しました。周囲に家が隣接しているため、窓の位置や大きさを工夫することで、外からの視線が気にならないように配慮しつつ、光と風が通るようにしています。内装には珪藻土と無垢材を、さらに間接照明でゆったりと落ち着ける居心地のいい空間を演出しました。
プランナー・一級建築士/於保誠之
2階のプライベートスペースには、本好きなご夫妻の蔵書をたっぷり収納できる書庫を。隣には大容量のウォークインクロゼットを設けました。収納不足を心配していたキッチンには、壁の厚みを利用してコップや小物などを飾りながら収納できるニッチを造作。空間を有効活用しました。
構造体のみ残すスケルトンリフォームだったため、すべての構造材をしっかりとチェック。傷みのあるものは入れ替えたり、強度に不安がある部分は柱や梁を追加したりしました。耐震金物や構造用合板で建物全体を補強。木製サッシだった窓もすべてアルミサッシに変え、強度を上げながら寒さ対策も行いました。
夫婦2人で居心地良く暮らせる住まいにしたいというご希望により、1階、2階とも間仕切りの壁と建具をなくしたワンルームへと間取りを変更。1階はLDKと水まわり、2階は寝室と収納からなるプライベートスペースというシンプルで使いやすい住まいとなりました。
3つの洋室と廊下に分けられていた間仕切りをなくし、広々としたリビング・ダイニングを実現。間仕切りがあった部分の柱は補強を兼ねてそのまま残し、塗装しなおして化粧柱に。リビングの外にはウッドデッキを造作した。床はクリ無垢材。壁と天井は珪藻土仕上げ
ダイニングテーブルの周りには、壁に沿って収納カウンターを造作。リビングでパソコンをしたいという希望により、パソコンデスクとしても使えるようにした。階段はリビングに取り込み、リビング階段に。階段下も収納として空間を有効活用している。奥の洗面室につながるガラス入りの建具は、以前の住まいで使われていたガラスを取り入れて造作した
収納棚付きの洗面台はタモ材で造作。棚の部分は出し入れのしやすさとコストダウンを考え、扉のないオープンなデザインに。Gさんご夫妻は2人とも背が高いため、洗面台の高さも通常より高めに設計した
2階はプライベートな空間として、寝室と書斎・収納スペースに。ベッドの壁の向こう側には書斎、書庫、ウォークインクロゼットが並ぶ。いずれも壁でゆるやかに仕切られているものの、ドアはなくオープンになっている。左手の障子窓は以前の建物で使われていたものを再利用した。床はオーク無垢材
1階南側の中央にあった玄関は端に移動し、その分、LDKの空間を広く確保できるように。大容量の下足収納は造作。扉は横の柾目が美しいタモ材を。カウンター部分の壁に窓を入れる予定だったが、隣家と接していて視線が気になるため、上棚の上に明かりとりの窓を設けた
外壁は塗装仕上げ。屋根もコロニアルに葺き替えてイメージを一新。リビング前には念願のウッドデッキを。あまり閉じた印象にはしたくないというご希望により、玄関とデッキ前には隙間のあいたルーバー型のウッドフェンスを設けた。アプローチの敷石には、存在感のある大谷石を採用
会社名 |
stylekoubou(スタイル工房)(株式会社 スタイル工房)
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