10年前に購入した建売住宅にお住まいだったSさんご夫妻。狭くて使いづらいリビングや水まわりなど、住まい全体の不満を解消するためにリフォームを決意しました。限りある空間に広がりを持たせるため、リビングは天井を上げ、出てきた梁は塗装してそのまま見せるデザインに。壁にはガラスブロックをはめ込むことで、できるだけ光を取り込むようにしました。階段は光と風を通すらせん階段を採用。視線が縦方向にも抜けるため、より開放感を感じさせます。洗面室・トイレは仕切りのない一つの空間にまとめることで狭さを解消。光と風を活かした心地よい住空間に、「リビングで過ごす時間が長くなりました」と大満足のご夫妻です。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 夫婦 |
築年数 | 10年 |
間取り | [ Before ] 3LDK → [ After ] 3LDK |
目的 | デザイン重視、耐震補強、自然素材 |
リフォーム箇所 | リビング・ダイニング、キッチン、浴室・バス、トイレ、洗面所、収納、階段、玄関、外壁・屋根 |
新しくした設備 | 床 カバ無垢材(リビング・ダイニング)、磁器タイル(水まわり・玄関) 壁・天井 漆喰(カルクウォール) サッシ YKK 補強材 J-フレーム バス YAMAHA 階段 造作らせん階段 キッチン・洗面台 TOTO |
費用 | 1650万円 |
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費用概算 |
仮設・解体: 1,500,000円 構造補強・木工・造作・建具: 4,400,000円 内装仕上げ・床暖房: 2,700,000円 什器設備: 4,000,000円 設備工事: 1,600,000円 その他: 2,300,000円 |
工期 | 90日 |
リフォーム面積 | 45.00平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
水まわり、デザイン、間取り、すべての希望を叶えてくれるリフォーム会社を探していました。チラシを見てショールームを訪れたところ、自然素材を使った雰囲気が私たちのイメージにぴったりでした。ショールームで開催されていた家具展の家具にも惹かれました。今も部屋に合わせてソファを作ってもらっているんですよ。
狭くて使いづらい浴室やトイレなどの水まわり、造り付けの収納棚で暗く仕切られたキッチンが不満でした。また、なぜか居心地が悪くくつろぐことができないリビングを、自然素材を使った心地よい空間にしたいと希望していました。
居心地のよい住空間を実現するために、光と風の通り道を作ることを考えました。そこで、ドアの上の壁に開口部を設け、風と視線が同時に抜けるように。ドアは開け放すことで常に風が通る引戸を使いました。限られた空間に広がりをもたせるため、天井はできるだけ上げて、梁を見せるデザインに。階段室はなくし、リビングにコンパクトに収まるらせん階段を提案しました。キッチンを仕切っていた収納は撤去し、開放感のあるカウンターキッチンを。浴室・洗面室・トイレは一体化させることでゆったりとした空間を実現しました。
プランナー・一級建築士/於保誠之
南仏プロヴァンス風の温もりのあるデザインがSさんのご希望でした。そこで、壁は漆喰を使った塗り壁に、扉はアーチ型のデザインを採用。収納扉の取っ手にはアイアンを使いアクセントにしています。また、同じ扉もリビング側は濃茶に、玄関側は白に塗り分けるなど、各部屋の印象を大切にした色遣いにこだわりました。
開放感を出すために、リビングを仕切っていた収納と壁を撤去。構造上柱を入れることが必要でしたが、柱や梁を入れるとせっかくの広々とした空間がふさがってしまいます。そこで、視線を遮らない門型の「J-フレーム」を採用しました。また、構造体は柱と土台をホールダウン金物で固定。さらに強度を高めました。
できるだけ自然素材を使いたいというご希望により、床はカバの無垢材を、壁はスイス漆喰のカルクウォールを採用しました。キッチンの家電収納やリビングの本棚などの造作家具はカバザクラを。2階の壁は紙クロスに張り替えるなど、自然素材をふんだんに使いました。
カバの無垢材の床に漆喰の壁と、自然素材に包まれた心地よいリビング。天井はできるだけ上げて開放感を演出。出てきた梁は塗装して見せるデザインに。プロヴァンス風を意識したアーチ型のドアは、梁と同じ濃茶で塗装。らせん階段前に見える門型のフレームが耐震補強も兼ねた「J-フレーム」。タイルを貼り、リビングのアクセントにも
アイアンと木材で造作したオリジナルのらせん階段。2階に設けられたオーニング窓から入る光と風が、らせん階段を通して1階まで届く。階段の奥は、デッドスペースを利用して造り付けの本棚を設置。右手のアーチ型のドアの奥は洗面室へとつながる
造り付けの収納棚でふさがれて暗かったキッチンは、収納棚を撤去し、オープンなカウンターキッチンを。オレンジを差し色に使い、さらに明るい雰囲気を演出している。後ろの食器棚はカバザクラで造作。壁面ラインをそろえ、すっきりとまとめた
玄関、ホール、洗面室は同じ300mm角の磁器タイル貼り。洗面室のドアを開けると玄関から浴室まで視線が抜け、空間の繋がりを生み出す効果を演出している。濃茶のリビングの引戸は、タイルの雰囲気に合わせ玄関側は白色に塗装。大容量の玄関収納はカバザクラの造作。取っ手はプロヴァンスのイメージを取り入れ、アイアンを使った
洗面室・トイレ・浴室はご夫婦二人暮らしということもあり一体化。トイレの背面は造り付けの収納棚で空間を有効利用している。縦長の窓は上下を同時に開けることが可能なタイプ。常に自然の風で換気ができる
浴室と洗面室はガラス戸で仕切り、視界が広がるように。浴室はミスト付き、洗面室の床には床暖房を入れるなど、リラックスできる快適な住空間づくりにこだわった
会社名 |
stylekoubou(スタイル工房)(株式会社 スタイル工房)
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