失敗しない中古の選び方

中古リノベに興味はあるけど、「複数の物件を見ても違いがよくわからない……。

何に注意してチェックするべき?」などと不安で踏み出せずにいる人も多いのでは? 

今回は、中古物件選びのチェックポイントをご紹介します。

 

物件選びのポイント1.立地や周辺環境など変えられない要素を確認

物件の下見に行くと、その住まいでどのように暮らせるのかをイメージしたくなるため、

ついつい内装デザインや間取りなどに注意が向いてしまうもの。

しかし、気を取られがちな部分の大半は、基本的にリノベで自分の好みに合わせて変更できる。

物件選定時にまず見るべきは、立地や日当たりなど、購入後に変えようと思っても変えられない要素。

ここをしっかり見定めるためにも、希望するライフスタイルを明確にしておこう

【まずは見ておきたい5つのポイント】

  • 立地
  • 日当たり・眺望
  • 共用部(マンションの場合)
  • 契約電気容量(マンションの場合)
  • 給湯器(マンションの場合)

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(画像提供/PIXTA)

 

物件選びのポイント2.希望のリノベを実現できるかをチェック

物件を選ぶ上では、希望するリノベを実現できるかどうかという視点も欠かせない。

ただし、この点を確認するには、専門の知見を要する。

間取り変更などを伴う大掛かりなリノベはもちろんだが、床材の張り替え程度でも、

思わぬ制約で希望どおりにいかなかったり、思った以上のコストが必要になることがあるからだ。

また、一戸建ての場合は「柱や筋交いなどに補強工事が必要」「壁や天井に断熱材を入れるべき」など、

想定外の工事を要することもある。

そこで、リノベ会社には物件探しの段階から相談をもちかけておきたい。

アドバイスを受けながら理想の住まい像を詰めておき、気になる物件の見学には同行してもらおう。

 

 【よくある要望とチェックポイント】

  • 「LDKを広くしたい!」

建物自体の構造と間取り変更に伴う柱や壁の撤去が可能か

  • 「水まわりを移動させたい!」

床下の配水管がどのように通っているか(マンションの場合)

  • 「床材を張り替えたい!」

管理規約で床材の材質や遮音性が制限されていないか(マンションの場合)

 

そもそも、住まいに求める条件が固まっていなければ、

物件選びの際も軸が定まらず、場合によっては購入後の後悔につながることもある。

住まい探しを始める前に、新居でどのようなライフスタイルを実現させたいのか、

そのためにはどのようなリノベを施すべきなのかを、リノベ会社に相談しながら整理しておこう。

候補物件を絞ったらリノベ会社にも現地に出向いてもらい、求めるリノベを施せるのかという視点で

チェックしてもらうといい。その上で、理想の住まいを手に入れよう。

 

構成・文/竹内太郎



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