
トイレのリフォームを考えるときに検討するべきことの一つとして「手洗い」があります。以前はトイレタンク部分に手洗いがついた設備が一般的でしたが、近年普及しているタンクレストイレだと別途手洗い器が必要ですし、そもそもトイレの中に手洗い器は必要なのかな?と考える方もいるはず。
トイレの手洗いについてはおおよそ4つのスタイルに分けられます。今回はそれぞれのスタイルのメリット・デメリットを事例とともにご紹介します。
トイレリフォームをお考えの際はご参考にしてみてください。
【1】手洗い付きのタンク式トイレを採用

昔から一般的だったのがトイレタンクの上に手洗いが付いているこのタイプ。
価格はタンクレストイレに比べて安いため、現在でも根強い人気があります。
このタイプのトイレの場合、手洗いはタンク部分と一体になっているため、限られたスペースでも手洗いを設置できて合理的です。またトイレの水を流せば自動で手洗いの水も出てくるので、トイレの外で手を洗うのとは違いドアノブを触ることなく手を洗えます。
一方、デメリットは手洗いの受け皿が浅く水はねがしやすいこと。タンク部分や周りの壁を濡らしてしまいがちです。ただ、近年は手洗いに配慮した深型ボウルも製品も出ています。
石鹼を置くスペースもなく(そもそもタンク内部を傷めて故障の原因にもなるため使用できません)、水だけで手を洗うことになるのでそれが気になるという人もいますよね。
また、手洗い器が高い位置にあるため、お子さまの手が届かないという問題もあります。踏み台を設置したり、お子さまがトイレのフタに乗って手を洗うなど各ご家庭で試行錯誤して手洗いをしているようですが、子どもの使いやすさを考えてこのタイプのトイレは選ばなかったというお客様も多いです。

(このようにタンク部分をキャビネットですっきり隠せる製品もあります)
【2】トイレ内に手洗い器を設置

最近はコンパクトで見た目もスマートなタンクレストイレの人気が高まっています。タンクレストイレやタンク式のトイレでも手洗い一体型ではないものを採用する場合は別途手を洗う場所が必要になります。
そうなると「手を洗う場所」をトイレ内に設けるのか、トイレの外に設けるのかを検討することになりますが、まずはトイレ内に手洗い器を設置するケースについてお話をしましょう。
トイレ内に手洗い器を設置するメリットとしては、まず使いやすいこと。
先ほどの手洗い付きタンク式トイレだと、奥まって高い位置にある手洗いは小さなお子さまが使いづらいことがネックでしたが、独立型の洗面台であればお子さまでも使いやすい位置に設置することができます。
お客様目線で見てもプライベートな空間でささっと使える水場があると安心感がありますよね。
一戸建てのような複層階の住宅では水回りがない階もありますが、このようなときにもちょっとした手洗いがあると便利です。
ハンドソープも使えるのでしっかり手を洗うこともできますし、ドアノブなどあちこち触らずに手を洗えるので衛生的ともいえますね。
ただ、やはり別途手洗いを設けるとなるとトイレ内にそれなりのスペースが必要です。
比較的コンパクトサイズの手洗い器も出ていますが、あまり小さいものは使い勝手に影響します。
手洗いを設置して空間に余裕はあるのか、トイレでの動作に無理はないかを念頭に置いて手洗い器のサイズや位置などを検討しましょう。
また、手洗い器を設置するためには新たに給排水管を立ち上げる必要があるため、床や壁を壊して配管工事することが出来ない場合や配管スペースによっては採用ができません。
その場合でも近年ではトイレの給排水を利用して設置できる手洗い器が各メーカーから発売されているため、大掛かりな工事をせずにトイレと手洗い器を分けることも可能です。

(コンパクトな空間でも設置可能なスリムタイプの手洗い器を選択しました)
【3】トイレの外にある手洗い器を利用する

最近増えているのはトイレの中には手洗いを付けないケース。
トイレと洗面室が隣接している間取りも多く、また最近では感染症対策として玄関近くなどのオープンなスペースにセカンド洗面台を設置することが人気となっているため、トイレの中には手洗いが必要ないと考える方も多いです。
別途手洗いを設けなければその分コストカットができますし、トイレに十分な広さを確保できない場合にも適しています。
トイレ空間がとてもシンプルになるため、おそうじがしやすいこともメリットといえるでしょう。
ただ、洗面台が近くにない間取りのお家や手を洗わずにトイレのドアを触ることに抵抗がある方には向いていません。
また、トイレ後に手を洗う場所に洗面脱衣室を想定していると、家族間はいいですがお客様が来た時に困ることもあります。洗面室は生活感が出がちな場所なので、それを見せたくないという方は避けた方がいいでしょう。
【4】トイレと洗面室を一体空間に

トイレと洗面室を一体の空間にしてサニタリールームにするという方法もあります。
ホテルや海外の住宅ではよく見かけるスタイルですね。
それぞれの空間を仕切らずにひとつの空間にすれば広々として洗練された印象になるため、来客が多いお家ではお客様をお通しすることを想定して、このスタイルを選ぶ方もいらっしゃいます。
また、車いすや介助付きの場合でも使用しやすく、洗面台が近くにあれば汚れてしまった時でも対応しやすいです。
実際にリフォームでトイレと洗面を一体化した方からは、収納やおそうじがまとめられて楽になったというお声もありました。
デメリットは、トイレと洗面所を同時に使えないこと。大家族のお家というよりは、ひとり暮らしあるいは二人暮らしなどの少人数のお宅に適しています。
また、トイレの臭いが気になりやすいという点もあるので、換気の設備を整えたり消臭効果のある内装材を使用するなど対策をしてもいいかもしれません。


まとめ
トイレは家族が一日に何度も利用する場所ですから、みんなが快適に使えるものにしたいですね。
ご家族の意見を踏まえながら、トイレの面積や家族構成、費用などの面からそのお家に合ったスタイルを選択すると満足度の高いトイレリフォームになると思います。
トイレや洗面のリフォームをお考えの方は、ぜひ朝日住宅リフォームにご相談ください。
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