東京湾と、約2000本の木々の緑に囲まれた水辺のオアシス
日本を代表する繁華街の銀座から車を6分ほど走らせれば、目の前に水辺と緑が広がる。東京湾につながる豊洲運河の目の前に建っているスカイズ タワー&ガーデン。印象的なY字型の建物の足元にはソメイヨシノやセンダン、ブラシノキなど大小さまざまな樹木約2000本が、行き交う人々のために涼しげな木陰をつくり、多様な花を咲かせている。
「都心でこれだけ水と緑に囲まれたエリアは、なかなかないと思います」と、スカイズ タワー&ガーデン管理組合理事の裙本(つまもと)晋之助さん。周囲を運河に囲まれているだけでなく、同マンションの「万緑の杜」は事前に敷地内外の生態系の調査が行われ、それに応じた多種多様な動植物が生息している。「この緑を楽しむために、住むことを決めた人も結構多いんですよ」。(裙本さん。以下「」内同じ)
裙本さん自身も「煌めく水面を眺めながら木陰で感じる海風はとても心地よい」と感じているそう。
「水辺と緑があれば気持ちいいのは当たり前と思われるかもしれませんが、それだけじゃないんです。それぞれがゆったりと配置されているので、都心とは思えないほど視線が抜けます。本当に贅沢な空間のゆとりだと思います」
ホテルライクなエントランスはハンズフリーで入館可能で機能面も好評
高い木々に囲まれたガラス張りのエントランスに入ると、オートロックドアが住人の安全を守る。住民はキーを出さずとも、携帯器(ハンズフリータグ)をカバンなどに入れておくだけで、ドアが開閉する。エントランスだけでなく、駐車場のゲートも同様だ。また非接触型ICキーでも開閉が可能で、エレベーターを動かすこともできる。「スマートフォンやApple Watchでも開けることができるのでとても便利です」。
ウェルカムエントランスを入ったところに広がるエントランスホールは、ホテルのように天井が高い。その片隅にはコンシェルジュデスクがあり、クリーニングや宅配便の取り次ぎ、タクシーの手配などさまざまなサービスを行ってくれる。
車道から離れた海沿いの歩道は散歩やランニングに最適
マンションの周囲には、敷地内以外にも緑豊かな場所が多数点在している。特に裙本さんがお気に入りなのは、スカイズ タワー&ガーデンの足元を含む豊洲ぐるりパーク。裙本さんや利用者から「ぐるり公園」と呼ばれている公園だ。
「私も妻もジムやプールがあることを購入理由のひとつに挙げていたのですが、竣工後に『ぐるり公園』が完成すると、専らここをランニングするようになって(笑)」
その名の通り、スカイズ タワー&ガーデンの足元を含む豊洲島の水辺をぐるりと一周するように配置された豊洲ぐるりパークには、ランニングコースとしても利用できる全長4.5kmの園路がある。「移り住む前からランニングは趣味のひとつでしたが、やはりマンションやビル、家々を見ながら走るのとは気分が全然違います」
また豊洲ぐるりパークのランニングコースは車道が並行していない。そのため排気ガスを浴びずに、海風を感じながら水辺を約5km走ることができる。また車道から離れているため交通事故に遭う心配もない。スカイズ タワー&ガーデンから小学校まではこの園路だけで登下校できる。敷地内には認定こども園も併設されている。
交通アクセスが良い事も裙本さんがここを選んだ理由のひとつだ。新交通ゆりかもめの新豊洲駅まではペデストリアンデッキでつながっており、徒歩7分。豊洲駅までなら徒歩12分。そこから東京メトロ有楽町線に乗り、銀座一丁目駅までなら約6分、東京駅へは有楽町駅でJR線に乗り換えて20分ほど。羽田空港へも豊洲駅からリムジンバスを使って20分ほどで到着できる。
裙本さんが購入を決めてすぐに東京オリンピックが決まり、豊洲市場がオープンした。今では商業施設や、公共施設が続々と誕生している。人口の増加に伴って湾岸エリアの再開発は今もなお続いている。それまで豊洲とは無縁だった裙本さんは「新しいことが生まれる街」だと感じているという。
テーマの異なる6つのゲストルームから天体観測ドームまで、多種多様な共用施設
裙本さんが購入理由のひとつに挙げていたジムやプール以外にも、スカイズ タワー&ガーデンには裙本さんを惹きつけた共用施設がいくつもある。
「眺望のいいスカイラウンジやビューラウンジ、一部屋ずつコンセプトや仕様が異なるゲストルームなどは魅力的でした。中でもゲストルームは親が来る度によく利用しています。『まるでホテルに泊まっているみたい』と親も喜んでくれます」
しかもスカイズ タワー&ガーデンに隣接する、ベイズ タワー&ガーデンの共用施設も利用できる。
「ベイズ タワー&ガーデンのゲストルームには屋外ジャグジーがある『トップスイート』や、パーティールームもある『プレミアムスイート』というゲストルームがあるんです。いつか友人が来た折に使ってみたいですね」
また、ベイズ タワー&ガーデンの最上階にはラウンジ&バーがある。そこでは、横浜ベイホテル東急と、代官山の老舗フランス料理レストランそれぞれで腕を磨いた二人のシェフが交代で料理を提供しており、スカイズ タワー&ガーデンの住民もその味を楽しめる。眺望だけでなく、美味しい料理まで味わえるというわけだ。
一方で裙本さんが、特にコロナ禍になってからよく使っているのがスタディルームだ。
「個別ブースがたくさん用意されていて、リモートワークの際に使いやすいんです。しかもスカイズ タワー&ガーデンでは、居住者は自宅やスタディルームも含め、どこでも無料Wi-Fiが使えます。ですから仕事だけでなく、個人的な勉強の際などもしょっちゅう利用しています」
珍しい共用施設で言うと、屋上には天体観測ドームもある。
「さすがに夫婦二人で利用するのは照れてためらいますが、この前の月食の時には、天体観測ドームに向かう子どもたちでエレベーターがいっぱいでした」
バーベキューテラスも人気が高い。「コロナ禍で家族単位のバーベキューやキャンプが人気のため、一般のバーベキュー施設は予約がなかなか取れない状況です。しかしこちらは居住者であれば、インターネットで予約ができて便利です」
地震や災害に強く、万が一の場合にも安心できる備えが充実
水辺というと、高潮を心配する人もいるだろうが「実はこの一帯は江東区のハザードマップで避難地区に指定されているんです」と裙本さん。
スカイズ タワー&ガーデンの建つ豊洲埠頭には、東京都が想定している津波の最大の高さを上回る防潮護岸が整備されている。加えてスカイズ タワー&ガーデンにも高潮に対する防潮ゲートが備えられているのだ。
また、建物に伝わる地震エネルギーを低減させる「免震システム」と、地震エネルギーを建物内部で吸収する「制震システム」の両方を採り入れた免震&制振ハイブリッドシステムが日本で初めて採用されている。
他にも自家発電機と太陽光発電の電気エネルギーを貯める蓄電池があり、万が一停電になっても非常用エレベーターや内廊下の保安照明、給水ポンプなど約72時間電気を使うことができる。
「知人から『東日本大震災の時、エレベーターが止まって階段で上り下りしたから大変だった』と聞いたことがありますが、ここならそうした心配もなさそうです」
太陽光発電だけでなく、これからの時代に即した環境にやさしい設備は他にもある。例えば居住者専用のカーシェアリングは電気自動車だ。特に週末は人気が高いという。レンタサイクルもあり、裙本さんもよく利用しているそうだ。
さらに地中熱の活用は、エコであるだけでなく、居住者の光熱費削減にもつながっている。一年中ほぼ一定の温度が保たれている地中に送風管パイプを埋設することで、夏は外気より冷たく、冬は暖かい空気が住戸やマンション内に送られる。
「冬はまったくエアコンを使いませんね。夏にたまに使うかな?という程度で、快適です」
仕組みだけでなく、環境も住人のコミュニティ形成に貢献
現在、ファミリーを中心に幅広い年齢層が暮らすスカイズ タワー&ガーデン。その管理組合の理事に、裙本さんは今年就任した。
「以前まで理事は立候補式でしたが、昨年から抽選方式に変わりました。任期は1年間、最大2年間。ただ今後は任期を2年間にして、1年ごとに理事の半数を入れ替える方法に変えようと検討中です」
コロナ禍では、共有施設の利用制限や間引きなど感染防止対策が管理組合の主な仕事になっているそうだ。恒例だったハロウィンやクリスマスのイベント、餅つき大会などは見送られたが、だからといって居住者同士の付き合いが損なわれるといったこともなさそうだ。
例えば裙本さんは、スカイズ タワー&ガーデンや周囲のマンションの市民ランナーもこぞって楽しんでいる都内屈指のランニングコース、豊洲ぐるりパークで、同じマンション内や、周囲のマンションにランナー友だちが出来たという。ランニングをしなくても、ここを散歩する人も多い。またベイズ タワー&ガーデンとの共用施設をお互いが使うことで、顔見知りが増えた人もいるだろう。
湾岸エリアの豊かな自然の中、空が広いと感じられるほど視線が抜ける環境。発展が続く新しい街での生活は、人間関係にも潤いをもたらしている。
※2021年のイベント開催、共用施設の使用は新型コロナウイルス感染症対策のため上記の通りではありません。今後の開催は未定です