ソメイヨシノの巨木がある、桜の季節が一番美しいマンション
日本人が大好きな「桜」。その代表的な品種は何?というクイズを出されたら、多くの人が「ソメイヨシノ」と答えるはずだ。ただし、ソメイヨシノの発祥地はどこ?と重ねて問われると、解答者はひとにぎりになるかもしれない。
答えは「東京都豊島区駒込」。豊島区のHPによると、ソメイヨシノは、江戸時代の終わりごろから明治時代にかけて、駒込の植木屋が売り出したものとのこと。奈良吉野山の山桜と区別するため、地名である染井(駒込の大字)を冠して「ソメイヨシノ」と呼ばれるようになったそうだ。
今回紹介するプラウド駒込は、その名のとおり、駒込アドレスに立つマンションだ。しかもロケーションは、江戸時代、ソメイヨシノに縁の深い植木屋が軒を連ねたという「染井通り」沿い。エントランス前には、発祥の地にふさわしく、ソメイヨシノの巨木がある。
このソメイヨシノは、まさにマンションの「顔」。豊島区の保護樹木にも指定されていて、毎年桜が咲く季節になると前を行き交う人々が足を止めて眺めたり、スナップ写真を撮ったりする銘木だ。染井通りの“桜の名所”のひとつにもなっている。
新築分譲時からプラウド駒込で暮らす管理組合の若林理事長も、毎年早春になると、桜の開花を心待ちにし始める。
「このマンションがつくられる前からあった既存樹と聞いています。毎年開花予報が出ると、マンションを出入りするたびに、つい、つぼみの開き具合を確認してしまいますね。
友人や親戚を招き、それが桜の季節にあたっていると、皆さん口をそろえて『素晴らしい』『本当に綺麗ですね』と言ってくれる。しかも、この地域がソメイヨシノの発祥地だと話すと、感動はひと際大きくなるようです。春はこのマンションが一年で最も美しく映える季節で、毎年誇らしい気持ちになります」
山手線駅徒歩4分の利便性と桜の絶景が共存
そう話す若林さんだが、プラウド駒込の購入理由で最も大きかったのは「足まわりの良さ」。駒込は全く縁のない土地だったという。
「それ以前は京王沿線の府中に住んでいまして、市内で、マンション、一戸建てと移り住みました。住環境は気に入っていたのですが、当時、私の職場があった港区浜松町までの通勤に時間がかかったこと、同じく働いていた妻や、都心近くの学校に通学していた子どもにとって足まわりがあまり良くなかったため、話し合って『都心に家を構えよう』ということになったんです。都心で一戸建てを購入するのは予算的にやや厳しかったので、おのずと選択肢はマンションになりました。
このマンションを選ぶ決め手になったのが、私、妻、子ども、家族全員にとって、通勤・通学に都合が良かった駒込駅から徒歩4分という足まわりの良さです。何しろ山手線の駅ですし、南北線も連絡しているのでどこに行くにも便利なのは大きな魅力でしたね」
駅周辺には下町の風情を残す商店街やスーパーなどもあり、買い物や食事の選択肢も豊富だ。近年は染井通りを含めて、住宅街のなかにおしゃれなカフェ、パン屋、バーなども開店し、若い世代からも注目されている。
「ただ、当初はアクセスや住環境を優先していたので、マンションが立つ豊島区駒込が、実はソメイヨシノの発祥地であるといった情報は頭に入っていませんでした。入居前、マンションのパンフレットに掲載された完成予想パースを見て、エントランス前や周囲に大きな桜の樹木があり、桜の季節に見事な花を咲かせることを知ったんです」
それだけに入居直後、初めて迎えた桜の季節は本当に感動したそうだ。
「エントランスの壁を覆いつくす桜の花びらが本当に綺麗でした。府中の一戸建てには小さいながら庭もあって、もともと植物や土をいじることが趣味だったんですが、ここの桜や敷地内のほかの巨木、豊富な植栽はバラエティに富んでいて、スケールも段違いでしたね」
「以前は染井通りの上を覆うように枝が伸びていて、桜のトンネルのようになっていたんです。特に桜の花びらが舞う散り際は、もう本当に絶景でした。ただ、花びらが散った後、道路上をピンクに染める花びらで歩行者や自転車が滑ってしまったり、枝が電線に干渉したりして危険だということで、一昨年に剪定しました」
それでも写真のとおり、桜とマンションのコラボが色褪せることはない。
地元町会加入で駒込の暮らしがもっと楽しくなった
また、マンションの全戸が、地元の町会「染井よしの町会」に加入していることで、地域の祭りやバザーに参加する機会を得られたことも良かったと若林さん。
「染井よしの町会には、地元の約6000名が会員として加入していまして、そのうち、このマンションだけで会員は1000人以上いる計算ですね。町会は各種のイベントを主催しています。例えば、染井稲荷神社大祭では、一年おきに神輿担ぎ、奉納踊りを開催していますし、神社の隣の染井よしの桜の里公園では、毎年3月にソメイヨシノ発祥の地にちなんだ桜祭り、11月に餅つき大会が行われます。桜祭りでは各種の模擬店や、新潟県魚沼市など地方の市町村の出店もあってとてもにぎやかです。
管理組合で理事を務めるようになってからは、町会イベントのお手伝いをするようになり、マンションだけでなく、駒込の町内にも知り合いが増えました。プラウド駒込の住人のなかには、かなり熱心に町会活動をサポートしている方もいて、駒込での暮らしを楽しんでいるようです。東京の都心に残っているコミュニティに、いわば新参のマンション住人も加われるのは良いことですね」
屋上には六義園を見渡せるジェットバス&サウナも!
若林さんがプラウド駒込を購入した一番の理由はアクセスの良さだったが、加えて、グレード感のある、スケールメリットを活かした共用施設の充実度も大きなポイントになったという。
「親戚が泊りがけで遊びに来たときに便利なゲストルーム、優雅なエントランスロビーや、テレワーク、試験勉強などに集中できる「ガーデンライブラリー」、キッチン付きで誕生日会やパーティーなどにぴったりな「フォレストダイニング」など、さまざまな共用施設があります」
「なかでも、プラウド駒込ならではなのが、予約制で貸切使用できる、G棟11階の「ビューラウンジ」。ここのルーフバルコニーからは特に都心方面の眺望が素晴らしく、枝垂れ桜で有名な六義園を一望できますし、東京スカイツリーも間近に見えます」
というわけでご案内いただくと、おお、ルーフバルコニーにはジャグジー付きバス、さらにサウナも付いている! 都心部で、こんなにも開放的で、なおかつプライベート感覚で使える“露天風呂”は滅多にないだろう。プラウド駒込内でも特に人気の施設で、特に初夏から9月末くらいまでは予約の問い合わせが増えるそうだ。
適正なマンション管理で桜の美しさを未来へつなぐ
次にご案内いただいたのは駐車場。何か特別な機能が付いているのだろうか?と尋ねてみると、ここで大胆な“更新”を行ったという。
「新築時から比較すると、徐々に駐車場の使用率が減少していたことが、管理組合の大きな課題になっていました。平置きと機械式駐車場が混在しており、機械式には莫大なメンテナンス費用が必要な一方、利用者が減っていったことで、本来、マンション維持管理の大きな資金源になる駐車場が、マンション経営を圧迫しかねない存在に変わっていったのです」
そこで、修繕委員会/理事会が主導して、地下に収められていた昇降する機械式駐車場の一部を撤去して地中を埋め、平置き駐車場にリニューアルすることにしたのだ。
「駐車場の利用者が年々徐々に減少してくる中、機械式駐車場のメンテナンス費は変わらず必要です。時間が経つと劣化も進み、修理費が嵩むことも考えられる。ならば、いっそ維持費が段違いに安い平置きに変えてしまおう、というわけです。住人への説明を重ねてご納得いただき、2020年12月~2021年2月にかけて行ったマンション初の大規模修繕工事の際、合わせて機械式駐車場の埋め戻しを行いました」
こうした取り組みで管理組合の収益力を適正化。さらに、建物調査診断の結果、建物の状態が良好なことから、築12年で予定していた第1回大規模修繕工事を築15年に延期。3年前に予定していた毎月の修繕積立金の値上げを見送ることができたそうだ。今回、大規模修繕工事が終了したことを受けて、第2回以降の大規模修繕工事に向けて、現行の長期修繕計画を見直しているという。
今後も堅実な維持管理が期待できるプラウド駒込。来年以降もこのマンションの特別な桜は、たくさんの人を癒やし続けてくれそうだ。
※2021年のイベント等の開催は新型コロナウイルス感染症対策のため上記の通りではありません。今後の開催は未定です