古くからの住人と新たな住人を融和させる大規模タワー

ザ・パークハウス 西新宿タワー60のエントランスロビー

物件名:
ザ・パークハウス 西新宿タワー60
所在地:
東京都 新宿区
竣工年:
2017年
総戸数:
954戸

住む街として成長を続ける西新宿に登場したタワーマンション

西新宿一帯は、日本を代表するビジネス街として広く知られる。しかし、ここ10年ほどは、再開発によってマンションなどの住宅も整備され、「住む街」としての認知度や機能が向上。今回紹介するザ・パークハウス 西新宿タワー60も、ビジネス一辺倒という一帯のイメージを大きく変える大規模マンションだ。例えば、マンションの足元に広がる公開空地「結いの森」。その名のとおり豊かな緑をたたえた公園で、新宿副都心のオフィスビル群がほど近い立地ながら、閑静な住宅街然とした静かで落ち着く住環境を創出している。

ザ・パークハウス 西新宿タワー60の外観

写真中央がザ・パークハウス 西新宿タワー60。近隣にはオフィスビルも林立していて、都市機能が多様化していることがうかがえる

ザ・パークハウス 西新宿タワー60の下層部に入るお店やクリニック

マンションの下層部にはコンビニやクリニック、飲食店などが入っていて、住人の生活利便性を高めている。開発にともなって広い歩道や植栽も整備された

ザ・パークハウス 西新宿タワー60の足元に広がる「結いの森」

マンションの足元に広がる約1900㎡の公開空地「結いの森」。水景も配置されていて、入居者はもちろん周辺住人にとっても憩いの場となっている

大きな特徴である住人の多様さを魅力にしていく

約1000もの世帯を擁するザ・パークハウス 西新宿タワー60の大きな特徴のひとつが、住人の多様性だ。もともと再開発組合の理事だった管理組合の理事長は、次のようにいう。
「年代や家族構成、国籍など、実にさまざまな住人がいます。また、従前からの住人と新しい住人をどう結び付けるかは、再開発計画時からの大きな課題でした」

旧けやき橋通り商店のモニュメント

かつての再開発エリア内には「けやき橋通り商店街」があった。従前の地権者の想いに配慮し、現在の敷地内にはモニュメントが設置されている

そこで、開発事業社が中心になってスタートしたのが「西新宿CLASS in the forest」だ。自然・防災減災・多様性という3つのコンセプトを軸にしたコミュニティ形成に向けた取り組みで、マンションが入居可能になる前から、さまざまなイベントが開催されてきている。

万華鏡づくりワークショップの様子

2019年3月に、マンション内の共用部で開催された万華鏡づくりのワークショップ(画像提供:HITOTOWA INC.)

防災ワークショップの様子

近隣の町内会館で開催された防災ワークショップ。セミナーのほか、締めくくりには懇親会として備蓄食の試食会も実施された(画像提供:HITOTOWA INC.)

取材時点で、入居開始から約2年が経過しているが、理事長によれば、徐々に住人同士の輪が形成されてきたそうだ。
「イベントを通じて知り合いになったり、仲良くなったりというケースが散見されます。まだまだこれからではありますが、明るい兆しですね」

西新宿CLASS in the forestのコーディネーターとしてイベントを企画立案しているHITOTOWA INC.のスタッフは次のようにいう。
「首都圏や関西圏を中心に、100戸未満のマンションから1000戸を超えるマンションや団地エリアなどを対象にコミュニティ形成のお手伝いをしていますが、他と比べても、ザ・パークハウス 西新宿タワー60の住民の方々は非常に多様だと感じます。今後も、さまざまなつながりが生まれるような仕掛けを実施していきたいですね」

祭りに使う神輿

マンションの近くには、地域の氏神を祀った熊野神社がある。例大祭時には複数の神輿が出るが、現在は、マンション内に一基置いてある。祭りの際は、マンション住人も神輿を担ぎ、大いに盛り上がるという

多彩な共用施設は、住人の要望を採り入れながらルールを再考

ザ・パークハウス 西新宿タワー60には、多くの大規模マンション同様、多彩な共用施設が備わっている。約2年が経過するなか、実情に見合わない管理規約や使用細則は見直してきているという。例えば、ゲストルーム。当初の利用者負担はリネン代だけだったが、多用する世帯とまったく使わない世帯があることから、公平性を担保するために利用料を設定したという。

ザ・パークハウス 西新宿タワー60のパーティールーム「GARDEN」

マンション2階にあるパーティールームの「GARDEN」。ベッドルームが併設されていて、ゲストルームとして利用する際は、パーティールームをリビングのように使える

ザ・パークハウス 西新宿タワー60のゲストルーム「KEYAKI」

44階にも、2タイプのゲストルームがある。写真は和風旅館のような風情の「KEYAKI」

「頼もしく思うのが、住人の多くがきちんと関心を持ってくださっていることです。共用施設関係のルールに関する要望書は、これまでに90件くらい集まっているんですよ。いくつかについては次の総会で取り上げ、見直しを協議する予定です」

ザ・パークハウス 西新宿タワー60のビューラウンジ「SKY」のバーカウンター


ザ・パークハウス 西新宿タワー60のビューラウンジ「SKY」

44階にあるビューラウンジ「SKY」。バーカウンターが設置されていて、水曜から日曜にかけての18時~23時は、お酒や軽食を楽しめる

住人の交流の場「ENGAWA」には、文字通り縁側のような造作がある


住人の交流の場「ENGAWA」の和室

住人の交流の場「ENGAWA」。文字通り、縁側のような造作や和室などもあり、コミュニティイベントにも活用されている

上で紹介したENGAWAには、決められた曜日・時間帯に「コミュニティサポートスタッフ」が駐在している。このスタッフに申し入れれば、住人同士のサークル組成をサポートしてくれるという。
「つい先日、住人向けの説明会を実施したばかりなので、申し込みはこれからになります。このマンションの共用スペースは豊富ですし、近くには広い公園もあります。さまざまなサークル活動を展開する素地が整っているので、とても恵まれていると思いますね」

最後に、理事長に今後目指すところを聞いてみた。
「隣接地で工事が進んでいますが、今後も近隣に商業施設ができるなど、周辺の生活環境は年々向上していると実感します。コミュニティも育まれつつあるので、利便性はもちろん、暮らしのなかで感じる快適性・安心感はかなり高いと思います。あとは、ここをマンションとしてとらえるのではなく、ひとつの街としてとらえ、街全体としてどうあるべきかを考える方に増えていただきたいと思います」

ザ・パークハウス 西新宿タワー60の「結いの森」

構成・取材・文/竹内太郎 撮影/柴田ひろあき

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