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東京都 渋谷区総合9位

原宿、恵比寿、表参道に代官山…
華やかな人気の街がいくつも点在。渋谷駅周辺のリニューアルにも期待大!

港区や新宿区とともに「都心5区」のひとつに数えられる渋谷区。「住みたい街ランキング」でも上位に入った恵比寿(2位)、表参道(8位)を擁し、誰もが華やかなイメージを抱くエリアだ。

区名を冠する渋谷駅は4社の路線が乗り入れる巨大なターミナル。1日の平均乗降人数は新宿駅に次いで世界2位だ(2013年度・約314万人)。その渋谷駅を拠点にJR、私鉄、地下鉄が東西南北に張り巡らされ、区域全体をカバー。さらに、区営のコミュニティバス「ハチ公バス」も運行し、公共施設を行き来する地元の足として利用されている。区外への通勤も区内間の移動も、利便性は抜群だ。

区の中央には明治神宮と代々木公園を核とする広大な森が存在し、周囲を取り囲むように個性豊かな街が整備されている。まず、東京の副都心に位置づけられる渋谷地区周辺は、デパート、ファッション専門店、飲食店などが密集する一大商業地。駅周辺では大規模な再開発も進行中で、その第一弾として「渋谷ヒカリエ」が東口に誕生した。今後も段階的なリニューアルが予定されていて、2027年までに何棟もの高層ビルが完成する。乗り継ぎに不便な駅構内の複雑すぎる構造や駅周辺のアプローチも大きく改善される見込みで、一帯の景色は様変わりするだろう。

ほかにも最新ファッションの発信地である原宿や代官山、さらには前述の恵比寿や表参道など、高いブランド力をもつ街は数多いが、一方で住宅地としても魅力的なエリアが点在している。なかでも松濤や広尾、南平台は古くから人気の住宅街で地価も高い。また、代々木上原にも瀟洒な雰囲気の低層住宅街があり、高台にはいくつもの豪邸が悠然と構えている。いずれも、渋谷区のにぎやかなイメージからは程遠い閑静で心地よい住宅街だ。

区民に対する行政のサポート事業として特徴的なのは、「ハッピーマザー出産助成金」制度。出産時の経済的負担を軽減するため、1人の出産につき8万円を支給するもので、これから出産を控えるママにとってはうれしい手当だ。一方で、待機児童数は増加していて平成26年4月の時点で120人。前年比47人増となっている。区では一年間で保育所の定員数を400人以上拡大するなど待機児童解消に乗り出しているが、引き続き地域の実態に合わせた対策が望まれる。

こうして改めて振り返ると、日常に刺激を求める若い世代にとっては抜群に魅力的なエリアであることが分かる。当然ながら家賃や地価はどの地区も軒並み高いが、「渋谷区民」という強力なステータスを得るための対価としては妥当なのかもしれない。

  • 取材・文:やじろべえ
  • 掲載日:2015年4月30日
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