妻VS夫 家探し円満解決テク 2010

公開日 2010年11月10日
妻VS夫 家探し円満解決テク 2010

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付箋紙を使った合意形成ワークをご紹介

「表面的な条件」を主張するだけでは合意にたどり着けない

下図によると、住宅購入検討者の女性の50%は、譲れない条件が4つ以上あったと答えており、男性の27%の倍近く。夫婦の意見が一致しにくい一因だ。「お互いが譲らずに議論が平行線になるのは、それぞれが自分の表面的な立場ばかりを主張して、『なぜその点にこだわるか』という根本的な理由を分かりあおうとしないからなのです」(東京大学公共政策大学院松浦正浩特任准教授)。

住宅購入を検討している夫婦の、住宅に対する「こだわり条件」数 ※2010年3月リクルート調べ

付箋紙を使った合意形成ワークを実践してみよう

では、根本的な理由を分かりあい、合意に至るためには、どうすればいいのか。今回は、前述の松浦氏がまちづくりの現場で実際に使っている手法を、下のように住まい選びの合意形成に応用してみた。
用意するものは、付箋紙と筆記用具と広いテーブル。付箋紙を使うのは、配置が自由にやり直せるためだ。早速、山田さん家族を例に実践してみよう。

まんが
まんが

プロに学ぶ合意形成術

購入時期についても合意形成しよう!

意見が合わないのは、住まいの条件だけではない。山田さん家族のように、購入時期で意見が別れる夫婦も多い。そんな場合は、やはり前述の松浦氏が勧める「バックキャスティング」の手法を試してみよう。「10年後、20年後に、どんな家に住んでいたいか」を決めたうえで「その実現に向けて今、何をすべきか」を見つめ直す作業から、今買うべきかどうかの結論が導き出せるだろう。

購入時期を解決!「バックキャスティング手法」のステップ

合意形成術のプロ 松浦正浩さん
東京大学公共政策大学院 特任准教授
東京大学工学部土木工学学科卒
マサチューセッツ工科大学都市計画学科博士課程修了後、現職
著書に「実践!交渉学」

(1)手近な紙に、数直線を引き、始点に「2010年」、縦軸に家族全員の名前と現在の年齢、その下に「住まい」と書く
(2)夫が定年となる年齢を数直線上にプロットし、家族全員の年齢も記入。「住まい」欄に、そのときどんな住まいに住んでいたいかも書く
(3)逆算する形で、子どもの進学など節目の年を記入
(4)節目の年にどんな住まいに住んでいたいかと記入
(5)そのためには、いつまでに住宅購入が必要なのかを検討

バックキャスティング手法(山田さん家族の例)
まんが
最後の最後で親が反対!そのときどうする?
意見がまとまり、物件が決まっても、土壇場で親に反対されることも。反対の理由は、親世代に根強い一戸建て信仰や相場観のギャップなどが主だ。
そんなときは、感情的にならずに親が反対する理由を冷静に探ってみること。皆は、「ローンを背負うなんて」という親に資金計画を説明して安心させたり、資産価値を気にする親を物件見学に連れていって納得させたりしている。ぜひ参考にしよう。
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