部屋探しの第一歩は「住みたいエリアを決める」ことからスタート。まずは会社や学校のある最寄駅まで「自宅から何分以内で到着したいか」と考えてみよう。そうすることで自然と範囲が絞られるはず。目的地へのルートが複数ある場合は、主要沿線とそれ以外の沿線を両方チェックしておくと、選択肢が広がる。
エリアを絞ったら、次に決めるのは予算。毎月払うお金だけに、あまり無理はしないことが大切だ。家賃は手取り月収の3分の1以内を目安に考えよう。さらに契約時は礼金や敷金、不動産会社への仲介手数料も必要になる。物件によって敷金や礼金の条件は異なるので、家賃とは別に初期費用の予算も決めておくこと。
ひとり暮らしなら、基本的に間取りは1R~1LDK。その上で築年数や階数、バス・トイレ別などの条件を整理する。「予算内で全ての条件を満たす物件はなかなか見つかりません。どの条件を優先するか、順位を決めておくといいでしょう」(村田さん)。『スーモ』を見て、まずは希望に合う1件を探してみよう。
希望条件に合う物件が見つかったら、不動産会社に問い合わせを。1~3月は、ライバルも多く物件の動きも速いので、見つけたらすぐに見学予約をするのが望ましい。「目当ての物件がない場合は、近い条件の物件を探してもらいましょう。エリアや予算、譲れない設備など、簡潔に条件を伝えてください」(村田さん)
見学当日は1つの物件だけでなく2、3件を見比べて検討したい。「似た物件を何件か見つくろってくれるよう予約時に頼んでおきましょう。部屋では設備や日当たりのチェックだけでなく、冷蔵庫や洗濯機を置くスペースを計っておくと後で便利ですよ」(村田さん)