「夫婦二人暮らしにちょうどいい、広すぎない家が希望でした。テーマは『とことんシンプル』です。開放感があって、すっきり掃除しやすい家にしたいと考えていました」と振り返るOさん。夫は「外壁も内壁も、雰囲気のある塗り壁で仕上げたい。半屋外のような土間も欲しい」と完成見学会を見てイメージを膨らませたという。建築家との打合せでは、思いを余すところなく伝えたお二人。「ヒアリングが丁寧で、どこにどんなモノをしまう？など事細かに聞いてくれました。その結果『平屋がいい』と提… 続きを読む
「夫婦二人暮らしにちょうどいい、広すぎない家が希望でした。テーマは『とことんシンプル』です。開放感があって、すっきり掃除しやすい家にしたいと考えていました」と振り返るOさん。夫は「外壁も内壁も、雰囲気のある塗り壁で仕上げたい。半屋外のような土間も欲しい」と完成見学会を見てイメージを膨らませたという。建築家との打合せでは、思いを余すところなく伝えたお二人。「ヒアリングが丁寧で、どこにどんなモノをしまう？など事細かに聞いてくれました。その結果『平屋がいい』と提案してくれたんです！最初に模型を見た時は、感動しました」。LDKには夫の要望である土間ができたほか、間仕切りがほとんどないため、約25坪という面積以上に開放感たっぷり。採光や収納も計算され、昼間は本当に明るく寛げるそうだ。「イメージをしっかりくみ取ってくれ、センスのいい提案をしてくれました。塗り壁や造作棚などを叶えつつ、最初の予算からまったくはみ出さなかったのもよかったです。夫は憧れの塗り壁が叶い、なでて愛おしんでいます」
廊下や間仕切りを極力なくし、25坪という延床面積を有効活用したワザありの平屋。ウォークインクロゼットやライブラリーにも扉がないため、家事がラクラクこなせる。土間とテラスは同じモルタルで仕上げて庭と一体感を出し、広がりを演出した
廊下や間仕切りを極力なくし、25坪という延床面積を有効活用したワザありの平屋。ウォークインクロゼットやライブラリーにも扉がないため、家事がラクラクこなせる。土間とテラスは同じモルタルで仕上げて庭と一体感を出し、広がりを演出した
「最初は分譲マンションも検討したのですが、希望エリアに物件がなくて。『だったら家を建てよう』と思い立ったんです」と話すOさん。「自然素材を使ったとことんシンプルな家」を希望するOさんは、ハウスクラフトの企画住宅が気になり、津モデルハウスへ訪問。「モデルハウスは第一印象で『好き』だと思いました。置いてある小物も好みでしたね。その後、私たちの意向や予算にすり合わせながらライフプランを立ててくれ、予算内で注文住宅も可能だと分かりました」。さっそくOさんは同社と一… 続きを読む
「最初は分譲マンションも検討したのですが、希望エリアに物件がなくて。『だったら家を建てよう』と思い立ったんです」と話すOさん。「自然素材を使ったとことんシンプルな家」を希望するOさんは、ハウスクラフトの企画住宅が気になり、津モデルハウスへ訪問。「モデルハウスは第一印象で『好き』だと思いました。置いてある小物も好みでしたね。その後、私たちの意向や予算にすり合わせながらライフプランを立ててくれ、予算内で注文住宅も可能だと分かりました」。さっそくOさんは同社と一緒に土地探しから始めたが、エリア限定だったため少々難航。「最初にこの変形地を見た時は家のイメージが湧かず迷っていました。いろいろ検討した結果、担当の福井さんから『土地の形だけが理由ならもったいないです』とアドバイスがあり、変形地で建築家にお任せしてみようと思いました」。実はこの土地、平屋と２台分の駐車場が十分叶う上、南面道路のため日当たりがよく「ガーデニングや家庭菜園を楽しみたい」というOさんの夢にもぴったりだった。庭とゆるやかに繋がる平屋が完成し、「これから庭いじりを楽しみ、森のような雰囲気で暮らすのが目標です」と笑顔で語ってくれた。
O様にご提案した土地は、南面道路が弧を描く扇形のような変形地です。南面道路のため日当たりがいいですし、土地のコストを抑えられた分「平屋」を実現することができ、「あの土地を選んでよかった」と喜んでいただけましたね。O様ご夫妻はすっきりとした空間がお好みで、モノは隠してシンプルに暮らしたいというご要望でした。そこでアウトドア用品の収納として、オープンな土間収納ではなく扉付きの大型収納をご提案。一方で、Oさんのおしゃれな暮らし方を拝見して、食器棚はガラス扉をはめ… 続きを読む
O様にご提案した土地は、南面道路が弧を描く扇形のような変形地です。南面道路のため日当たりがいいですし、土地のコストを抑えられた分「平屋」を実現することができ、「あの土地を選んでよかった」と喜んでいただけましたね。O様ご夫妻はすっきりとした空間がお好みで、モノは隠してシンプルに暮らしたいというご要望でした。そこでアウトドア用品の収納として、オープンな土間収納ではなく扉付きの大型収納をご提案。一方で、Oさんのおしゃれな暮らし方を拝見して、食器棚はガラス扉をはめた「見せる収納」をデザインしました。またLDKの開放感を高めるため、間仕切り壁の一部を下げたり、照明計画をシンプルにしたのもポイントです。柔らかな塗り壁と無垢床がマッチし、ナチュラルで広がりのある平屋になったと思います。Oさんは菰野町にあるハウスクラフトの雑貨店でインテリア小物を購入してくださるなど、家づくりの後もお付き合いが続いているのがうれしいですね。
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 延床面積 | 82.81m2 （25.0坪） |
| 敷地面積 | 217.70m2 （65.8坪） |
| 工法 | 木造軸組 |
| 本体価格 | 1,800万円 |
| 竣工年月 | 2019年4月 |
| 店舗名 | 菰野スタジオ |
| 住所 | 三重県三重郡菰野町菰野1503-1 |
| 問い合わせ | |
| ホームページ | この会社のホームページへ |
「とことんシンプル」というOさんのイメージを形にしたフラットな平屋。表情豊かな白の塗り壁は完成見学会を見て憧れたもの。南面道路を生かし、住宅街でも日当たりのいい平屋暮らしが実現できた。「友人が植樹してくれた木々を育てて、森のような雰囲気にしたいです。家庭菜園も楽しんでいます」
明るく広々としたLDK。「オークの色や風合いが好き」というOさんは、迷わずオークの無垢床をセレクト。愛用してきたダイニングテーブルやソファがしっくりなじみ、北欧ナチュラルな空気感が素敵
「半屋外のような空間が欲しい」という要望から、リビングの一角をモルタルで仕上げ、外のテラスとフラットに繋げた。窓を開け放てば、外で寛ぐような爽やかさ。愛犬の居場所にしたり、観葉植物を飾ったりしている
白と木とグレーだけのシンプルで美しい玄関。LDKとの間にドアがないオープンな間取りのため、自然光が広がり、昼間は窓がなくても明るい。左の白い壁は大容量の収納になっている
玄関収納は、4枚のハイドアですっきりと目隠し。ここに趣味のキャンプ・アウトドア用品、靴、生活用品までしまっている。「フルオープンできて取り出しやすいです。しかも吊り戸なので軽々と開閉できます。地震でも取れにくいと言われました」
ボックス型の外観の一部を凹ませてつくった、屋根付きの玄関アプローチ。外観デザインに動きが出るほか、雨風が防げて便利。庭で遊ぶ愛犬が外へ飛び出さないよう、テラスに小さな扉を造作した
自然素材の表情が際立つ玄関は、Oさんが集めた雑貨を飾って小さなギャラリーに。ベンチやスリッパ、掃除道具…ちょっと懐かしさのあるナチュラルな雑貨がよく似合う
天井付けのハイサッシを採用し、明るさと開放感を叶えた。ムダな線をなくして建築美を高めつつ、南面からの陽光をたっぷりと取り込める。「LDKがぽかぽか暖かく、冬も心地よく過ごせます」
キッチンはメーカーショールームをすべて見て比較し、最終的にハウスクラフトオリジナルのアイランドキッチンを選んだ。「シンクは四角がいい、天板の出っ張りがない方がいいなど、細かいデザインにこだわりがあって（笑）。要望がほぼ叶っていました」
木目調の天板のキッチンは、ひとつの家具のように空間にしっくり溶け込む。「高圧メラミンの天板は、傷がつきにくくて、思った以上に使い勝手がいいです」。同社オリジナルキッチンは色や柄が選べるのがうれしい
キッチン背面はオープン棚とガラス扉の食器棚を造作し、見せる収納にした。「オープン棚は扉の開閉というひと手間がないので時短に。棚板はスライダー付きで引き出せて、奥までムダなく活用できます」。天井まである食器棚は、完成見学会で見て気に入ったもの
「実は一番気に入っている場所」とOさんが話す、おしゃれなトイレ。標準仕様の手洗いカウンターではなく、造作してもらった。斜めにカットされたカウンターやぽつりと灯した電球も好み通りで「イメージをうまくくみ取ってくれました」
「すっきりとした洗面台」というOさんのオーダーに応えた造作洗面台。ムダのない三面鏡収納、四角いシンク、オープン棚などシンプルで美しく、ナチュラルな雑貨が映える。「LDKと洗面台の間にドアがないので、この窓からリビングまで光が広がります」
脱衣室と洗面台の間に扉を設けて、プライバシーを確保。基本は外干し派のため、日当たりのいい南面の壁に物干しをつくってもらった
LDKからウォークインクロゼット、ライブラリーまでゆるやかに間仕切り。視線を遮りつつ、心地よい温度が家中に広がっている。ドアや段差がないため、掃除もスムーズだ
アウトドアな趣味を持つ一方で、「空き時間は本を読んで過ごしたい」というOさんはライブラリーを希望。「今後ラグを敷き、ソファを置いて、心地よい読書空間をつくる予定です」
LDKと玄関の間仕切り壁を少し下げ、間接照明を施した。「区切った方がいいのか迷いましたが、『玄関収納によって窓がなくなる分、この壁を下げて開放感を出したい』と建築家の方から説明が。その通り、玄関が明るくなりました」
屋根のメンテナンス性を考えて、わずかな片流れ屋根にした。家の裏面に屋根付きの自転車置き場をつくり、生活感を抑えている。白の塗り壁と木製フェンスが映え、別荘のような非日常感！
お気に入りのインテリアショップで揃えた家具、リネンのカーテンなど、Oさんの美意識が隅々まで息づいた北欧ナチュラルな住まい。照明はダウンライトを少なめに配置。「早寝早起きという暮らし方から、担当の福井さんが明るさを考えてくれました」
壁掛けテレビにして、雑多になりがちなデジタル機器をすっきりまとめた。「夫は塗り壁がお気に入りで、たまになでています。雨の日や真夏でも空気がカラリとしていて、気持ちよく過ごせています」
