「川口建設さんの倉庫を見学し、大量の木を見て衝撃を受けました」とお施主様のF様。「この木を使って好きなように建ててあげますよ」と言われ、胸が高鳴ったという。棟梁でもある川口社長は木を愛するあまり、全国各地の産地で開かれる「木材市」に参加。見て触れて直接仕入れた多種多様な材を、自社倉庫にストックする。それを必要に応じて製材して使うのだ。施工するのは社長に仕込まれた大工たち。鉋をかけノミで穿つ昔ながらの技で丹念に仕上げていく。障子や塗り壁には建具職人や左官職人… 続きを読む
「川口建設さんの倉庫を見学し、大量の木を見て衝撃を受けました」とお施主様のF様。「この木を使って好きなように建ててあげますよ」と言われ、胸が高鳴ったという。棟梁でもある川口社長は木を愛するあまり、全国各地の産地で開かれる「木材市」に参加。見て触れて直接仕入れた多種多様な材を、自社倉庫にストックする。それを必要に応じて製材して使うのだ。施工するのは社長に仕込まれた大工たち。鉋をかけノミで穿つ昔ながらの技で丹念に仕上げていく。障子や塗り壁には建具職人や左官職人の技が光っている。三和土の土間や格子が懐かしさを感じさせる家だが、暮らしやすさにも配慮。「キッチンの棚など現場で大工さんと相談しながらつくったのも楽しかったですね」とF様。デザインの希望には大工が現場で細かく応え、F様の「おばあちゃんの家」を思い出させる、懐かしくも「今」にふさわしい家だ。
昔ながらの三和土仕上げの土間に、石を埋め込んで懐かしい風情に。広い土間のどこからでも入れる設計は、お施主様の好… 続きを読む
昔ながらの三和土仕上げの土間に、石を埋め込んで懐かしい風情に。広い土間のどこからでも入れる設計は、お施主様の好きだった「おばあちゃんの家」のイメージ。踏み台には屋久杉の一枚板を使った
「もともと古民家が好きで、木の家を建てたいと思っていました」というFさん。モノづくりにも興味があり、「大工、木の家」で検索して川口建設を見つけられた。会社を訪問し、倉庫に山積みされた大量の木に衝撃。「この木を使って好きなように建ててあげる」と言われて心を動かされたものの、「でも高いのでは?」とちょっと心配だったそう。ところがちょうど開催されていた見学会に参加し、「このくらいの家ならこのくらいの価格」との目安を聞くと、「思ったより手頃な価格だったんです!」。… 続きを読む
「もともと古民家が好きで、木の家を建てたいと思っていました」というFさん。モノづくりにも興味があり、「大工、木の家」で検索して川口建設を見つけられた。会社を訪問し、倉庫に山積みされた大量の木に衝撃。「この木を使って好きなように建ててあげる」と言われて心を動かされたものの、「でも高いのでは?」とちょっと心配だったそう。ところがちょうど開催されていた見学会に参加し、「このくらいの家ならこのくらいの価格」との目安を聞くと、「思ったより手頃な価格だったんです!」。依頼を決意し、土地の探し方から相談することになった。
キッチンの棚はお施主様から写真を見せてもらい、檜を使ってつくりました。棚板がランダムで、しかも1枚ずつ抜けるようになっているんです。このような棚をつくるのははじめてだったので、まず加工場でいろいろ試しにつくってみてから、現場で施工しました。耳付き板を使ったカウンターと吊り戸棚は、親方社長と相談してデザインを決めたものです。階段も力を入れてつくりました。リビング内にありますから、見られることを意識してつくっています。私たち大工も着工前の打ち合わせから参加しま… 続きを読む
キッチンの棚はお施主様から写真を見せてもらい、檜を使ってつくりました。棚板がランダムで、しかも1枚ずつ抜けるようになっているんです。このような棚をつくるのははじめてだったので、まず加工場でいろいろ試しにつくってみてから、現場で施工しました。耳付き板を使ったカウンターと吊り戸棚は、親方社長と相談してデザインを決めたものです。階段も力を入れてつくりました。リビング内にありますから、見られることを意識してつくっています。私たち大工も着工前の打ち合わせから参加しますし、現場でもお施主様と直接打ち合わせをします。F様は木がお好きなことや、「おばあちゃんの家」のような雰囲気にしたいということをお聞きしていました。お施主様の好きなものをイメージしながら、喜んでいただけるようにいつも現場でつくっています。
商品名 | - |
部材・設備 | - |
商品名 | - |
部材・設備 | - |
延床面積 | 150.07m2 (45.3坪) |
敷地面積 | 198.97m2 (60.1坪) |
工法 | 木造軸組 |
本体価格 | 2,630万円 |
竣工年月 | 2016年7月 |
住所 | 大阪府阪南市黒田315-2 |
問い合わせ | |
ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO(スーモ)を見て」とお伝え下さい。
大阪府阪南市黒田315-2
定休日:年中無休
外観のアクセントになる縦格子の引き戸は、建具職人の手によるもの。繊細な格子から漏れる光が美しい。外壁は風合いがよく、耐久性にも優れた火山灰シラス。外構にもこだわって趣のある佇まいに
昔ながらの三和土仕上げの土間に、石を埋め込んで懐かしい風情に。広い土間のどこからでも入れる設計は、お施主様の好きだった「おばあちゃんの家」のイメージ。踏み台には屋久杉の一枚板を使った
節なしの檜の床は艶やかで肌触りよく、年月とともに深まる色合いも美しい。土間との間仕切りは上部だけ開けられる「月見障子」。2階のすのこの床の部分は「室内干しスペース」
2階までの大らかな吹き抜けのリビング。柱を見せた日本の伝統的な真壁工法で、壁や天井は漆喰をシンプルなローラー仕上げに
吹き抜けを走る丸太の梁は、木材市で直接仕入れた地松。がっしりと構造を支えて安心感があり、野趣あふれる節がインパクト十分だ。2階の手すりに使った黒柿の耳付き板も個性的なアクセントに
キッチンの棚は現場で大工がお施主様と相談しながら造作したもの。木をたっぷり使った遊び心のあるデザインも楽しい。正面の棚は棚板が可動式になっているなど、実用性も十分
和室の天井はお寺や神社にもよく使われる、伝統的な様式の格天井。大工の技と木目の美しさが際立っている。座卓は丸太で仕入れた屋久栂を自社で製材してつくったもの
木で造作したカウンターに信楽焼の手洗いボウル。床は竹タイル、壁は和紙を貼った
吹き抜けで1階と2階がつながり、家族の気配が感じられる。吹き抜けに面した床をすのこにして、風通しのいい室内干しスペースに
レトロなランプが似合う玄関。シューズクロゼットを備えてスッキリ片付く工夫も
土間とリビングが一体化し、吹き抜けで2階ともつながる開放的な間取り。階段も圧迫感のない踏板だけのスケルトンスタイルに
型ガラスをはめ込んだ引き戸は、無垢の杉の木目を生かしたオリジナル。月見障子や縦格子の引き戸など、建具職人の手仕事の温もりに満ちている
深い軒は日本の風土に適したデザイン。板張りの軒天も外観に温もりを添えている
火山灰シラスの「そとん壁」に木の縦格子。素材の風合いを生かしたシンプルな外観デザインが街並みに調和する