昼はコンクリートとガラスの質感が際立ち、夜は窓からの明かりが構造の美しさを表情豊かに演出する。この外観デザインは、オーナーであるTさんがどうしても実現したかったもののひとつだった。「デザインに明確なイメージがあったので、それをどう実現してくれるかという観点で会社選びをしました」。できあがったのは１階を賃貸部分、２-３階を住居部分とし、西側にはぐるりとバルコニーと、屋上庭園を備えた住まい。デザインだけでなく、賃貸部分とオーナー邸との生活動線が交わらない設計上… 続きを読む
昼はコンクリートとガラスの質感が際立ち、夜は窓からの明かりが構造の美しさを表情豊かに演出する。この外観デザインは、オーナーであるTさんがどうしても実現したかったもののひとつだった。「デザインに明確なイメージがあったので、それをどう実現してくれるかという観点で会社選びをしました」。できあがったのは１階を賃貸部分、２-３階を住居部分とし、西側にはぐるりとバルコニーと、屋上庭園を備えた住まい。デザインだけでなく、賃貸部分とオーナー邸との生活動線が交わらない設計上の工夫などもなされている。また、海外に行く機会が多く、欧米のインテリアにも造詣が深いTさん。内部については様々なマーケットから自ら調達したヴィンテージものの木製建具や、海外メーカーの水まわり設備などを取り入れた。何度もディティール調整を繰り返したすえに、ヨーロピアン・モダンなデザインとコンクリート打ち放しが調和する、都会の邸宅が誕生した。
デザインにこだわりが強く、自らイメージパースを描くほどだったというTさん。とくに、「RC打ち放し仕上げと大きなガラス面の対比」という外観はどうしても実現したいもののひとつで、「自分のデザインアイデアをどこまで実現できるか？」という点を重視して注文住宅会社を探した。数社を候補に挙げ、それぞれの設計提案を綿密に比較検討。露木建設に依頼した決め手は、コンクリート建築への造詣の深さと、それをデザインに昇華する設計力、そして施工力。公共事業なども手掛ける同社なら、様… 続きを読む
デザインにこだわりが強く、自らイメージパースを描くほどだったというTさん。とくに、「RC打ち放し仕上げと大きなガラス面の対比」という外観はどうしても実現したいもののひとつで、「自分のデザインアイデアをどこまで実現できるか？」という点を重視して注文住宅会社を探した。数社を候補に挙げ、それぞれの設計提案を綿密に比較検討。露木建設に依頼した決め手は、コンクリート建築への造詣の深さと、それをデザインに昇華する設計力、そして施工力。公共事業なども手掛ける同社なら、様々な要望や制約にも真摯に向き合い、一つひとつイメージをカタチにできると確信したという。また、担当営業の対応も「とても丁寧で、好感がもてました」とＴさん。「住み始めてからも、とても快適。こちらで購入した建具などを取り入れたり、ずいぶん無理を言ってしまったと思うけど、求めていた建物を得ることができた。感謝しています」と笑顔で話してくれた。
「RC打ち放し仕上げと、大きなガラス面の対比」という外観のデザインに強いこだわりをお持ちだったＴ様。そのこだわりを実現するために、建築基準法の理解と運用方法などを慎重に検討しながら設計作業を行いました。たとえば、日影規制と道路斜線規制を天空率測定という法規・法令の運用によって、建物の高さを強調するデザインを実現。構造的な負担をできる限りかけることなく叶えた屋上庭園や内部の無柱空間などに、構造設計上の工夫や、法規・法令の巧みな運用を駆使しています。また、地盤… 続きを読む
「RC打ち放し仕上げと、大きなガラス面の対比」という外観のデザインに強いこだわりをお持ちだったＴ様。そのこだわりを実現するために、建築基準法の理解と運用方法などを慎重に検討しながら設計作業を行いました。たとえば、日影規制と道路斜線規制を天空率測定という法規・法令の運用によって、建物の高さを強調するデザインを実現。構造的な負担をできる限りかけることなく叶えた屋上庭園や内部の無柱空間などに、構造設計上の工夫や、法規・法令の巧みな運用を駆使しています。また、地盤コンディションに加え、土地の有効利用と工事費の調整といった建設施工の視点でのご提案も行いました。内装については、Ｔ様が様々なマーケットからご自身で調達したヴィンテージものを多く導入。そうした建具を、新築材料の間仕切りや家具工事に使用するためのディテール調整に力を注ぎました。ヨーロピアン・モダンなデザインとコンクリート打ち放しの表情とのマッチングなど、細部まで知恵と技術を駆使したお住まいになったと思います。
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 商品名 | - |
| 部材・設備 | - |
| 延床面積 | - |
| 敷地面積 | 146.60m2 （44.3坪） |
| 工法 | RC（鉄筋コンクリート壁式ラーメン構造） |
| 本体価格 | - |
| 竣工年月 | 2010年５月 |
| 住所 | 神奈川県川崎市宮前区野川台1-22-3 |
| 問い合わせ | |
| ホームページ | この会社のホームページへ |
※営業時間内の対応となります。
※お問い合わせの際は「SUUMO（スーモ）を見て」とお伝え下さい。
神奈川県川崎市宮前区野川台1-22-3
定休日：日曜、祝日ほか会社指定日
コンクリートとガラスのコントラストに加え、ブラックがきらめく灯りを縁取る夜の外観。ため息が出るほど美しい姿は、そのまま街のアイコンになりそうな存在感をたたえている。構造上の負担をかけずに柱を極力作らないなど、強さと美しさを兼ね備える工夫を凝らした
１階を賃貸部分、２-３階が住居部分。西側はぐるりとバルコニーで囲み、外とのつながりをつくっている。RC壁式構造としてはぎりぎりの壁量計算で、ガラス面の大きな外観を実現。構造設計者の知恵と努力の賜物だ
都心の限られた敷地内でのオーナーイン賃貸住宅ということもあり、オーナー住居と賃貸テナントとの動線が交錯しないよう、階段の位置もしっかり考慮されている
どの角度から見ても美しいのが露木建設のRC建築の特長だ。公共の施設や街のランドマークとなる建造物を多く手掛ける同社のノウハウが、住宅にもいかんなく発揮されている
エントランスからエレベーターホールへの空間にはステンドグラスを設置。アンティークデザインのペンダントライトとともに、コンクリートの無機質さをやわらげ、訪れた人を優しく内部へと導いてくれる
生活空間の中心であるＬＤＫは、もっとも明るい３階に。水まわりと収納のほかは、ほぼワンルームの大空間となっている。ブラウンを基調に整えられたインテリアに、白いキッチンとご自身で購入されたというステンドグラス入りのヴィンテージ建具が映える
Ｔさんこだわりのクラシックスタイルのペニンシュラ型キッチンに、白いタイルを組み合わせた。キッチンからはリビングの全景とらせん階段、大開口からの美しい緑を望むことができる
キッチンカウンターとコンロ側の壁は熱に強くお手入れしやすいタイルを採用。グレーの目地で汚れも目立ちにくい。収納扉や水栓、ペンダントライトにはクラシカルな味わいをプラスした
手前が洗面、左がトイレと、それぞれをガラスで仕切ったバスルーム。ヨーロッパの格式あるホテルを思わせるようなスタイルに、猫足のバスタブで優雅なバスタイムが叶う
洗面室の主役はアメリカのコーラー社製クラシックスタイルの独立型ペデスタル洗面台に、真鍮の水栓金具。壁面はキッチンと同じクラシックな白タイルに、上部はブラックの塗装で引き締めた
Ｔさんの書斎は２階ということもあり、ＬＤＫより明るめのフローリングで変化をつけた。リビングとはらせん階段でつながり、仕事や趣味に集中しつつも、家族の気配をさりげなく感じることができる
らせん階段側からの書斎。クロスは19世紀を代表するイギリスの芸術家、ウィリアム・モリスのもの。ヨーロピアン・モダンなデザインをブラックのドアが引き締める。道路側の窓がどこか和のテイストも感じさせ、独特の雰囲気をつくりだしている
白いドアに合わせて明るいイエローのクロスが目をひく一角。ステンドグラスを取り入れたヴィンテージ建具はオーナー自らが選び、購入したもの。施主支給の建具はサイズやバランスの調整が難しく、違和感なく調和させるには高いデザイン力、施工力が要求される
賃貸部分のＬＤＫもコンクリート打ち放しのスタイリッシュなデザイン。部屋によってオレンジやグリーンなど、シックな色味のアクセントクロスを採用。こちらの部屋は、ステンレスのキッチンも備えた贅沢なつくりとなっている
こちらも賃貸部分で、あずき色のシックなクロスにキッチンはブラックの鏡面仕上げ。住居としてはもちろん、賃貸オフィスとしての使用も想定してデザインされているという
白い木製ドア、カナリアイエローのクロス、コンクリートと異なる素材が織りなすモダニズムがＴさん邸のインテリアの特徴。どこを切り取っても個性的で絵になる空間は、住まいというより美術館や海外のギャラリーを想起させる
インテリアの魅力を最大限に引き出すために、欠かせないのが日常の片付けやすさ。随所に収納をたっぷり設けることで、外にモノが出ない、すっきりした住まいを保つことができる
賃貸部分の洗面室にもヨーロピアンスタイルの洗面台と水栓を採用し、周辺の賃貸住戸との差別化を図っている。シンプルながら清潔感と格式を感じさせる。お掃除しやすいのも嬉しいポイント
エントランスホールから半地下の駐車場へと続く階段部分。コンクリートを照らす照明が、秘密基地に行くようなワクワク感をもたらしてくれる
エントランスホールからつながる半地下の駐車スペース。ＤＩＹや自動車整備など、趣味の作業を行えるよう水栓とシンクも設置した。このようなスペースを設けられるのも、ＲＣの醍醐味といえるだろう
