家を買うための第一歩は家計簿をつけること? その効果を解説

将来的にマイホームを買おうと考えているのであれば、家計の現状のチェックは欠かせません。なぜなら、何度もこのコーナーで触れているように、住宅ローンは「借りられる金額ではなく、返せる金額」を借りることが重要だからです。この「返せる金額」は、年収だけでは判断できません。現在の家計の状況がどのようになっているのかを知る必要があります。そのためにも有効なのは、家計簿を最低でも1年以上つけてみることです。

家計簿で家計全体の傾向を把握すれば、住宅ローンの「返せる金額」も明らかになる

最近はとても便利な家計簿アプリが増えています。というか、たくさんありすぎて、どれを選べばいいのかわからないという人も多いかもしれません。とりあえず家計の支出状況を把握するだけであれば、どれを使ってもいいです。とにかく始めることが重要です。

筆者も7年ほど前から家計簿アプリを使っています。FP歴22年で、家計簿をつけているのが直近のたった7年なので、全く自慢にはなりませんが、実際に自分で家計簿をつけてみて感じるのは、お金の無駄遣いが多少は減ったということです。お金を支払うたびに入力しますので、いまの支払いは少し無駄遣いだったなと感じる機会があると、同じような出費に対して敏感になります。次は気をつけようという意識が働き、無駄遣いが多少は減るという仕組みです。

継続して家計簿をつけていると、月間で集計したり、年間で集計したりすることで、家計全体の傾向をつかむことができます。出費の項目を大まかにでも分類しておくと、どの項目の出費が多いのかも一目瞭然です。また、家賃や光熱費、通信料、食費など、毎月必ずかかる費用である固定費も明らかにできます。それらを明らかにすることで、マイホーム購入後の住居費として支払うことのできる上限金額も明らかになります。将来のための貯蓄を継続しながら返せる金額はいくらなのか、それを冷静に見積もることもできるはずです。

このような家計のチェックと将来のための貯蓄を考慮した返済可能額の見積もりをせずに、年収から計算される借入可能額でローンを組もうとすると、家計運営に無理が生じ、将来の教育資金や老後資金にしわ寄せがいく可能性が高まります。安全安心の住宅資金計画を立てたいのであれば、まずは家計簿をつけることから始めてみてください。

家計簿アプリは、入力しやすさや機能などが自分に合っているものを選択

繰り返しになりますが、家計簿アプリは自分が使いやすいものを選べばよいでしょう。もちろん、アカウント・アグリゲーションのサービスのついた家計簿アプリなら、銀行口座や証券口座など、自分の複数の口座と連携させることで、家計簿アプリだけでさまざまな金融サービスを利用することができるような便利なものもあります。とはいえ、一番重要なのは、やはり使いやすさ(例えば、入力しやすいとか、レシートの写真をすぐに読み込めるなど)でしょう。続けられなければ意味がないので、これなら日々の入力も楽しくできそうとか、このアプリなら毎日開きたいなどと思えるものがベストです。

なお、毎日入力するのが面倒とか、しんどいと思ってしまうと続けられにくくなります。3時間ごとや6時間ごとにアラートを鳴らす機能のついているものも多いですが、そのアラートが苦痛になってしまうと元も子もありませんので、1カ月のうち、2日や3日、入力を忘れても、「気にしない」と最初から決めておくのもよいでしょう。

「自分は、三日坊主で、何をやっても続けられない…」などと、落ち込んでしまうのもよくありません。「今月は20日もちゃんと入力できたぞ!」と、できない日があっても気にせずに、ポジティブに取り組んでみてください。慣れてくれば、入力することが日常のルーティーンになっていきますので、頑張りすぎないように少しずつ始めてみてください。

イラスト/杉崎アチャ

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公開日 2020年02月10日
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