次にくる住みたい街はここだっ! ~和光市編~

次にくる住みたい街はここだっ! ~和光市編~

東京都内の地下鉄や電車(東横線)を利用していて、最近感じるのが「和光市行き」と書かれた車両や表示板を目にする機会がやたらと増えたこと。みなさんのなかにも「名前だけはよく見かけるけど、”和光市”ってどんな街なの?」と気になっていた人が多いのではないでしょうか。

和光市は、2008年の東京メトロ副都心線の開通を機に、ベッドタウンとして注目を集めるようになった埼玉県の街。2013年に副都心線と東急東横線・みなとみらい線の相互直通運転がスタートしたことで、最近はさらに注目度が高まっているようです。
ちなみに2016年度の「住みたい街ランキング関東版」(リクルート住まいカンパニー調べ)では、前年116位から57位へとランクアップ! 「これから人気が出そうと思う郊外の街ランキング」(東京23区を除く)では、なんと3位にランクインしています。人気タウンへと着実に進化しつつある「埼玉県和光市」とは、いかなる街なのか? いざ現地調査に赴きました。

埼玉でありながらも都心部へのアクセスは超便利!

まずは埼玉エリアになじみがない人のために、位置関係を簡単に説明しておきましょう。東京都板橋区(成増)と接する埼玉県最南端の東側に位置するのが和光市です。和光市駅には、東武東上線(急行・準急停車駅)、有楽町線、副都心線の3路線が通っているため、埼玉県といえども都心部への交通アクセスは驚くほど便利。主要駅への乗り換え無しの最短所要時間は、以下のとおりです。

池袋駅 約13分(東武東上線準急利用)
新宿三丁目駅 約19分(東京メトロ副都心線急行利用)
渋谷駅 約24分(東京メトロ副都心線急行利用)
有楽町駅 約36分(東京メトロ有楽町線利用)
銀座一丁目 約38分(東京メトロ有楽町線利用)

さらに副都心線と東急東横線、みなとみらい線が2013年に相互直通運転を開始したことにより、中目黒や代官山、自由が丘などのオシャレタウンや、横浜方面へも乗り換え無しでアクセス可能となっています。有楽町線・副都心線は和光市が始発駅のため、朝の通勤ラッシュ時であっても、少し並べば座って都心に通うことができるのも、ビジネスパーソンにとってはうれしい限りです。

路線図

また和光市は、マイカー利用者にとっても魅力的な街といえます。環八や国道254号線(川越街道)が近いことに加え、街の東側には「外環自動車道」が通っていて、首都高、関越、常磐、東北自動車道とつながっています。まさにどこに出かけるにも超便利な首都圏を代表する「交通の要所」といっていいでしょう。

和光市駅
副都心線と東横線・みなとみらい線がつながったことにより、横浜駅へは最短約49分、元町・中華街駅へも約56分でアクセス可能

乗降客数が多いわりに、駅前の商業圏はこぢんまりしている

それでは、実際に歩きながら街の雰囲気を見ていくことにしましょう。商業圏として栄えているのは駅の南側で、バスロータリーのある南口駅前には、商業施設やビジネスホテル、マンションなどのビル群が林立しています。チェーン居酒屋、銀行、ファミレス、書店、イトーヨーカドーなどが建ち並ぶ様子を見る限り、日常の買い物には不便を感じることはなさそうです。しかし、ファッション関連の店や、今どきっぽいカフェ、商店街などはほとんど見当たらず、若干、個性に乏しい印象が否めません。
一方の北口は、区画整理や開発の手がまだ入っていないエリアで、今後、再開発される予定のようですが、現時点では駅前に銀行とコンビニエンスストアがあるだけ。駅のすぐ目の前まで一戸建ての住宅群が迫っています。

東武東上線沿線では、池袋駅に次ぐ乗降客数(1日約16万4000人・2014年度)を誇ることからすると、駅前の様子にはどうしても物足りなさを感じてしまいますが、商業圏が発展しないのは、池袋や新宿などの大繁華街に近過ぎるという理由が影響しているようです。
駅前を歩いていたオシャレなマダムに「洋服や雑貨などは、どこで買っているんですか?」と尋ねてみたところ、こんな答えが返ってきました。「地元で買うのは日用品や食材くらいで、気の利いたものは、ほとんど池袋の西武や東武デパートで買ってますね。副都心線が開通してからは、新宿伊勢丹派も増えているみたいですよ」

確かに、最先端のファッションやグルメを楽しみたいなら、電車に乗って都心にでかければいいだけの話。池袋や新宿へも20分以内で行けてしまうから、駅前の充実度にはそれほどこだわる必要はないのかもしれません。逆に「駅前の商業圏がコンパクトだからこその利点が、この街にはある」とも、マダムはおっしゃいます。

「駅前はそれほど栄えていないけど、小規模な商業圏を抜けるとすぐに住宅地が広がっているのが、この街の良さでもあるんですよ。同じ埼玉でも、大宮や所沢などは、駅前はにぎやかだけど、商業エリアが広すぎて駅近に一戸建て物件は少ないでしょ。駅近物件が豊富なところも、和光市の魅力といっていいんじゃないかしら」

和光市には駅近物件が豊富
和光市には駅近物件が豊富で、駅から徒歩で5分以内のエリアにも、新築一戸建てやマンションが数多く建っている。写真は駅から2分ほどの場所に広がる住宅街

駅から一歩離れると、埼玉らしいのどかな風景が広がりはじめる

駅周辺はどこにでもある新興住宅地といった印象ですが、郊外へと歩みを進めるにつれ、徐々に畑や雑木林が増えてきて、いい意味での「埼玉らしさ」が漂い始めます。街のあちこちに、とれたての野菜や果物を販売する「無人の野菜販売所」が設置されているのも、東京23区には見られない、埼玉ならではの風景といっていいでしょう。

さらに和光市は、古くから湧き水が豊富な場所としても知られ、武蔵野台地の端にあたる白子川周辺には、今も清冽な湧水スポットが数多く点在しています。現在は残念ながら飲用不可となっていますが、かつて湧き水は、酒造りや水車の動力源にも利用されていたとか。都市化が進む東京近郊では、めったに見られなくなったこうした小さな自然も、街の貴重な財産といえそうです。

柿ノ木坂湧水公園
湧き水が流れるのどかな風景が楽しめる「柿ノ木坂湧水公園」。白子地区にある「清龍寺不動院」では、湧水に打たれながら滝修行も体験できる

雑木林や畑、湧水など、自然と触れ合えるスポットが多い和光市ですが、有名な見どころやメジャーな観光スポットは、残念ながらほとんど見当たりません。街の名前を聞いても、どんな街なのかイメージしにくいのは、そのせいもあるのでしょう。

とはいえ、約20ha(東京ドーム4個分)の広大な敷地内に、見渡す限りの林が広がる「和光樹林公園」や、江戸中期の藁葺(わらぶ)き屋根の古民家を移築保存した「新倉ふるさと民家園」など、数は少ないながらも和光市らしい見どころ、遊びどころは存在します。
決して派手さはないものの、都会と田舎がバランスよく同居しているロケーションと、都心への出やすさが和光市の最大の魅力といってよさそうです。

都心に近いのに、昔ながらの地域コミュニティが維持されている

ところで、和光市で物件を探している人のなかには、賃貸ではなく、分譲マンションや一戸建ての購入を考えているファミリー層も多いはずですが、一生住み続けようと思った場合、気になるのが、地域にとけ込めるかどうかです。

区画整理された南口駅前を見ると、新しく造成された街のようにも感じますが、じつは和光市は歴史を秘めた古い街。古代に新羅(朝鮮半島)から渡来人が移り住んだという伝説があるほか、江戸時代には宿場町(川越街道の白子宿)としてもにぎわっていたそうです。そのせいもあってか、街には古くからの住民も多く、地域コミュニティや自治会の結束が強いのが特徴です。

代々、和光市に住み続けているという「新倉ふるさと民家園」の田中俊さん(和光市古民家愛好会会長)は、和光市の地域コミュニティの現状について、以下のように話してくれました。

「もともと和光市は農家が多い地域ということもあって、近所で助け合うという意識が強いんですよ。近所のみんなが一緒になって農作業を手伝ったり、砂利道を整備したりというのが、昔は当たり前でしたからね。また寺社が多く、氏子を中心とした祭りや、自治会が主宰する小規模な盆踊りが各地で開催されているのも、この界隈の特徴です。和光に引越して来たなら、まずは近くの祭りに参加して、気楽に住民同士、言葉を交わすことから始めてみてはいかがでしょう。新しい住民が増えて地域が若返ることはわれわれにとっても願ったりかなったり。歓迎しますよ!」

新倉ふるさと民家園
江戸中期に建てられた民家、旧富岡家住宅を移築保存した「新倉ふるさと民家園」。季節の行事やイベントが随時開催され、地域の人々のコミュニケーションの場としても活用されている。写真右端が田中俊さん

今どきの若い人は総じて近所づきあいが苦手といわれますが、「和光に移り住む新住民のなかには、地域コミュニティづくりに積極的な人が意外に多い」とも田中さんはおっしゃいます。

「特に子育て中のお母さんたちのなかには、地域づくりに積極的な人が多いように感じます。ここ民家園にも近隣のお母さんたちから「子どもたちに餅つきや昔の遊びを体験させてあげたいので、協力してもらえないか」という申し出があり、一緒にイベント等を企画しているんですよ。最近の若い人の中にはマンションの管理組合を地域コミュニティと捉えている傾向があるようですが、同世代だけで集まるのではなく、世代を超えた触れ合いを楽しめるのが地域コミュニティの醍醐味。和光市は人口構成のバランスがとれた街で、子どもからお年寄りまで、さまざまな年齢層の人々が住んでいます。だからこそ。若者は高齢者から何かを学び、高齢者は何かを伝えることで生き甲斐を感じられる……、そんな理想的なコミュニティがつくられる下地が備わっているともいえるはずです。今後は、自治会の設立や参加をさらにうながして、新旧住民が協力しあいながら、どんどん新しい地域コミュニティが生まれていくといいですね」

元気なお年寄りが、この街に多い理由とは?

田中さんのお話の中に「人口構成のバランスのとれた街」という言葉がでてきましたが、和光市の現在の人口構成比は、65歳以上の高齢者の割合が約16%、15歳以下の子どもの割合が約15%。これは全国的に見ても珍しい理想的な人口構成なのだとか。
また、和光市は「元気なお年寄りが多い街」としても全国にもその名を知られているようで、郊外を歩いていると80歳をとうに過ぎているのに現役で農作業にいそしむお年寄りの姿が目につきます。

昔ながらの地域コミュニティが維持されていて、孤立する高齢者が少ないのも、その理由と考えられますが、もうひとつ、行政が高齢者介護に積極的に取り組んでいるという点も、元気なお年寄りが多い理由となっているようです。
高齢者介護への取り組みというと、「デイサービス施設や特別養護ホームを数多く整備する」といったイメージを抱きがちです。しかし、和光市ではそれとは異なる独自の政策を平成15年から続けているとか。いったいどんな政策が実施されているのでしょう? 松本武洋市長にお話をうかがいました。

「和光市の高齢者介護への取り組みの特徴は、要介護・要支援にならないためには何をすべきか、介護の”予防”を第一に考えている点にあります。具体的には、歩いていける生活圏のなかに、筋力トレーニングを行う施設を数多くつくったり、コミュニケーションを楽しめる「喫茶サロン」を定期的に開催したり、気軽に健康や栄養に関しての相談ができる「まちかど健康相談室」を設置したり……といった取り組みが中心となります。コミュニティケア会議という多職種連携の会議を開き、オーダーメイドで各利用者にあったケアプランの作成に対する支援・調整も行っています。お年寄りの「ひきこもり」が社会問題となっている今、このような取り組みを通じて、できるだけ高齢者を街に連れ出し、生きがいや楽しみを見つけてもらいたい。それが結果的には、お年寄りの健康維持や、生きる力につながっていくはず、というのが私たちの介護予防のコンセプトなのです」

松本武洋氏
2009年度から和光市市長を務める松本武洋氏。和光市の介護や子育てへの先進的な取り組みは全国からも注目を集めていて、視察に訪れる自治体の数は年間300団体を超えているとか

介護予防だけでなく、和光市は要介護の認定を受けた高齢者の機能回復にも取り組んでいて、一度要介護・要支援と認定された人の約40%が、介護や支援の必要がないほどに回復しているそうです。

「トレーニングにも独自の工夫が凝らされていて、裸足になって床のタオルを足の指でつかんだり、体操しながら計算をしたりと、機能回復や介護予防のためのさまざまなトレーニング法を積極的に取り入れています。そのかいあって、要介護認定率は、全国平均が18.2%なのに対して、和光市は9.4%。80〜85歳の認定率に至っては、全国平均の半分の16.3%にまで下がってきています」

要介護認定率の推移

さらに和光市では「地域包括ケアシステム」を全国に先駆けて導入し、介護保険サービス、生活支援、医療系サービスなど、これまで縦割りで行われていた事業をリンクさせて、高齢者が個別に抱えている課題を一括してケアする仕組みがとられているそうです。

皆さんのなかには「まだ、自分の老後のことを考える年齢じゃないし……」と介護の話に興味を抱けない人も多いとは思いますが、「将来的には地方に住む親を、都会に呼び寄せて一緒に暮らしたい」と考えている人もなかにはいるはずです。そういう人にとっては、和光市の高齢者介護への独自の取り組みは大きな魅力といっていいでしょう。せっかく親を都会に呼び寄せたのに、すぐに高齢者施設に入居させてしまっては意味がありません。いつまでも元気に一緒に過ごせることが家族にとっての幸せであるはずです。

妊娠中から就学前まで、子育ての窓口を一つにした

子育て支援についても、同様に「包括ケア」が導入されていて、フィンランドの育児支援システムをモデルにした「わこう版ネウボラ(フィンランド語でアドバイスの場)」と呼ばれる制度が、2014年10月からスタートしています。

「これまでは、母子健康手帳は戸籍住民課が窓口となって発行していましたが、それを母子保健ケアマネジャー、または子育て支援マネジャーが配置された「子育て世代包括支援センター」で交付することにして、妊娠中から子どもが就学するまでの期間、一つの窓口で継続的なサポートを受けられるようにしたのです。核家族化が進んだ今、出産や子育てについて相談する相手がいなくて苦しんでいる家庭も多いはずですが、今後はネウボラ制度が、そういう人たちの悩みや不安を解消するための一助となれば幸いです」

また、和光市は子どもたちの食育にも取り組んでいて、学校給食で使う野菜の約25%を地元産の野菜でまかなっているそうです。それも給食センターでつくった食事を提供するのではなく、とれたての新鮮野菜を各学校の給食室で調理するスタイルにこだわっているとか。

さらに、和光市は教育熱心なファミリーにとっても魅力的な環境といえます。東上線で約7分の志木駅には「慶應義塾志木高等学校」や「立教新座中学・高等学校」が、約17分の川越駅には埼玉の名門公立校として知られる「川越高等学校」があり、励みになる教育環境が備わっています。

街の魅力をPRすることが、住民の街に対する誇りにつながる

高齢者介護や子育て支援への取り組みに加え、和光市は外部に向けての街のPR作戦にも熱心です。全国各地の鍋料理を味わえるイベント「ニッポン全国鍋グランプリ」を毎年冬に開催しているほか、2015年からは、アイドルグループ「SKE48」の松村香織さん(和光市出身)が和光市応援団長に就任。市民まつりや、鍋グランプリにも彼女は積極的に参加し、街の盛り上げ役を買って出てくれているとか。

ニッポン全国鍋グランプリ
「ニッポン全国鍋グランプリ」には。SKE48から松村香織さん(右)のほか、静岡県焼津市の「やいづ親善大使」青木詩織さん(中央)、栃木県佐野市の「佐野ブランド姫」福士奈央さん(左)も参加した

また、和光市は映画やドラマの撮影地に使われることも多く、人気ドラマ『相棒』や、日曜朝に放映されている『戦隊ヒーロー』もののロケ地として頻繁に使われています。

「まだまだ街としてのネームバリューが低い和光市ですが、外に向けて魅力を発信することで、街自体も活性化していくはずだし、それによって住民のなかにも”街に対する愛着や誇り”が芽生えることになると思うのです。今の若い世代は地元にあまり興味をもっていないように感じられます。でも、それは知ろうとしないだけで、じつは和光市にはまだまだ多くの魅力が潜んでいる。例えばつい最近も、和光市にある国の研究機関「理研(理化学研究所)」が新しい元素を発見したことで話題になりましたよね。駅のすぐ近くには、イチゴ狩りが楽しめる農園もあるし、市内から富士山と東京スカイツリーが同時に眺められたりもする。それ以外にも、古くからホンダの本拠地として知られているし、去年は、郊外に首都圏の物流拠点となる巨大な「東京北部郵便局」も完成し、産業の面でも自慢できる部分が増えてきています」(市長談)

市長の熱い地元アピールは、まだまだ続きそうですが、このあたりで和光市に住む主な利点を箇条書きにしてまとめておきましょう。

  • 都心部へのアクセスが便利。始発列車が多いため座って通勤可能。
  • 住宅街が駅の近くに広がっているため、駅近のマンションや一戸建てが多い。
  • 郊外に足を延ばせば、自然と触れ合えるスポットが点在していて、都会と田舎の雰囲気の両方が楽しめる。
  • 都心に近いわりに、古くからの地域コミュニティが維持されている。
  • 子どもからファミリー、お年寄りまで、人口構成のバランスがとれている。
  • 独自の高齢者介護、子育て支援制度が充実している。

こうやって和光市の魅力を挙げてみると、派手さはないものの、住みやすさの面では非常に魅力的な街であることがよく分かるはずです。「できれば東京23区に住みたいのだけど、のどかな自然も捨てがたいし、人間的な触れ合いも楽しみたい」というわがままなリクエストを、すべてかなえてくれるのが和光市といってもいいでしょう。

和光樹林公園
南口から徒歩20分ほどの場所に広がる「和光樹林公園」には、ジョギングコースも整備されていて、市民の健康づくりの場ともなっている

物件相場は上昇中! 値上がりが本格化する前の今が狙い目かも?

さて、気になるのが物件相場ですが、20年ほど前までは23区と比べると交通至便のわりに、賃貸、分譲物件ともにかなりリーズナブルでした。しかし、副都心線開通を機に相場は上昇傾向にあるようです。

現在のおおよその物件相場は、賃貸マンションのワンルームタイプで6.8万円、2LDKタイプは10万円、3LDKタイプは11.6万円(SUUMO賃貸情報/2016年3月18日現在)。

また、分譲価格は新築マンションの3LDKタイプは3500万円前後、新築一戸建ては3000万〜5000万円前後。中古の一戸建てやマンションの場合は2500万円程度〜となっています。

隣駅の板橋区成増の賃貸マンション家賃相場が、2LDKタイプが10.7万円、3LDKタイプで13万円であることと比較すると、今も和光市のほうが若干安く感じますが、単身者向けのワンルームや1LDKタイプで比べると、和光市のほうが逆に高くなっています。現状では、隣の練馬区との家賃の差はほとんどなくなりつつある、と考えたほうがいいのかもしれません。

とはいえ、都心の繁華街(池袋、新宿、渋谷)まで出るのに、和光市よりも時間がかかる埼玉県内の浦和の3LDKマンションの賃貸相場が約14万円、大宮の同タイプが約13万円であるのと比べると、和光市はまだまだ穴場的価値がある街といえます。

23区ブランドにこだわる人のなかには、「埼玉県に住む」ということに抵抗感を覚える人も少なくないようですが、交通の利便性だけを見ても、東武東上線の急行・準急が停車し地下鉄の始発駅である和光市は、想像以上に便利です。東京都内に限定して物件を探していた人も、選択肢のひとつに、埼玉県和光市を加えてみてはいかがでしょう?

取材・文:中村宏覚 撮影:鈴木さや香
公開日 2016年04月27日
最終更新日 2016年11月15日
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