子育てファミリーに人気の流山おおたかの森。流山市は人口増加数が県内でNo.1!

公開日 2021年05月30日
子育てファミリーに人気の流山おおたかの森。流山市は人口増加数が県内でNo.1!

流山おおたかの森駅がある流山市は、街の将来性や子育て支援などでファミリー層に注目されている街です。人口の増加数は、千葉県内で4年連続NO.1(令和2年2月)。今年の『住みたい街ランキング』では、39位にランクインしました。「都心から一番近い森のまち」をテーマに掲げ、子育てファミリーに優しい街づくりが進行中。都心へのアクセスが良い一方で、緑豊かな自然環境にも恵まれています。今後も新スポットの開業が続き、一層の注目が集まることでしょう。

都会に近く自然が豊か。恵まれた住環境が魅力の街

豊かな自然と、新しい街並みが共存する流山おおたかの森。駅名は、健全な自然がある場所にのみ生息する「オオタカ」が住んでいることから名付けられました。

「都心から一番近い森の街」のキャッチコピーにある通り、都心へのアクセスが良好です。つくばエクスプレスと東武アーバンパークラインの2路線が乗り入れており、つくばエクスプレスの快速を利用すれば、秋葉原までの所要時間は約30分。途中駅のつくばエクスプレス『北千住駅』からは、JR常磐線、東京メトロ千代田線や日比谷線へ、つくばエクスプレス『新御徒町駅』からは都営地下鉄大江戸線へ、『秋葉原駅』からはJR山手線や総武線、東京メトロ日比谷線へ乗り換えが可能です。

駅前には、街の顔ともいえる大型商業施設『流山おおたかの森S・C』があります。シネマコンプレックスや飲食店、生活雑貨専門店のほか、約800坪を誇る『紀伊国屋書店』も入っており、買い物に便利です。すぐ近くには内科や小児科などの専門クリニックが入る『流山おおたかの森メディカルモール』があり、住民の心強い存在となっています。

一方で、『西初石近隣公園』(おおたかの森駅南口公園)や『市野谷水鳥の池』といった緑豊かな公園が点在。休日には、伸び伸びと遊ぶ子どもの姿が見られます。

流山おおたかの森駅
(写真/PIXTA)
流山おおたかの森S・C
約130店舗が入居する、流山おおたかの森S・C(撮影/清水文一)

駅前には、大型商業施設などが続々と登場!

2005年につくばエクスプレスが開通して以来、現在も駅前の開発が盛んに行われています。

2019年には『ホテル ルミエール グランデ 流山おおたかの森』と、文化施設『スターツおおたかの森ホール』が開業しました。両施設は隣り合うように配置されており、駅からはペデストリアンデッキを通って1分ほどの好立地。ビジネスや観光にも便利で、地域の活性化に貢献しています。

さらに商業施設の建設ラッシュにも注目です。2007年の流山おおたかの森S・C開業を皮切りに、複数の商業施設が登場しています。2014年には、『流山おおたかの森S・C ANNEX』がオープン。利用者の新しいニーズに応えられるよう、家電量販店やスポーツ専門店などが入りました。2018年には、駅の高架下に『こかげテラス』がオープン。つくばエクスプレスの高架下を利用した最大規模の商業施設で、飲食店や生活に役立つショップなどが幅広くそろいます。

今後も開発計画が目白押し!大型マンションの完成も間近に迫る

駅前では、2023年まで開発計画が目白押し。その第一弾となるのが、2021年3月オープンの『流山おおたかの森S・C FLAPS』です。

関東初出店のライフスタイルショップや千葉県初出店の大人向け生活雑貨店、SC初出店のネイルサロンなど、計32店舗が順次出店。ショッピングセンターの本館とFLAPSをつなぐデッキが開通するほか、駅前の広場付近に地域密着型のイベントスペースが新設されています。施設と駅前の広場が一体になることで、公園を散策するように回遊できるにぎわいの空間となるでしょう。

今後は、2021年秋に『NAGAREYAMA おおたかの森 GARDENS アゼリアテラス』が、2022年夏に『流山おおたかの森 S・C ANNEX2』がそれぞれオープン予定です。

流山おおたかの森S・C FLAPS
2021年3月31日にオープンした、流山おおたかの森S・C FLAPS(撮影/清水文一)

駅周辺では、人口増加に合わせるよう土地区画整理事業が進行中です。中でも、5棟からなる総戸数794戸の大規模マンション『ソライエグラン流山おおたかの森』の全体完成が間近に迫っています。2棟が2021年8月、残り3棟が2022年11月に竣工予定。駅から徒歩2分の立地に建つスタイリッシュな景観は、街の新たなランドマークになりそうです。

流山おおたかの森の市街地
建設ラッシュが進む、おおたかの森西1丁目周辺(撮影/清水文一)

多彩なイベントを開催! 噴水ビアガーデンや昔ながらの夏祭りも

駅周辺では、季節を通して多彩なイベントが行われています。特に注目なのが、例年8月に開催される2つのイベントです。

まず1つ目が『森のナイトカフェ』。平日を含む4日間にわたり開催され、駅前の広場が噴水ビアガーデンに変身します。多国籍料理やクラフトビールといった屋台が並び、行列ができるお店もあるほど。ガーデンカフェ風に並べられたテーブル席に座り、心地よい風に吹かれながら飲食を楽しめます。

広場には、光るオブジェや噴水ショー、ひまわり型のミストなどが登場。子どもたちが喜ぶ仕掛けも満載で、特に水と遊べるウォーターアトラクションが人気です。さらに日替わりでマジックショーやダンスイベントなどが開催されるため、大人から子どもまで楽しい時間を過ごせます。

そして2つ目が『流山おおたかの森の夏まつり』です。期間中の2日間は、駅前の広場が提灯の明かりで彩られます。射的や輪投げといった、昔懐かしい遊びを楽しめる縁日ブースがずらり。夕方には盆踊りが始まり、浴衣や甚平を着た老若男女が輪になって踊ります。

新旧の良さを肌で感じられる2つのイベントは、夏の風物詩としてこれからも親しまれていくことでしょう。

流山おおたかの森駅南口都市広場
多数のイベントが開催される流山おおたかの森駅南口都市広場。撮影時(2021年2月19日時点)は、舗装工事の最中だった(撮影/清水文一)

手厚い子育て支援が魅力。小中学校の連帯教育も実施

流山は「母になるなら、流山市。」「父になるなら、流山市。」というキャッチコピーを掲げ、子育て支援に注力している街です。東口の駅前ビルからは、バスで市内の指定保育所(園)まで送迎してくれる『送迎保育システム』を利用できます。保護者は、駅前の送迎保育ステーションに子どもを預ければよいため、出社・帰宅時における送迎の負担を減らせるのが魅力。

もともと駅近の保育所は人気が高く、すでに定員オーバーとなっている場合が少なくありません。そのため定員に空きがある保育所を選ぶと、家や駅から離れていたり、兄弟で別の保育所に通わざるを得なかったりするケースが目立ちます。最近ではテレワークをする人が増えたものの、送迎の時間と手間を解消できるこのシステムは、共働きファミリーにとって心強い施策といえるでしょう(利用の条件あり)。

ほかにも、小・中学校の連帯教育といった数多くの取り組みを実施。小・中学校の9年間を通した学習により、基礎学力を効果的に身につけられるのがメリットです。また普段から児童や生徒、教員が積極的に交流することで、進学時の急激な変化を防ぎ、中学校生活になじみやすくなります。英語教育にも力を入れており、小学1年生から英語に親しむ活動を推進中。中学校の英語教員が小学校で授業を行うこともあるため、中学校への移行もスムーズです。

流山市の子育て支援のイメージ
手厚い子育て支援と充実の教育環境が魅力(画像/PIXTA)

さらに、子育てだけでなく教育環境も充実しているため、子育てファミリーから高い支持を得ています。

子育て支援の中心となるのが、『CMSおおたかの森子育て支援センター』です。絵本の読み聞かせや誕生会、遊びの広場など、たくさんの子育て支援イベントが行われています。同じ施設の中に『幼保連携型認定こども園たかさごスクールおおたかの森分園』と送迎保育ステーションを併設しており、共働き世帯の心強い味方となりそうです。また、『CMSおおたかの森子育て支援センター』には子育てに関する相談窓口も。就学前児童の不安や子育ての悩みについて相談をしたり、情報を得たりすることが可能です。そのほか、市内10カ所の保育園に園内相談窓口があります。

さらに、流山市には新たな認可保育所が次々と登場。2020年には6園、2021年には13園が開園しました。そのうち4園が流山おおたかの森に設置されたもので、保育所の拡充が進んでいることが分かります。保育所によって違いはあるものの、0歳児クラスの定員に余裕があるようです(2021年3月31日時点)。

流山市おおたかの森センター
小中学校に併設された公共施設、流山市おおたかの森センター(撮影/清水文一)

『駒木ふるさとの森』は、豊かな自然をそのまま生かした緑地です。周りは雑木林に囲まれているため、バードウォッチングや森林浴にぴったり。遊歩道や東屋が設置されており、春には新緑、秋には紅葉を楽しみながら散策できます。

流山おおたかの森駅から徒歩で約20分の駒木ふるさとの森
バードウォッチングもできる、駒木ふるさとの森(撮影/清水文一)

駅からどの方面にも行きやすく、マンション選びの選択肢は豊富

今後も新しい商業施設が続々と登場する駅周辺は、引き続き高い注目を集めることになるでしょう。駅の南側は、流山おおたかの森S・Cへ簡単に移動できる利便性の高いエリア。東側は、早くから開発が進んだマンションが立ち並び、北側は洗練された雰囲気で、カフェやスイーツなどのお店が点在しています。西側は小中規模のマンションが多く、新たな商業施設の開業を控えるエリアです。

流山おおたかの森駅から周辺の各エリアへは簡単に行き来できるよう整備されているため、東西南北どのエリアを選んでも住みやすいでしょう。

流山おおたかの森駅の家賃相場は、駅から徒歩10分以内、築年数10年以内の賃貸マンションで、1Kで8万円、1LDKで12.95万円、2LDKで16万円となっています。また、賃貸アパートで築年数を問わないのであれば、1Kで8万円、1LDKで10万円、2LDKで11.73万円となっています。

駅前には便利な商業施設が立ち並ぶ一方で、少し離れると緑豊かな公園が整備され、自然を身近に感じながら落ち着いてゆったりと暮らせそうです。

流山おおたかの森駅周辺の家賃相場情報

賃貸(マンション)
1K 1LDK 2LDK
8万円 12.95万円 16万円
賃貸(アパート)
1K 1LDK 2LDK
8万円 10万円 11.73万円
※SUUMO掲載情報より抜粋、2021年1月31日時点。調査概要はこちら
流山おおたかの森駅周辺の街並み
駅周辺に広がる洗練された街並み(撮影/清水文一)

都心まで電車で30分足らずの距離にありながら、豊かな自然が残る流山おおたかの森。商業施設や飲食店などが続々と誕生し、住みやすさも年々アップしている街です。オシャレなカフェが多く、なかには流山市発祥の白みりんを使ったスイーツが味わえるカフェもあります。子育て・教育環境も充実しており、今後も子育てファミリーを中心に注目を集め続けることでしょう。

まとめ

2路線が乗り入れ、都心へのアクセスが良い一方で、緑豊かな自然環境にも恵まれている

2007年の『流山おおたかの森S・C』開業を皮切りに、商業施設の建設ラッシュが続く

「母になるなら・父になるなら流山。」をキャッチコピーに、手厚い子育て支援を実施

駅前の広場で多種多様なイベントを開催しており、街の活性化につながっている

駅周辺には緑豊かな公園が整備されており、静かな環境でゆったりと暮らせる

●家賃相場 調査概要

【調査対象物件】賃貸マンション/駅徒歩10分以内、築年数10年以内、賃貸アパート/駅徒歩10分以内、築年数の設定なし(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【データ抽出期間】2020/11~2021/1
【家賃の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む月額賃料から中央値を算出
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している

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取材・文/山本洋子(スパルタデザイン) 撮影/清水文一
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