広島市南区は、市内中心部や広島駅にもアクセスしやすく、商業施設も充実した暮らしやすい街。 一方で、幹線道路から一本入れば静かで落ち着いた住宅地が広がるエリアでもある。 今回は、テレビ新広島アナウンサー・三上絵里さんに、南区に住む魅力を取材した。
今回お話を伺ったのは…
テレビ新広島アナウンサー 三上 絵里さん
広島市中区出身。アメリカバージニア州サザンセミナリーカレッジを卒業後、1991年からNHKやテレビ新広島でアシスタントを経験。1995年にテレビ新広島にアナウンサーとして入社した。現在は「TSSスピーク」や「TSSスーパーニュース」など、ニュース番組を中心に活躍中。南区在住で、2人の女の子の子育て中でもある
「大学卒業以来、ずっと南区に住んでいますが、どこに行くにも、何をするにも、本当に便利な街ですね」と、三上さん。広島駅と広島港という2つの広島の玄関口があり、区内には路面電車も走る。「温泉が大好きで、休みの日には家族で遠出することも多いのですが、広島高速が開通して、ますます出かけやすくなりましたね」
(写真)南区民文化センターから国道2号線を望む。
広島高速入口が東雲にもオープンし便利に
広島市内中心部へは、京橋川を越えればすぐ。「ショッピングや、習い事で本通方面に行くときはいつも自転車。信号のない道を選んで走れるので、すぐ着いちゃいますよ」。家から歩いて行ける範囲にも、おしゃれなカフェやご近所感覚の食料品店なども多い。「我が家は、仕事も、子どもの保育園や学校も、実は結婚式も南区。我が家を基点にどこにでもアクセスできて便利ですよ」
(写真)かつては数十軒の骨董屋が軒を連ねた段原の骨董通り。
今では、花屋やネイルサロンなどおしゃれなお店も多い
中心部に近い立地にもかかわらず、緑も多い南区。京橋川や猿猴川は河岸がきれいに整備され、公園の数も多いので、子育て環境としても◎。「うちの場合、家の前が大きな公園なので、子どもたちとよく遊びに出かけます」と三上さん。 長女は小学生になり、学習塾にも通い始めた。「南区には塾も多いですよね。保育園で公文式の勉強を体験できたり、図書館が近くて絵本をたくさん借りられたり、自然に勉強を楽しめる環境なのかも」
(写真)松川公園は遊具なども多く、子どもたちも大喜び。
周りには分譲マンションも多い
「病院の充実も南区の魅力」と三上さん。診察時間が長かったり、病時保育に対応する病院があるのも、働く子育て世帯には重要なポイントだろう。 一方で、時間のある朝や週末などは、京橋川沿いの遊歩道や、比治山をジョギング。「私自身が日々の生活を心から楽しめる環境だからこそ、子育てしながらも、仕事を続けられるのかもしれませんね」
(写真)南区図書館には子ども向けの本も多く、
お気に入りをゆっくり選べる
AKIRIは段原の住宅街の中にあるケーキ屋さん。「我が家では、クリスマスや誕生日など、イベントのときにもよく利用しています」と三上さん。女性パティシエがつくりだすケーキは、旬のフルーツなど、素材にもこだわった優しいおいしさ。ふわふわロールケーキ(1ロール・1500円)や、クリームたっぷりのシュークリーム(150円)が人気。
(写真)AKIRI
広島市南区段原4-18-10
TEL 082-261-8220
定休日/月・火曜日(※月により変更あり) 営業時間/11:00~19:30
「仕事で遅くなる日は、会社から電話して取り置きしておいてもらうんです」と三上さん。受け取りは併設の自宅側へ。ご近所さん的なお付き合いができるのも、お店の魅力のひとつだ。旬の魚はもちろん、しめ鯖やサワラの炙り、水曜限定販売のお惣菜も人気。写真下は、午前の早い時間には売切れてしまうあなごめし(水曜限定880円)
(写真)太田鮮魚
広島市南区段原南2-2-18
TEL 082-263-1561
定休日/日曜・祝日 営業時間/9:00~18:30
利便性や住環境、その地域ごとの特性をチェックしながら、魅力いっぱいの広島市南区のなかでも、今注目の3エリアをご紹介!
南区役所、地域福祉センターなどのあるエリア。北は国道2号線に隣接し、路面電車は、広島駅方面と市内中心部方面、2路線の利用が可能。一方、幹線道路から一本中に入ると、昔ながらの静かな住宅地が広がり、立地と住環境の良さからか、大手企業の社宅や官舎も多い。また、広大附属小・中・高校をはじめ、学校や塾など、教育機関が充実。早い時期から子どもを塾に通わせるなど、教育熱心な家庭も多いエリアだ。2008年にゆめタウン広島店がオープンし、買い物もさらに便利になった。
「充実した教育環境」
広大附属小・中・高校入学を目指し、小さいころから塾に通う子どもも多い。ミュージシャンの吉田拓郎や奥田民生を輩出したことでも有名な、県立広島皆実高校は、サッカー全国大会で優勝したこともある強豪校。南区にはサッカーのクラブチームも多い。
「昔からの住宅地」
閑静な住宅街が広がるエリア。みなみ中通り商店街には、地元密着で営業を続ける飲食店や銭湯、呉服店などもある。皆実平和住宅は、戦後復興期から引き継がれる市営住宅。南区役所や福祉センターにも近く、好アクセスで、現在も入居希望者は多い。
比治山の東に位置するため、原爆や空襲の戦火を逃れた古い街並みが残っていたエリア。ここ十数年で大規模な再開発が行われ、整備された美しい街並みが誕生した。広島駅は徒歩圏内、市内中心部へも徒歩や自転車で簡単にアクセスできる上、住宅街の中にもこだわりの食料品店など個人商店も多く、なじみの店を見つけるのも楽しいエリア。すぐ南に広大医学部があるため、医療関係者も多いという。東雲方面に続く段原東部も再開発中で、きれいなマンションや賃貸ビルが増えている。
「整備された街並み」
広島駅前から2号線を経て宇品まで続く大通り。両側には、広島SATYをはじめ、パン屋、美容院、リサイクルショップ、銀行など、さまざまなお店が並び利便性は◎。猿猴川沿いも整備され、美しい並木道や、オブジェのような遊具のある公園もある。
「好アクセス」
広島駅までは徒歩または自転車ですぐ。さらに、南には広大医学部、北にはマツダスタジアム、西には桜でも有名な比治山の現代美術館、川を越えればすぐ市内中心部と、どの方面にも好アクセス。仕事も遊びも、我が家基点で便利に暮らせそう。
美しく弧を描く宇品大橋が、都会的な雰囲気の宇品。橋から続く通り沿いは、大型商業施設や分譲マンションが立ち並ぶ新しい街。そこから東に行くと、今度は古くからのお店が並ぶ電車通りや、静かな住宅地が広がる。中心部への移動はバスか電車がメインになるが、平地なので、近場の移動は自転車で十分。普段の買い物はエリア内で片付いてしまうはず。車で行けるショッピングモールや、広々とした公園など、子育て世代にうれしいスポットも多く、若いファミリー層が増加中だ。
「都会的なベイエリア」
開発の進むベイエリアは、マンション群や大型商業施設も多く立ち並ぶエリア。市内中心部から宇品に向かう宇品大橋は、夜になるとライトアップも美しく、都会的な雰囲気。港の倉庫を改装したおしゃれなカフェや、インテリアショップなども点在する。
「豊かな生活環境」
マンションや宅地近くには公園も多い(右:千田廟公園)。広島港からは近隣の島々や愛媛への定期便が出ているほか、電車や船の往来を見に、子どもとお出かけするにも◎。イオンやゆめタウンなど、大型商業施設進出も多く、車での買い物も便利。