総合5位 大阪府大阪市中央区 ~住みたい街ランキング2017~

5位 大阪府大阪市中央区

インバウンド急増で街が活性化、マンション供給も続く
都心回帰の中心地として人気は続きそう

大阪市中央区は、昨年から一つ順位を下げて5位となった。商売の街、ビジネスの街として発展してきたこともあり、居住人口が減少し続けた時期もあったが、近年では都心回帰の動きを背景にして、老朽化したビルなどがタワーマンションへと建て替えられるケースも少なくなく、人口は増加傾向。マンション供給が今後も想定されることから、この傾向は続いていきそうだ。

区域には大阪府庁や大阪城、淀屋橋、北浜のビジネス街、心斎橋や日本橋といった商業地が含まれており、道頓堀周辺は外国人観光客の人気スポットでもある。大阪観光局によると2016年に大阪を訪れたインバウンド(外国人観光客数)は約941万人。2013年から4年連続で過去最高を更新、約263万人だった2013年との比較では、約3.5倍の増加を示し、非常に多くの人でにぎわっている。

こうした外国人観光客の増加がホテルや商業施設のニーズを急増させたことに加え、南北に貫く御堂筋沿いでは高さ規制の緩和も行われ、オフィスビルや百貨店の建て替えやホテルの建設などが数多く進行中だ。

一方で、オフィスや繁華街ばかりではなく、懐かしい下町情緒を残したエリアも健在。例えば、谷町六丁目近く、東西に延びる「空堀商店街」。アーケードの通路が坂道になった珍しい商店街には戦火を逃れた古い建物も多く残っている。心斎橋や梅田とは違った意味での都市生活を送ることができるエリアだ。

公共交通機関は地下鉄御堂筋線(淀屋橋~なんば)、堺筋線(北浜~日本橋)、谷町線(天満橋~谷町九丁目)が南北に通り、地下鉄中央線(本町~森ノ宮)、長堀鶴見緑地線(心斎橋~大阪ビジネスパーク)、千日前線(なんば~谷町九丁目)が東西に通過。道路は南北に筋(御堂筋、堺筋、松屋町筋など)、東西に通り(中央大通り、長堀通り、千日前通りなど)が碁盤の目のように配置されており、交通の便も良い。

2017年5月には地下鉄「なにわ筋」の計画が正式に発表された。「北梅田」駅からなにわ筋の地下を通り、難波周辺で分離してJR線と南海線との直通運転を行うという新線計画だが、ルートと新駅はほとんどが大阪市西区内となる予定だ。ただし、中央区にも隣接するエリアだけに、利便性のアップや街の活性化への影響は小さくないだろう。

子育て事情をみると、児童・生徒数の増加によって一部地区では学校の教室不足問題が顕在化している。大阪市では、高校跡地の活用や、民間ビルの借り上げなどの対策を検討中だ。また、大阪市全体の待機児童数は2016年4月から2017年4月にかけて52人増加して325人となっているが、中央区では増減なしの12人であった。保育施設の整備は今後も続けられる予定だ。

オフィスビルや、タワーマンションも立ち並ぶ一方で、古い長屋も残る中央区。都市の利便性を享受しながら、人情にあふれる大阪の下町生活も楽しめるエリアとして、引き続き人気を保っていきそうだ。

みんなが選んだ理由
  • 都会生活を最大限に快適に暮らせそうです、資産価値も維持できそうなので(男性42歳/ファミリー)
  • 近くに何でもあるので便利で、生活しやすそう。飲食店も多い(男性29歳/シングル)
  • 物があふれていて飽きないから。趣味がいっぱいできそうだから。アクセスがいいから(女性25歳/シングル)
  • いろいろなイベントがあり、全体的に活気がある。今後も発展しそうだから(女性34歳/DINKS)
  • 飲食店が多く、毎日楽しく過ごせそう。電車など交通機関も充実している(男性41歳/DINKS)
取材・文・撮影:井村幸治
公開日 2017年09月20日
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