総合8位 兵庫県芦屋市 ~住みたい街ランキング2017~

8位 兵庫県芦屋市

日本一厳しい都市景観条例も施行され、
憧れの住宅地としての人気は今後も続きそう

昨年と同じく8位にランクインしたのは、関西が誇る憧れの住宅地・兵庫県芦屋市。東は西宮市、西は神戸市東灘区に挟まれ南北に長い市域は面積18.47km2と、意外にコンパクト。隣接する行政区は、今回のランキングでも西宮市が1位、東灘区が4位と上位を占めており、芦屋市を含む阪神間の人気ぶりがよく分かる。

芦屋市が属する兵庫県の南東部は、六甲山の麓から順に阪急神戸線、JR神戸線、阪神本線が東西に横切り、山側には“阪神間モダニズム”と呼ばれる独自の文化様式の名残を残す洋館や邸宅が立ち並んでいる。その中でも芦屋市は「六麓荘町」など有名な邸宅街も多く、高額納税者が多い街としても知られる。

最大の特徴は市街化区域の9割以上が住宅地であるということ。市では「国際文化住宅都市」を目指し、美しい景観を保つためにさまざまな施策を行ってきた。例えば、斜面地に建設する建築物に高さ制限を設けたほか、六麓荘町などで一戸建て住宅の最低敷地面積を定めた“豪邸条例”を制定。2009年には全国で初めて市全域を「景観地区」に指定した。こうした施策と、市民の協力によって憧れの住宅地としての魅力が保たれている。

市は2016年7月からは、「芦屋市屋外広告物条例」を施行し、一層厳しい景観保全を図っている。市内全域で屋上広告とアドバルーンが禁止され、その他の看板も大きさや色を厳しく規制されている。

芦屋市は山側、海側で特徴が異なる。山側の玄関口となる阪急神戸線芦屋川駅は、その名の通り芦屋川の上に駅ホームが設置された美しい駅。川のせせらぎが聞こえるような静かな駅の周辺には閑静な邸宅が立ち並んでいる。

一方、JR芦屋駅周辺には百貨店や、ショッピングモール「モンテメール」「ラポルテ」などの商業施設がある。芦屋市内での買い物はこの周辺が中心となるだろう。さらに海側に進むと、JR線から南側はフラットな地形で、一戸建てやマンションの開発が進められている。

海側の「芦屋浜」埋め立て地は、1979年に建設された「芦屋浜団地」が、独特の景観をつくり出している。沖合の人工島「潮芦屋」(南芦屋浜地区)も新たな住宅地として脚光を浴びているほか、マンションやゆったりとした一戸建て住宅、商業施設やマリーナの整備、桟橋付き高級宅地も分譲を開始。大型客船のような施設が特徴的な高級会員制リゾート施設も、2018年2月に開業を予定している。
子育て事情を見ると、2017年4月時点の待機児童数は139人で、前年が109人だったことからやや増加の傾向となっている。古くからの住宅街では保育所の新設が難しいという現状もあり、新たな対策が求められている。

厳しい条例に守られた美しい住宅地としてのイメージに加え、海の景観を楽しめるリゾートエリアとしての新しい魅力も備わった芦屋市。今後も目が離せない。

みんなが選んだ理由
  • 高級感もあり、静かでおしゃれな街。なんでもが近場でそろいそう。大阪にも神戸にも近い(女性49歳/DINKS)
  • 街並みがきれいで安心感がある。また、交通の便が良く、おしゃれなお店も多い(女性34歳/シングル)
  • 景色が良く街がきれいで、憧れの土地だから。交通も便利(男性40歳/ファミリー)
  • 高級感と歴史があるうえに、閑静で街並みも整備されていて、大阪にも神戸にも近いので便利(男性47歳/ファミリー)
  • イメージが良く、環境が整っていながら、市の規模が小さくまとまっている。上品な街だから(女性48歳/シングル)
取材・文・撮影:井村幸治
公開日 2017年09月20日
最終更新日 2017年10月18日
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