「シングル」「DINKS」「ファミリー」と、ライフステージ別に住みたい街を分類したランキング。ファミリー1位は「吉祥寺」。各属性のなかで唯一、「吉祥寺」がトップとなった。一方、総合1位の「恵比寿」はファミリーでは4位。子育て世帯にとっては都心ど真ん中の「恵比寿」よりも、中心部から程よい距離感があり、自然環境も充実している「吉祥寺」のほうが魅力的に映るようだ。
また、2位には「武蔵小杉」がランクイン。駅周辺にタワーマンションが続々と建設され、今後も増え続ける予定だ。住民増加に伴い「グランツリー武蔵小杉」をはじめとする大型の商業施設も誕生している。さらには、学校や病院など、教育や生活、健康を支える施設の整備も進んでいて、ファミリー層から熱視線が注がれているエリアだ。
また5位「二子玉川」も、「二子玉川ライズ」グランドオープンにより、商業施設と大規模な公園を含む新たな街に生まれ変わった。もともと、多摩川流域の自然環境とハイソな雰囲気の街並みには定評があったが、そこに利便性も加わってさらにパワーアップした印象だ。
以下のランキングを見ても、自然豊かな「鎌倉」(7位)、再開発に沸く「海老名」(14位)、美しく落ち着いた街並みの「たまプラーザ」(16位)、教育環境の良い「浦和」(20位)と、上位陣にはファミリーならではの視点が垣間見える。郊外でも光る個性、何らかの価値をもった街に人気が集まっているようだ。