「住みたい街」の総合ランキングとは別に、さまざまなテーマ別に人気の街を調査。「穴場だと思う街(交通利便性や生活利便性が高いのに、家賃や物件価格が割安なイメージがある)ランキング」のトップは、前回と同様に「北千住」、2位も同じく「赤羽」だった。
なお、北千住は2位と大差をつけての圧倒的な1位。5路線が乗り入れる利便性と再開発や商店街の新陳代謝、治安の向上といったポジティブな要素に加え、家賃相場はシングル向け(1K・1DK)で7.1万円、ファミリー向け(2LDK・3DK)で13万円と手ごろ。「住みたい街」の総合ランキングでも過去最高位の18位につけるなど着実に人気は高まっていて、次回以降はさらに順位が上昇し、もはや「穴場の街」とはいえなくなるかもしれない。
以下、トップ10には「池袋」(3位)、「巣鴨」(4位)、「大塚」(5位)、「駒込」(6位)、「田端」(8位)、高田馬場(10位)と、山手線沿線の街が多くランクインしている。都心の環状線である山手線はいずれの駅も利便性が高いが、前述の駅は沿線では比較的家賃が安い。例えば、巣鴨のシングル向け物件(1K・1DK)の家賃相場は8.9万円、大塚は8.3万円、田端は8.2万円と、東京都心の相場としてはお手ごろだ。いずれも総合順位では100位以下だが、都心に住みたい人にとっては狙い目で、魅力的なエリアといえる。