総合7位　なんば　～住みたい街ランキング2016　関西～

昨年の10位から7位へランクアップしたのが「ミナミ」の玄関口「なんば」だ。市営地下鉄なんば駅は御堂筋線、四つ橋線、千日前線が接続するほか、南海電鉄の拠点なんば駅も隣接。また近隣の地下には近鉄線と阪神なんば線が相互直通運転を行う大阪難波駅、JR関西本線のJR難波駅も位置しており、大阪南部エリアの一大ターミナルでもある。

なんばはいくつもの顔をもっている。高級ブティックや百貨店が軒を連ねる心斎橋、若者が集うアメリカ村、くいだおれの街道頓堀、電気街日本橋も「なんば」エリアの範囲内。

ライブハウスやコンサートホールといった文化施設も多く、南海なんば駅の東側エリアが、安くてうまい飲食店が建ち並ぶ「裏なんば」も人気を集めている。海外からの観光客も含めて、多くの人々が集う活気ある街として注目度も高まっており、刺激的な都市生活をエンジョイしたい人にはオススメの街である。

一方、駅の周辺では再開発によって街の整備が進められており、南海なんば駅に隣接する南海会館ビルでは建て替え工事が開始され、地上30階建ての新南海会館ビル（仮称）として2018年の完成を目指している。オフィスのほか、日本文化を発信するツーリストサロンやメディカルセンターなどが整備される計画だ。周辺では、大丸心斎橋店本館も2021年春の完成を目指して建て替え工事がスタート。旧「大阪新歌舞伎座」ビルも再開発によってホテルへと生まれ変わろうとしている。

また、大型複合施設「なんばパークス」や「ルネッサなんば地区」、大阪シティエアターミナル（OCAT）、なんばHatch、湊町リバープレイスなどの大型施設が整備もひと段落したところだ。JR難波駅は地下化され、地上では公園やオフィスビル、ホテルなどが完成したほか、URの賃貸マンションや民間の分譲タワーマンションも次々と誕生。なんばからの徒歩圏が一大居住エリアとして生まれ変わっている。住居増加にともなってスーパーなどの商業施設も建設され、生活利便性もアップした。