「実家」と「新居」ベストな距離は?

「実家」と「新居」ベストな距離は?

みんなの結果は?300人に聞いた購入時の考えで 半数以上が実家の近くにと回答

購入するとき、実家との距離をどう考えた?

家を買う際に、実家との距離を考えた人は約7割で、考えなかった約3割の人を大きく上回る。距離を考える場合、「近くに住む」が53.3%で圧倒的に多く、「離れて暮らす」7.4%、「同居する」8.3%を大きく上回っている。近くといっても距離や時間のイメージは、人によって実にさまざま。みんなどうやってその距離を決めたのだろうか。なかなか聞けない先輩購入者のホンネを一挙に集めたので、ぜひ参考にしてほしい。

購入する新居と実家の距離について親と話し合った?購入時に親から資金援助を受けた?
調査概要 入居して1年未満の住宅購入者300人にアンケート。エリア:全国、家族構成:25歳から44歳の既婚者が対象。2011年6月調査

資金援助を受けるとオトク!? 家を買う前に知っておきたい 相続税&贈与税の最新事情

贈与税非課税のオトクな制度

今年、親や祖父母から住宅取得資金の贈与を受けるとお得な制度がある。「住宅取得資金贈与の特例」で贈与税が1000万円まで無税となるのだ。「贈与税の基礎控除(110万円)」か「相続時精算課税特別控除(2500万円)」の加算も可能で、最大3500万円の贈与税が非課税に。対象は2011年内に贈与を受け、2012年3月15日までに入居する人(2012年以降は未定)。また、今年度の税制改正で相続税控除額が減額され、実質増税になる見込み。将来の相続税額を減らす手段としても贈与は有効な対策なのだ。

実家の近くに住む

実際に購入した家は夫・妻 どちらの実家から近い?

圧倒的に多いのが「近居」。実家に近いと親が子育てを手伝ってくれたり、親の面倒をみやすかったり、ほどよい距離を保ちながら助け合えるのが「近居」の魅力だ。

【調査概要】入居して1年未満の住宅購入者300人にアンケート。エリア:全国、家族構成:25歳から44歳の既婚者が対象。2011年6月調査

“ほどよく”近居

双子が誕生して親が子育ての力強い助っ人になってくれました

●家族構成:夫33歳、妻33歳、子ども1歳・1歳
●近いのは:妻の実家
●実家への距離:車で5分

双子が誕生し、子育てに親の力が必要になったのが、近居のきっかけ。私は弟がいますが、他県で仕事をしているため、ゆくゆくは私が親の面倒をみなくてはと思ってもいました。夫は週に一日、帰宅が遅い日があるんですが、その日は、双子を連れて実家で夕食を一緒にとっています。買い物は親と一台の車で出掛けるので、省エネにもなります。(妻・秋田県在住)

親からの資金援助の申し出がきっかけで近くに住むことに

●家族構成:夫33歳、妻27歳
●近いのは:妻の実家
●実家への距離:車で30分

帰省したとき、親から近くに住むのを勧められ、5000万円の資金援助を申し出られました。それがきっかけで実家近くに住むことに。出産時に面倒をみてもらえそうで良い点もあるけれど、職場から遠く、通勤に2時間かかるようになってしまいました。(妻・奈良県在住)

将来、親の介護を前提に両方の親とほどよい距離を考えました

●家族構成:夫43歳、妻40歳、子ども9歳・1歳
●近いのは:妻の実家
●実家への距離:徒歩15分

将来、両方の親の面倒をみるつもりなので、どちらともだいたい近い場所にしました。ただ、親との距離感は考えましたね。近すぎると鬱陶しいし、遠いと何かあった際には不便なので、ほどよい距離を考えて歩いて15分程度の距離に。それ以上離れていると介護が大変そうです。(妻・愛知県在住)

夫の両親という、頼れる身内が近くにいる安心感を得られました

●家族構成:夫29歳、妻27歳
●近いのは:夫の実家
●実家への距離:車で15分

私の実家は飛行機で1時間以上という遠距離なので、夫の実家近くに住んでから、身内が近くにいる安心感を得られました。子どもが生まれても手伝ってもらえますし、夫の親が体調を崩してもすぐ様子を見に行けます。近いと、部屋の掃除をしていない時に急に遊びに来られるのが困りますが。新居を探す時は場所や検討物件についてその都度親に伝えていたのですんなり決まりましたよ。(妻・東京都在住)

“超”近居

両方の親に新居購入を相談。物件のアドバイスも受けました

●家族構成:夫36歳、妻31歳
●近いのは:妻の実家
●実家への距離:徒歩2分

共働きなので、子どもが生まれたら親の手助けが必要になると思って、家の購入をどうするか、同じ市内に住む夫の親と私の親の両方に相談しました。気に入った家がたまたま私の実家のすぐ近くで、購入する前に両方の親に見てもらい、アドバイスを受けて購入。物件を見せたこともあってか、両方から500万円ずつ資金援助してもらいました。(妻・神奈川県在住)

夫の親から資金援助を受けて私の実家近くの家を買いました

●家族構成:夫35歳、妻35歳、子ども12歳・9歳
●近いのは:妻の実家
●実家への距離:徒歩4分

私の実家近くによい物件が建つことを知り、また、夫の親から資金援助(1200万円)の申し出が以前よりあったらしく、購入を決意。私も夫もずっと地元在住で、夫の実家も自転車で12分の近距離にあります。私の母は一人暮らしなので、私がすぐ近くに住むことに夫の親の反対はありませんでした。今は、子どもが毎日私の実家に寄ってくるので、母の様子が分かって安心。母もボケ防止になっているみたいです。(妻・東京都在住)

妻の家業を受け継ぐため、援助を受けて実家近くに新築

●家族構成:夫35歳、妻34歳、子ども4歳・2歳
●近いのは:妻の実家
●実家への距離:徒歩1分

妻の実家の家業をいずれ引き継ぎ、親の面倒もみるつもりです。妻の親から申し出があって、1000万円援助してもらい、妻の実家近くに土地を買って家を建てました。妻も一緒に家業を担っているので、親と子育てを協力できて安心です。(夫・徳島県在住)

兄弟がいないので、親の面倒をみるのは自分しかいないんです

●家族構成:夫33歳、妻36歳、子ども6歳・3歳
●近いのは:夫の実家
●実家への距離:徒歩1分

一人っ子なので、親の老後の面倒をみるのは自分しかいません。近くに住むことを妻は渋々ながら承知してくれました。それぞれの親には事前に私の実家近くに住みたいと相談しました。実家が近いと子どもたちが学校帰りに寄ってから帰宅するので、妻の自由時間が増えたようです。(夫・群馬県在住)

住み慣れた地元だから親も友人もいて安心できます

●家族構成:夫35歳、妻34歳
●近いのは:妻の実家
●実家への距離:徒歩7分

夫の実家近くには夫の兄弟が住んでいるので、離れて暮らす私たちが私の実家近くに住むことにすんなり同意してくれました。実家に近いと安心ですし、住み慣れた地元なので友人も多く、土地勘もあるので、何をするにも便利です。(妻・千葉県在住)

“超”近居、実家まで5分以内の人が27.6%も
実家まで5分以内の人が近居者の27.6%、5分~10分の人が16.1%と”超”近居がかなり多い。最長でも1時間くらいまでの間で、自分たちにとって近すぎず遠すぎない、ほどよい距離を保っている。近ければ毎日顔を合わせ、ちょっと離れていれば、週に1、2度実家を訪れる程度。距離で家族関係が見えてくるようだ。資金援助を受けている人も比較的多くみられた。
取材・文/金井直子 イラスト/オオイシチエ
公開日 2011年09月07日
最終更新日 2016年10月17日
住みたいエリアや購入価格からマンション・一戸建てを探そう!
住まいの種類
住みたいエリア
  • エリア
  • 都道府県
  • 市区郡
購入価格
ページトップへ戻る