マンションか、一戸建てか

公開日 2010年03月17日
マンションか、一戸建てか

マンションか、一戸建てか…どっちがよいか迷っている人は多数!

当初の希望住居タイプと、購入した住居タイプは同じ?
通勤も子育ても老後も…それって欲張りすぎ?

家族構成や生活スタイルの変化で 「住みやすい家」は変わる!

これまでは「住宅は一生に一度の買い物」と考えられていた。
だから、欲張りすぎたり、なにを重視したらよいか分からず決められなかった。
そこでオススメなのが、ライフステージに合わせた住宅プランを計画することだ。

ライフステージと、望ましい住まいとは?

「住宅は一生に三度買う」が新常識!住み替え前提で、今のニーズを重視しよう

結婚、子育て、老後など、その都度ベストな家を選ぶ

ライフステージや家族構成が変われば住まいの優先事項もそのときどきによって変化していく。そこで提案したいのが、生活の変化に合わせて住み替えていく方法。「結婚、子育て、老後など、変化に合わせて住み替えていけば、その都度、今どんな暮らしがしたいかだけ考えればよいのでシンプルです」(長嶋さん)。
住み替えを前提にすると、住宅購入のハードルも下げられる。「独身や共働き夫婦なら、まず都市部のコンパクトなマンションを購入、子育ての時期に郊外の一戸建てに住み替える、といった選択も可能です。いつ、どんな暮らしがしたいのかイメージし、あらかじめ住み替えのリスクを考慮すれば、フレキシブルな住まい選びができます」(井村さん)。

“将来売りやすい”家選びが住み替え前提の鉄則

その都度ベストな家を選ぶのはメリットが大きいが、注意も必要。「買い替え前提で選ぶのですから、”売却しやすいか”という視点は重要。物件の構造や管理面をチェックしたり、生活や環境が保たれるか都市計画を把握しておけば安心です。第三者の専門家に依頼するのもいいでしょう」(長嶋さん)。選ぶ際、条件の近い中古物件の価格を調べておこう。

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「買った額-売った額」の差は‟家賃分”と考えよう
売却が前提なら、買った額-売った額の「売却差損」を、家賃に換算して考えてみよう。注意したいのはローンの残債。もし売却価格がローン残債を下回っていた場合、現金で差額を精算しなければならない。貯金や繰り上げ返済をするなど、事前に計画を立てておくことが重要だ。

タイプ別 オススメのプラン

ライフスタイル別の住まいプランを、専門家のアドバイスをもとに作成した。
自分はどのタイプ? 物件のメリット・デメリットとともに、考えてみよう。

子育て環境重視タイプ

【たとえばこんな人】
●夫は都心通勤の会社員、妻は専業主婦
●子育てのために、住環境・教育環境の良いエリアを希望

教育熱心なエリアでのびのび育てたいなら
ベッドタウンの新築一戸建て

子育て環境の良いエリアなら将来売却もしやすい
子育てを第一に考えて住まいを選ぶなら、街並みの整った複数区画の新築一戸建てがオススメ。同世代が一斉に入居するのでコミュニティが築きやすく、子育て面でも心強い。また、学校や塾など、教育環境の評判が良いエリアなら、人気が高いので売る際にも有利だ。

子どもが高校に進学して電車通学するなら
駅近の高セキュリティマンション

アクセスの良い立地は資産性が維持しやすい
子どもが電車通学になったら、交通アクセスが良い駅近マンションへ住み替え。駅近の物件は売る際に価格が下がりにくい。子どものためにセキュリティ面も重視して選ぼう。

子どもが独立して夫婦2人になったなら
便利な都市部のマンション

駅や商業施設が近ければ負担の少ない生活が送れる
子どもが独立し、夫婦2人になったら、都市部のコンパクトマンションへ住み替え。近くに病院や商業施設が充実して生活しやすい。将来子どもに引き継ぐ資産にもなる。

仕事・趣味とアクティブタイプ

【たとえばこんな人】
●夫婦共働き
●二人とも都心通勤
●子どもを産んでも共働きの予定
●都市型のおしゃれなライフスタイルが希望、趣味も多彩

仕事も遊びも利便性最重視なら
都心コンパクトマンション

築古マンションならリフォームも売却も◎
仕事を最優先するなら、一にも二にも交通利便性を重視して住まいを選びたい。マンションは基本的に駅から近く利便性が高い物件がほとんど。中古なら築年数もさまざまなので、将来売る時に損しにくい物件を選びやすい。築年数が古い物件をリフォームするのも手だ。

子どもが誕生しても仕事は継続したいなら
施設充実大型新築マンション

子育ての負担を軽減でき売却も比較的しやすい
大規模マンションはキッズルームなど、子育ての負担を減らせる施設が充実しているので、仕事と子育ての両立が図りやすい。立地が良ければ、売却も比較的ラクだ。

充実のセカンドライフを楽しみたいなら
郊外の一戸建て

リゾートライフなど老後は趣味を満喫
子どもが独立し、夫婦も定年退職したら、自分たちの好きな生活が送れるエリアへ。農村で自給自足の暮らしを送るもよし、リゾートエリアで老後を満喫するのもよし。

価格×広さの合理性タイプ

【たとえばこんな人】
●夫は会社員、妻はパート
●子どもは2人。週末は家族で大型量販店へ、物が多くてもスッキリ暮らしたい

長男が来年小学校に入学
郊外の新築マンション

居住面積は十分な広さ、価格も手ごろで返済もラク
賃貸は手狭、でも一戸建ては予算オーバーという場合は郊外の大規模マンションがオススメ。同エリアの一戸建てに比べて価格が手ごろで、ファミリータイプなら広さも十分。大型商業施設が併設されることも多い。住宅ローンは将来を考えて短めに組むのがポイント。

子どもが独立し広さが不要になったら
都心の築浅マンション

家事や生活がグンと便利に。資産としても生かせる
子どもが独立し、住宅ローンを完済したら、生活が便利な都市部へ住み替え。空き部屋がなければ掃除など生活がラクになるだけでなく、将来、資産としても活用できる。

孫ができたら
二世帯住宅へ

子どもと共有名義で二世帯住宅を建てる
孫が生まれて、子どもが家を欲しいと言いはじめたら、2軒目を売却して、二世帯住宅を建てよう。共有名義にすればお互いにローン負担も小さくなるし、将来的に資産として残す場合も有利だ。

個性重視の独立志向タイプ

【たとえばこんな人】
●最新トレンドに敏感
●信頼性のある有名ブランドが好き
●子どもの有無にかかわらず夫婦のライフスタイルや価値感を重視したい

20代・結婚直後
ブランド立地中古戸建て

立地や形状選びが重要。親の援助などで予算UPを
若く、収入も多くない時期にエリアにこだわるなら、比較的予算内で探しやすい中古一戸建てに狙いをしぼろう。将来の建て替えや売却を考えるなら、少しでも立地や土地形状の良い物件を選びたいところ。親に援助してもらって予算アップするのも有効な方法だ。

自分好みの家に建て替え
注文住宅を建てる

自分好みの家に建て替え。資金計画は入念に準備を
間取りに飽きて、設備も古くなってきたら、同じ土地に注文住宅を建て替えよう。ローン残債があると、ローンの組み替えなどが必要になるので、返済プランはきちんと立てたい。

退職するころ
リノベーション中古マンション

セカンドライフを視野に入れて中古マンションをリノベーション
一戸建てに住みにくさを感じたら、動線がフラットなマンションへ。中古マンションをリノベーションすればこだわりと住みやすさを同時に叶えられる。都心なら感覚もフレッシュでいられる。

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取材・文/田島久也 イラスト/桔川 伸
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