収納プランのアイデア22

壁面収納にすれば、大容量でも圧迫感が少ない
収納においてスペースを大胆に確保するなら壁面を有効利用するのがオススメ。基本的に現在の家具の位置を変えなくてＯＫです。新たに奥行きや幅のある家具を置いたりするのと違い、圧迫感が出にくいなど、メリットはいろいろあります。もちろん、床から天井までのスペースを工夫できると考えれば、収納量の面でも満足のいくリフォームができるでしょう。
ポイントとして覚えておきたいのは「見せるか見せないか」を決めておくこと。あまり考えずに隠したり、見せたりするのでは、煩雑な印象になってしまいがちです。

スペースを有効に使う秘訣は仕切りが細かく動かせること
大きめの部屋や収納スペースがあって便利と思っても、意外とすぐに物でいっぱいになってしまいがち。そんな場合は、収納の内部空間を効率よく使うのがオススメです。ポイントは設計の段階から入れる物を意識して細かい仕切りや棚などを設けて無駄なく物をしまうこと。奥行きを出さない設計にすれば取り出しもダイレクト。物を探している時、急いでいる時などはありがたいでしょう。リフォーム前に自分の生活を見直し、必要な物、よく使う物を整理してオーダーするのがコツです。

収納スペースになり得るデッドスペースは「下」にある
「新しい収納が欲しいけど、もうスペースがない」なんて、リフォームを諦めてはいませんか？
家の中には収納として使えそうなデッドスペースがけっこう残っているもの。たとえば床下や階段下のスペースは、絶好の収納スペースになり得る可能性があります。また、家の中に、あらたな設備を加えると、同時に収納スペースになりそうな空間が生まれる時もあります。無理だと最初から思わないで、もう一度、自宅を見回してみると、案外、収納向きのスペースが見つかるのでは？

「見せる」収納は飾るものの性格を考えて
優れた収納スペースをつくってお部屋を片付けるだけではなく、せっかくなら収納と「見せる」ことを両立してはいかがでしょう？お気に入りのコレクション、デザインのいい雑貨、これらがインテリアにうまくとけ込むとお部屋の雰囲気はグッとよくなります。ポイントは収納量の見極め。見せたい物は、たくさん置いたほうが映えるのか、数を絞って置いたほうが引き立つのかを考えるのが大切です。また、どの位置、どんな状態で見えるかを計算すると、よりよい「展示スペース」ができるでしょう。

家具や建具を造作した際は収納部分併設の検討を
収納力ＵＰ以外の目的でリフォームした部分に、収納としての機能を持たせることで、限られたスペースをより有効に活用することができます。たとえば、カウンターテーブルを造作した際の、天板の中や下は、収納として利用できる余地が十分にあるでしょう。
逆に、収納スペースとしてリフォームしようとする部分に、他の機能を持たせることも。たとえば壁面収納の一部に、扉を開けると机として利用できる部分を設けることも可能です。リフォーム会社がアイデアを持っているので相談してみましょう。

たまにしか使わない物は「収納部屋」へしまおう
掃除機など収納場所に困ってしまう物や年に一度しか使わない物は、いっそ一部屋丸ごと収納用にした部屋にしまうのもひとつの方法。まとまった量を収納できるため、細々と個別の物をしまう場所や方法を考えなくていいのが利点です。ただし、生活に必要なお部屋を収納スペースにしては快適な暮らしができません。できれば死角となっているスペースや、新たに小さな部屋をつくれる広いお部屋を収納部屋にできないか検討するのが現実的でしょう。収納部屋は広すぎる必要はないのです。