庭リフォームでおしゃれなガーデンデザインに!費用や進め方を知ろう

庭リフォームでおしゃれなガーデンデザインに!費用や進め方を知ろう

いつかはおしゃれですてきな庭をつくりたい、と夢は膨らむものの、「どこに頼めばいいのかわからない」「費用がイメージできず不安」と放置気味の庭はありませんか。また、元は手入れされた庭でも、ライフステージの変化で今の暮らしと合わず、リフォームしたいと思っている方もいるでしょう。今回は、庭リフォームの進め方と費用の目安を、庭・エクステリアの相談から設計・施工まで請け負う『MIDOLAS(ミドラス)』の伊藤竜弥さんにお伺いしました。

庭リフォームの進め方、まずは何から始めるの?

「庭リフォームをする場合、庭とどう付き合いたいのか、最初に目的やイメージをしっかり固めることが大切です」(MIDOLAS 伊藤竜弥さん、以下同)。まずは、庭づくりを依頼する会社に伝える要望をまとめてみましょう。

最初に、庭は過ごす場所なのか、家から眺めたい場所なのかの2点から考えていきます。

●過ごす場所として考える場合

何をしたいのか、どんな時間帯に利用するか、だれと過ごすのかを整理しておきます。理想のシーンを思い浮かべれば、水栓がほしい、棚がほしいなど具体的な要望が見えてきます。どこから出入りするかの確認も忘れずに。ウッドデッキを設けたいなど大がかりな造作がある場合は、会社選びにも関わってきますので、最初に要望をまとめておくことが肝心です。

●眺めたい場所として考える場合

どこから眺めるのか、いつ眺めるのか、室内からどのように見せたいのかをイメージしておきます。

ジョウロで水やりをする女性
(画像/PIXTA)

リフォーム後のメンテナンスをイメージしておこう

次に、庭リフォームをした後のメンテナンスが自分でどのくらいできるかをイメージしておきます。

もし趣味がガーデニングであれば、一年草や落葉樹を多めに取り入れてもきれいな状態をキープできると思いますが、手入れの時間が取れないライフスタイルなら、常緑樹にする、植物の量を減らしてタイルを張るなど、あまり手のかからない手段で整えたほうが暮らしにフィットします。プランを決める手がかりになりますので、背伸びせずにありのままを伝える準備をしておきましょう。

庭リフォームの進め方、どこにどう依頼するのが正解?

依頼先は、庭づくりやエクステリアを請け負う会社になります。WEBで探すだけでなく、地元の造園会社、ホームセンターなど、対応できるところはいろいろあります。

気になる会社のホームページを見て、好みに合う実例や自分たちが希望するプランの実績が多い会社に絞り、資料請求などをしてみましょう。コンタクトをとることで、会社の雰囲気や対応もわかり、依頼先との相性確認もできると思います。

2~3社に絞れたら、実際のリフォーム現場を確認しながら予算と要望を伝えて相談します。初回のプランと見積もりの提案までは無料で行う会社が多いので、相見積もりを取って比較検討すると納得感が高まります。

庭へ求めることは、ライフサイクルの変化に伴い変わっていきますので、リフォーム後も継続して長く安心して付き合える会社を選ぶことを心がけましょう。

庭リフォーム、何がいくらでできる?やりたいことから費用の目安を知ろう

気になる庭リフォームの費用ですが、「お庭の状況や、それに合わせて提案するプランもそれぞれなので、一概にm2単価で金額をお伝えすることは難しいです。
参考までに、弊社の場合ですと、費用のボリュームゾーンは50万円から80万円です。
施工事例を見て、似たようなプランを目安にするのが一番参考になると思います」(伊藤さん)

基本的に、予算と要望を施工会社に伝えれば、それに合わせたプランを提案してもらえますが、どんなことにいくらくらいかかるのか知ることは、取捨選択する際のヒントにもなります。

庭面のリフォーム費用

人工芝?コンクリート?砂利?メンテナンスをラクにきれいな状態をキープしたい場合

土のままにしておくと汚れやすいし、雑草が生えてくるので何とかしたい、といった場合には、コンクリートで地面を固めたり、砂利を入れたり、人工芝で覆う方法があります。土よりも雑草が生えにくいので、草むしりの手間がかけられない人や、虫が苦手な人にオススメです。コストは砂利が一番安いのですが、コンクリートにしておくと、駐車・駐輪スペースとして使いやすく、子どものビニールプールを置いても汚れないというメリットがあります。夏は照り返しが厳しくなるので、位置や広さは考慮して取り入れるのがオススメです。

植物の緑に癒やされたい、子どもやペットの安全な遊び場として地面の柔らかさは残したい、という場合は、芝生や、地面を踏んでも大丈夫な植物で覆うグランドカバーにするのもオススメです。植物なので、散水や草むしりなどはある程度必要ですが、土のままよりも雑草対策になり、土埃を防ぐ効果も期待できます。グランドカバーはそういった効果を狙った植物の使い方の総称なので、「一年中緑を楽しめる」「季節感が感じられるよう花が咲くもの」「ハーブで虫よけ効果」など、植物のイメージや期待する効果で選びます。地面を這うように広がり日が届きにくいことも多いため、耐陰性のある植物がオススメです。

<目安額の表>
方法 費用目安
砂利敷き+防草シート砂利 4600円~/m2
人工芝 1万1130円~/m2
タイル 2万4900円~/m2
コンクリート(歩行用) 1万2500円~/m2
芝生 4500円~/m2
グランドカバー 2400円~/m2

シンボルツリーや花壇の費用~植物のある庭を楽しみたい場合

植物は、ある程度世話が必要です。地面の大部分を手間のかからない方法で覆い、世話ができる範囲だけ植物を入れるのも上手な庭との付き合い方の一つです。1本シンボルツリーがあるだけでも庭の顔になり、自然は身近に感じられます。

庭は眺めて楽しみたいのか、自分で手を入れて園芸を楽しみたいのかでも、選ぶプランは大きく変わります。眺めて楽しむ場合、ずっと緑を眺めていたいなら常緑樹、四季の移ろいを感じたいなら落葉樹を選びます。夜、帰宅後に眺めることが多い場合は、照明を入れてライトアップできるようにするのも良いでしょう。また、花、果実、紅葉など、期待することに合わせて木を選ぶと楽しみが広がります。

家庭菜園や園芸を楽しみたい場合は、花壇を設けます。植物を世話する場所や花台を確保したり、水やり用の水栓や園芸用品をしまう場所を設けることもあります。なお、既にある立水栓の交換や地面に埋め込まれた散水栓からの交換等は、5万~6万円程度が目安。新設で水栓を設ける場合、水道管からの距離にもよりますが13万~15万円程度から検討できます。自分で選んだ植物がイマイチ育たない、という場合には、庭の日照条件や湿度に合った植物が選べていない可能性も。花壇の植物の入れ替えだけでもプロに相談してみると、低予算で庭の印象をガラリと変えられます。

シンボルツリー

人工芝の一画に、植栽と外からの視線を遮る常緑樹のシンボルツリーを配置。安全な子どもの遊び場ができた

人工芝の一画にシンボルツリーを配置した庭
(画像提供/MIDOLAS)
サイズ 16m2
施工価格帯 10万~25万円

花壇

花壇の外側に洋砂利と敷石を配し、雨が降った後でもぬかるみを心配することなく、ガーデニングを楽しむことができる

花壇の外側に洋砂利と敷石を配し通路を確保した庭
(画像提供/MIDOLAS)
サイズ 20m2
施工価格帯 50万~75万円

アプローチを整える費用~どんな天候でも使いやすい通路を確保したい場合

庭の使い勝手をよくするには、足元を整え、外に出やすくすることが大切です。また、アプローチを整えることで、花壇、遊び場、洗濯もの干しなどをゾーニングすることもできます。細かな砂利や舗装、タイルや敷石など、素材はデザインと予算で選びます。
また、玄関周りのアプローチは、訪れる人は必ず目に入る部分となりますので、家の顔となります。すでに門柱などのエクステリアやアプローチが整っているのであれば、むき出しのままになっている土の部分に植栽やグランドカバーを整えると良いでしょう。土の流出が抑えられて汚れにくくなる上、少ない予算でも玄関周りがグッと引き立ちます。

デザイン性の高いアプローチ

雨でも滑りにくいコンクリート枕木とアンティークレンガのアプローチ。植物と相まって明るい雰囲気に

コンクリート枕木とアンティークレンガのアプローチ
(画像提供/MIDOLAS)
サイズ 15m2
施工価格帯 25万~50万円

アプローチ周りの植栽で全体の雰囲気を良くする

玄関アプローチ周りを家の外観に調和するナチュラルガーデンに。果樹を植えて、実りと収穫といった楽しみも

Before
アプローチ周りが土のままの前庭
After
アプローチ周りに植栽がある前庭
(画像提供/MIDOLAS)
サイズ 7m2
施工価格帯 25万~50万円

縁側やウッドデッキの費用~家族のだんらんスペースとして整えたい場合

楽しむ場として庭を整えるなら、縁側やウッドデッキというのもすてきなプランです。ウッドデッキ自体の費用は、6畳程度で30万円くらい~が目安です(人工木デッキ、材料費・施工費込み)。ウッドデッキはリビングとひと続きにセカンドリビングとして使う、外遊びの見守りの場として使うなど、思惑があるはずです。使うシーンを思い描き、日よけ、照明、外用コンセント、水栓など必要なものを設置するようにします。なお、子どもが小さいうちはウッドデッキの周りに柵や手すりがあったほうが安心ですが、大きくなったら手すりがない方が広く使えるので、家族構成や求めることを伝えながら相談しましょう。
また、いざウッドデッキでくつろごうとしても、外からの視線が気になると使いにくいもの。一緒に目隠しフェンスを検討するのがオススメです。目隠しフェンスの費用は、高さ1.8×幅6m程度で33万円程度~が目安です。

ウッドデッキ

憩いの場となるよう、目隠しフェンスや日よけ、水栓を設けたウッドデッキ。周りに花壇や敷石、グランドカバーも整備し、庭へのアクセスも快適に

壁と目隠しフェンスで囲まれたプライベート性の高いウッドデッキ
(画像提供/MIDOLAS)
サイズ 24m2
施工価格帯 100万~200万円

なお、大まかなリフォーム費用の構成は、以下になります。

●大まかな庭リフォーム費用の構成

「設計費」」

「解体撤去費」

「工賃(人件費)」

「材料費」

「諸経費」

少しでも費用を抑えたい場合は、リフォームする面積を絞ったり、既存のものを活かすという方法もあります。工賃を抑えるなら、職人の手間がかかるタイルや左官工事の分量を減らすのも有効です。また、元の庭から木や雑草、壁や石など、撤去するものが多いと、解体撤去費がかさむので、ある程度自分たちで整理しておくのも費用を抑える方法の1つです。

優先順位を付けてプランを検討する中で、満足度を高める効果が高いリフォームは「目隠しフェンスだと思います。外からの視線を遮るだけでなく、視界に入る周りの環境をコントロールできるので、家や庭から眺めたときの印象がグッと良くなります」(伊藤さん)。目隠しフェンスは、庭全部を囲わずとも、周辺環境に応じて必要な部分に設けるだけでも効果が期待できます。

すてきな庭リフォームのデザインアイデア、予算別に見てみよう

庭リフォーム、自分たちの予算では、どんなことができるのか気になるところ。リフォーム会社に気に入った事例の写真を見せながら話をすると、イメージが伝わりやすく、金額によるプランの取捨選択の相談もしやすくなります。実例から、費用とデザインを参考にしましょう。

■50万円未満の庭リフォーム

植栽の入れ替えや小規模な花壇の増設、砂利などによる雑草対策など、困りごとの解消には50万円未満で手を打てるすてきなプランも多いものです。

シンボルツリーのある花壇をつくり、ぬくもりのある庭に

新築購入後、土がむき出しのままになっていた庭。雑草対策しつつ、草花を楽しむ花壇をつくり、暖かい色みの砂利を敷いて優しい印象の庭にリフォーム

Before
土がむき出しのままの庭
After
花壇や砂利で整えられた庭
(画像提供/MIDOLAS)
サイズ 8m2
施工価格帯 10万~25万円

室内から見える一角に和の趣を集めた、愛でる庭

庭全体に砂利を入れて雑草対策をしつつ、室内から見える一角に和の植栽を集め、四季を通じて目を楽しませてくれるコーナーに

Before
雑草が生えた整備前の庭
After
和の植栽コーナーがある整った庭
(画像提供/MIDOLAS)
サイズ 40m2
施工価格帯 25万~50万円

■50万円~100万円の庭リフォーム

長年放置した庭の整理や、手に余る庭木の整理なども含めた庭造りの相談ができます。こだわりの素材を取り入れたデザインやウッドデッキなども相談してみましょう。

植物を入れ替え、ウッドデッキをサンディング

花壇を整理し、管理しやすいハーブガーデンへと植物を入れ替え。ウッドデッキは木材自体の劣化は少なかったため、コストも抑えられる研磨+保護剤の塗装でリフレッシュ
※事例は2階テラスの空中庭園

Before
大きくなりすぎた植栽と汚れが目立つウッドデッキ
After
植物を入れ替えた花壇とサンディングしたウッドデッキ
(画像提供/MIDOLAS)
サイズ 53m2
施工価格帯 50万~75万円

緑色のグラデーションが映えるイングリッシュガーデン

大きくなりすぎた高木を撤去し、高さや色みの違う草木を組み合わせで立体的に。自然な形状の石を曲線に並べることで、よりナチュラルな印象のイングリッシュガーデンが完成した

Before
大きく成長しすぎた植栽のある庭
After
植物のバリエーション豊かで立体的なイングリッシュガーデン
(画像提供/MIDOLAS)
サイズ 18m2
施工価格帯 75万~100万円

緑あふれるお庭はぬかるみ対策もばっちり!ドッグランの柵も整備

土のままになっていた庭は、粘土質でぬかるみやすかったが、グランドカバーと枕木、シンボルツリーで、歩きやすく緑が美しい庭に大変身。ドッグランには、飛び出し防止のフェンスも巡らせた

Before
ぬかるみやすい土の庭
After
グランドカバーと植栽の緑が美しい庭と新たに設けたドッグランの柵
(画像提供/MIDOLAS)
サイズ 98m2
施工価格帯 75万~100万円

■100万円以上の庭リフォーム

庭と駐車場家の外周の通路、玄関前アプローチなど、エクステリアをトータルでリフォームできます。コンクリート打設やウッドデッキ&目隠しフェンスなど大がかりなプランも検討できるようになります。

人工芝とウッドデッキで美しく安全な子どもの遊び場が完成

セカンドリビングとして使えるウッドデッキは、子どもが小さいので手すりありのタイプを採用。防草シートと人工芝で、安全で管理がしやすい広々とした庭が完成。ところどころに植栽を設け、季節感も感じられる

Before
手入れが必要な芝生の庭
After
ウッドデッキと人工芝で使い勝手が上がった庭
(画像提供/MIDOLAS)
サイズ 36m2
施工価格帯 100万~200万円

ローメンテンナンスな駐車場と自然が身近な雑木の庭を併せて整備

隣家との境を威圧感のないフェンスを巡らせ、広く空いていた土地を適度に植栽を入れた管理しやすいコンクリートの駐車場と、天然木のウッドデッキのある緑あふれる主庭をつくった。庭のメンテナンスを考えタイルを多めにし、立水栓も設けている

Before
一部手付かずで土がむき出しになっていた庭
After
奥を庭としてタイルと植栽で整え、フェンスで仕切った手前は駐車場として整備
(画像提供/MIDOLAS)
サイズ 63m2
施工価格帯 200万円~
まとめ

まずは「使う庭」か「見て楽しむ庭」か、庭の用途を考える。併せて予算を確認しておこう

庭リフォームを依頼する会社は、2~3社相見積もりをとって比較検討し、納得した上で選ぼう

目的は同じでも、方法はさまざまなので、予算と好みの雰囲気に合わせてプランを練ろう

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取材・文/竹入はるな 
公開日 2020年12月14日
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