リノベーションにかかる費用の相場は?住居タイプや広さごとの目安を押さえよう!

リノベーションにかかる費用の相場は?住居タイプや広さごとの目安を押さえよう!

老朽化した自宅や中古物件を購入して自分たちのライフスタイルに合わせてリノベーションを検討するにあたり、費用の目安は押さえておきたいところ。そこで、リノベーション費用の内訳や、部分リノベーションとフルリノベーションの費用感の目安、コストダウンのポイントを解説。さまざまなリノベーションを手掛けるリビタに話を伺った。

リノベーション費用の相場は

住居別リノベーション費用の相場

どのような工事をするかによってリノベーションの費用の幅は広い。マンションや一戸建ての住居別でリノベーションの費用の相場についてみていこう。

・マンションのリノベーションの場合

おおよそ10万~17万円/m2くらいになることが多く、15万円/m2前後がひとつの目安。大幅なレイアウト移動や設備・建材こだわると25万円/m2くらいになる場合も。
・マンションの場合はマンションの階高によっても変動することも。戸建ての場合でも、工事車両が入りにくい立地の場合には工事日数が長くなる分、コストが上がることもあると覚えておこう。

一戸建てリノベーションの場合

一方、戸建ては外観や耐震補強をするかどうかで費用の変動幅が大きいが、単価25万円/m2前後くらいが目安。マンションの方が低コストになることが多い。

リノベーション費用は、基本的には、リノベーションする住戸面積が広くなれば高くなる。また、間取りをどのようなプランにするかによっても大きく変動する。大幅なレイアウト変更や部屋の数が多い場合、造作建具・家具を取り入れたり、ハイグレードな設備を採用するなどでも工事費が上がる。

リノベーション費用の内訳の目安は

リノベーション費用の内訳について

リノベーションにかかる費用の内訳としては、大きく分けて4つに分類することができ、構造28%、断熱21%、設備19%、意匠(デザイン)28%、その他4%と、各項目で2~3割程度かかるイメージだ。それぞれの工事はさらに細かく分かれており、多岐にわたるプロセスがある。

戸建てリノベーションの工事費の内訳(耐震補強等含む)
戸建てリノベーションの工事費の内訳(耐震補強等含む)
出典:リビタ

広さ別 リノベーション実例4選

それでは、リノベーション実例をご紹介。リノベーション内容に応じた費用感の目安として参考にしてほしい。

<実例1 マンション84.53m2
壁付けI型→オープンII型にして、バーカウンターのようなキッチンに

料理をしながらお酒を飲んだり、友達が来たときは立ち飲みのように周りを囲んだり、人が集うバーカウンターのような場所として楽しみたいという希望をかなえるため、壁付けのI型キッチンをⅡ型のオープンなキッチンに。和室部分をなくしてLDKを広く開放的にした。また、玄関横の居室を抜いて玄関を広い土間空間に。

<実例1>壁付けI型→オープンII型にして、バーカウンターのようなキッチンに
間取り図
(画像提供/リビタ)

【DATA】
住居種別 マンション
専有面積 84.53m2
間取り 2LDK
工事期間 3.5カ月
家族構成 夫婦

<実例2 マンション55.04m2
既存の間取りを活かして、フレキシブルに使える空間に

和室を抜いて広々としたLDKに。その他は元々の間取りを活かしながら和室だった部屋を寝室と書斎にしつらえた。いろんな場所をシーンに応じて自由につくれるように、大きな建具で部屋を仕切れるようにしている。TVボード、本棚、ダイニングテーブル、タイル貼りは施主によるDIY。

<実例2>既存の間取りを活かして、フレキシブルに使える空間に
間取り図
(画像提供/リビタ)

【DATA】
住居種別 マンション
専有面積 55.04m2
間取り 2LDK
工事期間 2.5カ月
家族構成 ファミリー

<実例3 マンション66.9m2
家族の時間を楽しめるオープンな空間に

個室よりも、家族がみんなで集まる場所を大切にしたいという思いから、子ども部屋は思い切ってコンパクトにし、子ども部屋と寝室は扉がないオープンなプランに。玄関や通路、メインのLDKを広くでき、玄関側の長男が使う子ども部屋にはロフトも造作。カウンターキッチンはレイアウトを大幅に変更してアイランドキッチンに変更。LDKはアイランドキッチンを中心に回遊できる。

<実例3>家族の時間を楽しめるオープンな空間に
間取り図
(画像提供/リビタ)

【DATA】
住居種別 マンション
専有面積 66.9m2
間取り 2LDK
工事期間 2.5カ月
家族構成 ファミリー

<実例4 一戸建て240.97m2
リノベーション済物件を造作+既製品でカスタマイズ

リノベーション済みの戸建てを購入し、追加でリノベーションを施した。キッチン空間を充実させるためカウンターや棚を追加し、壁をタイル貼りに。外壁のレンガが室内まで続いているデザインに合わせてキッチンの壁にはサブウェイタイルを貼った。LDKの入口にガラスの建具を設置、LDKに床暖房導入、浴室のガラスの一部を半透明にするなど、より快適に住めるようカスタマイズした。

<実例4>リノベーション済物件を造作+既製品でカスタマイズ
間取り図
(画像提供/リビタ)

【DATA】
住居種別 戸建て
専有面積 240.97m2
間取り 5LDK
工事期間 3カ月
家族構成 シングル

リノベーション費用を抑えるポイント

既存の間取りをそのまま活かせる物件を選ぶ

希望を全て盛り込んだら予算オーバーになってしまった……ということも多い。そこで、予算オーバーになりそうになったときにリノベーション費用を上手に抑えるためのポイントを押さえておこう。

まず、なるべく既存の間取りを活かしてプランニングできる物件を購入することが重要だ。

・大幅な間取り変更はその分工事費用がかかる。自分たちのプランを反映しやすい間取りの物件を購入するのがオススメ
・仕切りが多くなるとコストが上がるため、必要な部屋の数についても検討を
・水まわりをリノベーションする場合、配管移動などでコストが上がるので、大幅な位置変更などはなるべく避けるのがベスト

バスルームは中古物件の場合、サイズが小さいこともあるので、間取り変更しなければならない場合も。また、リノベーションコストを抑えたい場合は、いつ建てられたのかを基準に物件を選ぶと良い。物件検討時にチェックしておこう。

既存品購入やDIYで家具・建具工事費を抑える

家具・建具工事は工夫次第でコストダウンできるところなのでぜひ押さえておきたい。

・収納家具では、造作棚に扉を付けずにロールスクリーンに
・造作棚を取り付ける場合と既製品の家具を購入した場合でどちらがコストを抑えられるか検討してみよう
・一部の家具や建具の造作、壁の塗装作業などはDIYをしてコストダウン

工事を減らせる部分を調整すればコストダウンが可能に。既製品を取り入れる場合は、その分のスペースを空けてもらいサイズをぴったりに収めることも。

また、DIYは自分たちでやる分手間はかかるが、住まいづくりの思い出にもなるので、検討してみよう。

優先順位づけをして予算のメリハリをつける

間取りプランを検討する際に、居室ごとの優先順位をつけて予算のメリハリをつけてみよう。

・リビングなど家族みんなが長時間過ごす場所にはしっかり内装のコストをかける
・寝室や子ども部屋などは床がベッドで隠れてしまうので床材や壁材のグレードを下げてコストを抑える

予算のかけどころが明確だと調整がしやすくなる。優先順位をリフォーム会社にも伝えて相談してみよう。

「次世代住宅ポイント」や自治体の補助金などなどおトクな制度を利用する

リノベーションの助成制度を活用することもオススメだ。「次世代住宅ポイント」は、所有者等が施工者に工事を発注(工事請負契約)して実施するリフォームに対する優遇措置で、新型コロナウイルス感染症の影響により事業者からやむを得ず受注や契約を断られるなど令和2年3月31日までに契約できなかった方について、令和2年4月7日から8月31日までに契約を行った場合、ポイントの申請が可能だ。
リフォーム工事の内容に応じて設定するポイント数の合計を発行し、それに応じて対象製品がもらえる。次世代住宅ポイントの対象となる工事は下記を参照。

〈やむを得ず契約ができなかった理由の事例〉

・事業者から受注、契約を断られた
・事業者との契約を解除した
・引渡し時期の見込みが立たず、契約をあきらめた
・本制度を利用できる見込みが立たず、契約をあきらめた

<次世代住宅ポイントの対象>

以下のいずれかに該当すること
・開口部の断熱改修
・外壁、屋根・天井または床の断熱改修
・エコ住宅設備の設置
・バリアフリー改修
・耐震改修
・家事負担軽減に資する設備の設置
・リフォーム瑕疵保険への加入
・インスペクションの実施
・若者・子育て世帯が既存住宅を購入して行う一定規模以上のリフォーム
※若者世帯とは、2018年12月21日(閣議決定日)時点で40歳未満の世帯
※子育て世帯とは、2018年12月21日(閣議決定日)時点で18歳未満の子を有する世帯、または申請時点で18歳未満の子を有する世帯
※対象住宅の性能・対象工事等の内容に応じてその性能を証明する書類が必要

→次世代住宅ポイント制度 申請までの流れなどもっと詳しく

次世代住宅ポイントの内容や申請方法、交換商品は?新型コロナ対策で期間延長も【2020年度版】

「【フラット35】リノベ」を利用してローンを組む

中古住宅を購入して性能向上リフォームを行う場合、または住宅事業者により性能向上リフォームが行われた中古住宅を購入する場合に、【フラット35】の借入金利を一定期間引き下げる制度「【フラット35】リノベ」が利用可能。技術基準に応じて2つの金利引き下げプランがあり、5年または10年間、【フラット35】の借入金利を年0.5%の引き下げが適用になるので、対象になる場合は利用を検討してみよう。

広さやリノベーション内容などの要素からリノベーションにかかる費用の相場を把握しておけば、物件選びや依頼先選びで相見積もりを取る際にも役立つ。予算オーバーしないよう上手にコストダウンをしながらリノベーションをして、思い通りの暮らしを実現しよう。

まとめ

リノベーション費用の相場は、マンションが15万円/m2前後、戸建てが25万円前後

リノベーションにかかる費用の内訳は、構造28%、断熱21%、設備19%、意匠(デザイン)28%、その他4%

リノベーション費用を抑えるポイント
―自分たちのプランを反映しやすい間取りの物件を購入して、工事費用が抑える
―既製品購入やDIYで家具・建具工事費を抑える
―間取りプランを検討する際に、居室ごとの優先順位をつけて予算のメリハリをつける
―「次世代住宅ポイント」や自治体の補助金などなどおトクな制度を利用する
―「【フラット35】リノベ」を利用してローンを組む

中古マンションを探す
中古一戸建てを探す
リフォーム会社を探す
新築マンションを探す
新築一戸建てを探す
カウンターで相談する
取材・文/金井さとこ
公開日 2020年08月17日
関連する最新記事を見る
住みたいエリアや購入価格からマンション・一戸建てを探そう!
住まいの種類
住みたいエリア
  • エリア
  • 都道府県
  • 市区郡
購入価格

お役立ち講座・個別相談のご案内無料

住まい選びで「気になること」は、人それぞれ。スーモカウンターのアドバイザーは、新築マンション・建築会社選びをサポートするプロ。講座や個別相談を通じて、よかった!と思える安心の住まい選びをお手伝いします。
カウンターアドバイザー

住み替えサポートサービス

ページトップへ戻る