寝室リフォームの費用相場。快適で安全に過ごせる寝室を作る方法

寝室リフォームの費用相場。快適で安全に過ごせる寝室を作る方法

寝室は1日のうちで一番リラックスできる空間でありたいもの。快適に安全に過ごせる寝室にリフォームするために役立つ知識、おトクになる知識と、リフォーム費用の相場をまとめました。

寝室リフォームの内装の選び方と費用相場

寝室は1日の終わりをゆったり、リラックスして過ごす空間です。
気持ちを落ち着かせる色合いの内装による演出がふさわしいでしょう。
寝室の内装に最適な色や素材について知っておきましょう。

暖色系の壁紙を選べば、落ち着いた雰囲気の寝室に

濃淡のブルーが寒色系の代表だとしたら、黄色やオレンジ、茶色が暖色系。
寝室は寒々とした雰囲気より温かみのある暖色系の内装がふさわしいでしょう。
かといってあまり鮮やかな色はオススメできません。
壁紙に用いられるのは白が多いですが、寝室では真っ白よりも薄いベージュやオフホワイトの色合いのほうが落ち着きが得られてオススメです。

ただ色は好みなので、濃いブルーの壁紙を一面だけアクセントに用いたりするのも人によっては落ち着く場合もあるでしょう。

素材的には、寝室の壁・天井の内装は色柄が自由に選べて安価なビニールクロスが一般的です。

●ビニールクロスの張り替え費用相場
6畳 約5万円~7万円
寝室内装リフォームのイメージ
(写真/PIXTA)

床材はフローリングが一般的。柔らかさを重視するならカーペットも

高齢になると和室で布団に寝るより、ベッドのほうが寝起きの動作がラクにできるので、洋室にリフォームする人が増えます。

その際の床材は合板にシートなどを張った複合フローリングが主流。
どのような色柄を選んでも安価なのが特徴です。
オーク柄などの茶系で落ち着いた色合いがふさわしいでしょう。

●フローリング張り替えの費用相場
費用相場 約10万円~20万円

クッション性がないと転んだときに不安という場合は、カーペットを選びましょう。
足音も静かになり、一緒に寝ている人の睡眠を妨げません。
カーペットも安価で色柄が豊富にそろっています。
濃い茶色などが落ち着きを与えるでしょう。
インテリアのショールームで実物を見て選ぶのがオススメです。

●カーペットの張り替えの費用相場
費用相場 約10万円~30万円

寝室リフォームの照明の選び方と費用相場

照明は寝室の雰囲気に大きく影響するアイテムです。
天井に一つの照明で単純に照らすのではなく、スタンドや間接照明を組み合わせて、多種多様な照明による演出を楽しみましょう。

暖色の照明で落ち着いた時間を演出

昼間のような光を出す蛍光灯ではなく、白熱灯の暖かい光が寝室にはふさわしいでしょう。
最近はLED電球にも白熱灯に近い電球色のタイプがあります。
LED電球は消費電力が白熱灯の8分の1で、寿命が20倍以上という省エネ電球なので、白熱灯にこだわらず、経済性を考えてLEDを選ぶのもよいのでは。

また、照明の設け方は天井にシーリングライトが一つという単純なものではなく、壁に間接照明を取り付けたり、ベッドサイドにスタンド照明を置いたりなど、適宜演出効果を変えられるような設け方が、気分を大切にしたい寝室にはふさわしいでしょう。

最近の照明器具は、スマホアプリを活用してシーリングライトをほのかな常夜灯に変化させたり、複数のフロアランプなどをコントロールしたりして、部屋の雰囲気を変えられるタイプもあります。あらかじめ設定したシーンにワンタッチで切り替えができ、細やかな調光や調色が可能なので便利です。

照明器具の価格はいずれも工事費別で、シーリングライトが約6万円~、ブラケットが約2万円~、
フロアランプが約4万円~となります。
商品タイプ、メーカー、ショップ等によって幅広い商品があるので、実際にショールームやカタログでチェックするのがオススメです。

panasonic スピーカー付きシーリングライト
光も音もスマホで操作できるスピーカー付きシーリングライトも登場(写真提供/panasonic)

ベッドの正しい設置位置は?

ベッドを窓に接して配置すると朝日が直接目に入り、安眠を妨げます。
遮光カーテンがある程度有効ですが、やはり顔の位置が少し離れるように、窓との距離を1mほどとってベッドを設置するのがよいでしょう。

また、クロゼットの前など通路も最低50cm程度は確保しなければなりません。
必然的に部屋の中央あたりにベッドを置くのがよいということになります。

照明の位置を決めるときはベッドの位置決めと合わせて考えましょう。
寝ているときに真上に光源がこないようにすることがポイント。
とくに後から位置を変えにくいダウンライトを設けるときは慎重に設計してもらいましょう。

寝室照明リフォームのイメージ
(写真/PIXTA)

寝室をバリアフリーリフォームする場合の費用相場

将来、体が思うように動かなくなったときのために、寝室をバリアフリーにリフォームしておこうという場合の方法と費用相場を紹介します。

床段差をなくすためのリフォームの方法と費用

和室の場合は、畳の厚さの差分4cm程度の段差があるのが一般的。
和室を解体して洋室にすればこの段差は解消できます。
しかし後で述べるように、洋室へのリフォームは畳を撤去してフローリングに変えるだけでも6畳で約25万円~30万円かかります。
完全に洋室化するためには、壁・天井も含めた内装、収納などの費用も必要になります(後述)。

●畳を撤去してフローリングに変更するリフォームの費用相場
6畳 約25万円~30万円

部屋のリフォームをしないで手軽に段差解消できるのが、写真のような段差解消スロープ。
自分で取り付けができ、通販で3000円~7000円程度で入手できます。

TOTO 段差解消スロープ
段差のある場所に取り付けてつまずきを防止するスロープ(写真提供/TOTO)

寝室のドアを引き戸にリフォームする費用相場

出入口の建具はドア(開き戸)よりも引き戸のほうが、開け閉めの際に体に負担が少ないといわれています。車椅子の場合でも、開け放しておける引き戸のほうが出入りしやすいです。

将来を考えると、引き戸に変えておくのがよいでしょう。

●ドア(開き戸)を引き戸に変更するリフォームの費用相場
内部が空洞になったフラッシュ構造の化粧シート張りの引き戸に変更した場合 約10万円~15万円(既存のドアの撤去費含む)
DAIKEN 引き戸
枠の上から吊戸を取り付けできる省施工タイプの室内ドア「hapia リビングドア アウトセット吊戸・片引」(写真提供/DAIKEN)

寝室リフォームの事例を紹介

間取り変更リフォームで寝室からトイレへの動線を短縮

高齢者になると夜中にトイレに起きることが増えるといわれます。
そこで寝室からトイレへの動線を短くするとともに、寒さにさらされない動線が理想です。

例えばこの事例では、玄関近くにあった寒いトイレを移動し、暖房の行き渡らない玄関ホールに出なくてもトイレに行けるよう間取り変更しました。

DAIKEN 引き戸
東京ガス リノベーション
元の和室を洋室に変えリビングと連動した寝室に。月桃紙の壁紙を張り、柿渋色のついたて壁を造作し、落ち着いた上品な雰囲気に。トイレも近くに配置。出入口は全て引き戸に変えた

【リフォーム費用951万円】

家族構成:夫婦
種別:一戸建て・築25年
リフォーム面積:51.00m2
設計・施工:東京ガスリノベーション

北側の寝室は断熱(内窓の設置)で寒さと結露防止を

寝室が北側にあると悩まされるのが、寒さと窓の結露。それを解消するのが外に面する壁の断熱と内窓の設置。
断熱が予算の都合などで難しい場合は、内窓の設置だけでも十分です。

下記の事例はマンションの北側の部屋ですが、2カ所の腰高窓に内窓を設置し、外に接する壁の内側に断熱材を装填して、寒さと結露を解消しました。

JS リフォーム断熱
元の和室を洋室と一体化して広い寝室にリフォームする際に、窓2カ所に内窓、外気に接する壁の内側を断熱

【リフォーム費用26万円(内窓2カ所・断熱)】

家族構成:母+本人
種別:マンション・築32年
設計・施工:JSリフォーム(日本総合住生活)

和室を洋室の寝室にリフォームする費用相場

布団から起きるときの動作をキツク感じるようになったら、ベッドに変えましょう。
そのために早めに寝室を洋室に変えておくのもいいかもしれません。
和室から洋室の寝室にリフォームする費用相場を紹介します。

和室から洋室に変えるリフォーム費用

足腰が弱くなると、布団からの寝起きが体に大きな負担を与えるようになります。
ベッドはいったん腰掛ける姿勢になってから寝たり起きたりできるので、体への負担は減ります。

寝室を洋室に変えるためのリフォーム費用の相場を見てみましょう。

和室を洋室に変えるには、床は畳を撤去してフローリングに変える、壁・天井を撤去してビニールクロスに張り替える、押入れを撤去してクロゼットに変える、建具を交換するなどの費用がかかります。

床・天井の解体・再仕上げ費用は洋室から洋室へのリフォームより多めにかかります。

床を外してフローリング張りに変える費用が約17万円~25万円、ビニールクロスを張り替える費用が約16万円~25万円(天井は既存が板張り天井、壁は既存もビニールクロスの場合)、押入れをクロゼットに変える費用が間口1間で約13万円~20万円、襖3枚を引き戸に変える費用が約16万円~22万円で、合計約62万円~92万円となります(標準的な仕様の場合)。

●6畳の和室を洋室に変えるリフォーム費用
畳→フローリング 約17万円~25万円
押入れ→クロゼット 約13万円~20万円
ビニールクロスに張り替え 約16万円~25万円
襖を引き戸に替える 約16万円~22万円
合計 約62万円~92万円
※仕様のグレードが上がれば、上記に加算されます

バリアフリーや断熱は税金が優遇される

バリアフリーリフォームや断熱リフォームには、税金が優遇される制度があります。
上手に使って賢くリフォームしましょう。

寝室バリアフリーリフォームのイメージ
(写真/PIXTA)

所得税控除と固定資産税優遇でWのおトク

一定のバリアフリーリフォームを行うと20万円を上限に所得税が戻ります。
5年以上のローンを使ってリフォームした場合は5年間にわたって62万5000円を限度に所得税が戻ります。

また、一定の断熱リフォームを行うと25万円を上限に所得税が戻ります。
5年以上のローンを使ってリフォームした場合は5年間にわたって62万5000円を限度に所得税が戻ります。

さらに、一定のバリアフリーリフォームを行うと翌年の固定資産税が家屋100m2相当分まで3分の1が減額されます。
また、一定の断熱リフォームを行うと翌年の固定資産税が家屋120m2相当分まで3分の1が減額されます。

それぞれ要件があり、例えばバリアフリーリフォームの所得税控除要件は、以下のいずれかに該当する人が自ら所有し居住する家をリフォームすることなどが要件です。

1.50歳以上(入居開始年の12月31日時点)
2.介護保険法に規定する要介護又は要支援の認定を受けている
3.所得税法上の障がい者である
4.2.若しくは3.に該当する親族又は65歳以上の親族と同居している

バリアフリーリフォームの対象工事は以下です。

通路等の拡幅
階段の勾配の緩和
浴室改良
便所改良
手すりの取り付け
段差の解消
出入口の戸の改良
滑りにくい床材料への取り替え

それぞれの工事に基準があるので、詳しいリフォーム会社に相談しながら進めましょう。

まとめ

寝室リフォームの費用相場は、内装材・床材・照明の選び方によって変わります。

高齢者は布団よりベッドのほうが寝起きの動作がラクなので、寝室を洋室にリフォームするのがおすすめです。

寝室のバリアフリーリフォームには税制優遇があります。

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構成・文 /林直樹 監修/甚五郎設計企画(柏崎文昭) 
※文中の費用相場は筆者および監修者による試算に基づきます
公開日 2021年01月28日
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