壁紙リフォーム、費用や張り替えの注意点は?

壁紙の張り替え、費用やリフォームの注意点は?

汚れたり、破れたりした壁紙の張り替え。リフォームをするとなると、かかる費用や、どんな風に壁紙を選べばいいか気になりますよね。壁紙リフォームを行う際の注意点などについて、インテリアの専門商社であるサンゲツに教えてもらいました。

壁紙の張り替えリフォームの費用は?

壁紙の価格はさまざま。DIYかプロに頼むかでも費用は変わる

最近は壁紙の張り替えをDIYで行うという人も少なくありません。DIYで張り替えるということであれば、費用は材料費のみでOKということになりますが、道具の準備なども必要です。また、プロに頼む場合に比べると、費用は抑えられるというメリットがある一方、張り替える面積が大きい場合は、手伝ってくれる人を手配する必要があったり、施工時間がかかったりということもあります。

壁紙DIYの道具
張り替えをDIYで行う場合は、道具の準備も忘れずに(画像/PIXTA)

一方、プロに依頼する場合は、材料費に加え、施工費などがかかりますが、仕上がりの良さや手間が省けるというメリットがあります。住まいが古く、壁の下地に劣化がありそうな場合や、張り替える壁の面積が広く、大掛かりなリフォームになる場合は、プロに依頼するのが安心かもしれません。

「壁紙リフォームの価格には材料価格と施工価格があり、施工価格は主に人件費のため施工面積が少ないほど、総費用に対して施工価格の割合が大きくなります。また、施工価格に関しては下地の状況や壁紙の種類に左右されるので、リフォーム業者とよく打ち合わせをし、施工性の良い壁紙を選ぶことが重要です。ただし、施工性ばかりを重視してしまうと好きな壁紙を選べなくなったり、イメージしているインテリアにならなかったりしてしまうので、壁紙の特性を知り、何を優先させるかを決めることも重要です」(サンゲツ、以下同)

依頼するリフォーム業者は比較検討がオススメ

リフォーム業者に壁紙の張り替えを依頼する場合は、業者ごとに費用は異なるため、見積もりを出してもらい数社を比較検討してから依頼するのがいいでしょう。

「リフォーム会社によって、サービスや価格は異なるので、2社以上で見積もりを出してもらうのがオススメです。また、依頼する際は担当者と直接会って、自分のやりたいことやイメージをしっかりと伝えることが重要です。例えば、事前に壁紙の価格ランクをはっきりと指示しておけば、後から料金が追加となるようなトラブルを防ぐことができます」

壁紙リフォーム見積もりイメージ
壁紙リフォームを依頼する際は、複数社から見積もりを(画像/PIXTA)

壁紙の選び方は?

壁紙は住まいの印象を大きく左右するため、張り替えの際は、どのような壁紙を選べばいいか迷うものですが、色、デザイン、機能性、施工性などの観点で、何を優先したいかを事前に整理しておくと、選びやすくなるそうです。

色・デザイン

「壁紙といえば“白”とイメージする人は多いですが、その一方で、プライベート空間やトイレは柄や濃色などを取り入れる人も少なくありません。

色やデザインで近年人気なのは、グレーなどのスモーキーカラーの石目や塗調などの壁紙。部屋の一部に異なる色や柄の壁紙をアクセントとして取り入れるアクセントクロスとしても、ベースクロスとしても選ぶ人が増えています。柄物では北欧調の柄物は根強い支持を集めています。

また、木目やタイル柄も需要があり、コーディネートとしてインダストリアルモダンにボタニカルなどを掛け合わせるなどのミックステイストも人気傾向です。その一方で、あえてアクセントをつけず、淡色無地で部屋全体に色を付けるという人も増えています。部屋を彩るのは壁紙だけではないため、家具やカーテンなどのテイストに合わせて、壁紙のコーディネートを考えるといいでしょう」

グレイッシュ石目調壁紙
グレイッシュなタイル柄の石目調壁紙(FE6198)。ダークカラーの床材と合わせてヴィンテージスタイルを演出(画像提供/サンゲツ)
明るい色の北欧調壁紙
北欧調の明るい壁紙(RE51399)。鮮やかなカラーが子ども部屋にぴったり(画像提供/サンゲツ)
木目調の壁紙
ランダムに組まれた木目調の壁紙(FE6229)。リビングが明るく開放的な雰囲気に(画像提供/サンゲツ)
タイル柄の壁紙
質感が楽しいタイル柄壁紙(FE6181)。水まわりとの相性も◎(画像提供/サンゲツ)

さらに、選ぶ際に心がけたいのは、できるだけ大き目のサンプルなどで色や質感を確かめること。カタログの小さなチップサンプルだけでは、実際の色より濃く見えたり、柄全体がイメージしづらかったりすることもあります。可能であればショールームなどで確認するのがオススメだそうです。

「リフォーム会社などで大きめのサンプルを取り寄せると、壁紙はA4サイズのものが送られくるのが一般的ですが、無地であればA4サイズ、大きな柄物であれば巾なり(※)で確認することをオススメします。サンゲツのショールームでは約W600mm×H700mm程度のサイズのものを展示していますが、近くにショールームがある場合は、大判サンプルで確認できるので実際の印象に近くなると思います。

また、サンプルのサイズだけでなく、実際に施工する場所で確認することも大切です。照明の当たり方や部屋の向きによっても印象が変わることがあります」

(※)基本的に壁紙は90cm程度の幅で製造される

ショールームでサンプル確認
ショールームなどでは大きなサンプルやモデルブースで壁紙を確認でき、施工時のイメージをしやすくなる(画像提供/サンゲツ)

機能性

汚れを落としやすく、傷がつきにくい、お手入れしやすいタイプや、消臭・抗菌機能のあるタイプなど、壁紙はデザインや色だけでなく、機能性もさまざまです。施工する箇所や暮らし方などに合わせて選ぶことで、快適な暮らしをつくることができます。例えば、メンテナンスを気にする人も多い水まわりなどは、フィルム汚れ防止機能がついた機能性壁紙などを選ぶ人も多いそうです。

施工性

下地によっては、施工しやすい壁紙を選んだ方がいいケースもあります。

「下地の状態にもよりますが、リフォームの場合は下地を拾いにくい厚手の壁紙がオススメです。サンゲツの場合はカタログに“リフォーム推奨品”マークがついている壁紙が厚手のタイプです」

薄手の壁紙の場合、下地を拾いやすくなることがあるので、下地処理に手間がかかったり、きれいに張る技術がより必要になることもあります。前述したように、施工価格は下地の状況や壁紙の種類に左右されるため、壁紙を選ぶ際は、施工性も念頭に選ぶようにするといいでしょう。

壁紙の張り替えリフォーム、後悔を防ぐ注意点は?

好きな色・柄を選ぶ

“新築のときは勇気がなくて柄物を使えなかった”、“建売だったので壁紙を選べなかった”という人が、リフォームの際にがらりとイメージを変えたいとショールームに相談に来ることも少なくないそうです。

「イメージがしにくい色や柄物に挑戦しづらく、全て白い壁紙という風に選ぶ人が多いですが、洋服選びと似ていて、後からもっと自由に選べばよかったという声を耳にすることも多いです。ショールームで相談したり、WEBサイトで紹介されているスタイルなどを参考にしたりして、好きな色・柄を選んでほしいと思います」

そうは言っても、全面に濃い色や柄の壁紙を張るのはどうしても躊躇してしまうという人には、アクセントクロスを取り入れるという方法もあります。一部の壁にアクセントとして好きな色や柄のクロスを張るだけで、部屋の雰囲気を変えることが可能です。部屋にアクセントクロスを取り入れることでインテリアへの満足度もぐっと高まるのではないでしょうか。

一面だけ濃色の壁紙を取り入れたアクセントクロス
一面だけでも色や柄の壁紙を取り入れると、自分らしいスタイルの空間をつくることができる(画像提供/サンゲツ)

壁・床・建具は一体で考え、天井もセットで張り替えるのがオススメ

壁紙リフォームをすると、壁がきれいになった分、壁以外の部分の汚れが気になってしまうということもあるようです。

「壁紙、床材、建具の色の組み合わせはインテリア空間に大きく影響するため、この三者は一体で考えると良いと思います。例えば、壁紙がきれいになると、建具面材や収納面材などの汚れや軽微な傷などが気になってしまうことがあります。リフォームで交換できればいいですが、交換できない場合は、表面に粘着剤付化粧フィルム“リアテック”を貼って目立たなくするという方法もあります。また、壁紙を張り替えるタイミングで、壁紙の日焼けなどを抑えるために、ガラスフィルムを貼って日焼け防止をする人も増えています。

また、天井についても壁とセットでの張り替えをオススメします。天井はそのままで、壁紙を元の壁紙を同じものと張り替えると、汚れやキズ、経年による色褪せの程度にもよりますが、 既存の天井の汚れが気になったり、見た目の差が目立ちやすいということがあります。また、元の壁紙と違うものに張り替える場合も、新しい壁紙と天井の色柄が合わないということがあります」

アクセントクロスを取り入れようと、部屋の一面だけをDIYなどで壁紙を張り替えるということもありますが、その場合も既存の壁紙と新しい壁紙との差が気になってしまうこともあるようです。

「アクセントクロスのケースに限りませんが、DIYで張り替えを行う場合、材料の選定は重要です。デザイン・機能はもちろん、糊なしタイプ・糊付きタイプやシールタイプなどもあり、それぞれに施工上の注意点があるので、購入先でよく確認した上で自分に合ったものを選ぶことが大切です。

また部分的な張り替えをリフォーム業者に依頼する場合もあると思いますが、その場合、一面だけ張り替えるというのは予算の都合や作業工程・日数などの事情を考えてのものだと思います。しかし、家具の移動や養生費用にかかる金額は全面的に張り替える場合とそれほど変わりません。また、壁紙の数量も一面程度であれば、一部屋全体の張り替えと比べて大きな金額差は生まれないため、将来的に張り替える予定があるのであれば、同じタイミングで依頼したほうがお得です。最終的には双方の見積もりをとって話を聞いた上で判断すると良いと思います」

内装リフォーム打ち合わせ
壁紙の張り替えは単体で行う以外に、トイレやキッチンなどの設備交換や、ライフスタイルの変化による間取り変更など、住まいのリフォームのタイミングに合わせて行うことも多いそう(画像/PIXTA)

空間のイメージを変えたり、お部屋をきれいにできる壁紙リフォーム。好きな色やデザインの壁紙に変えて、気分を一新してみるのもいいですね。

まとめ

壁紙リフォームにかかる施工費用は下地の状況や壁紙の種類に左右されるので、リフォーム業者とよく打ち合わせをしておくことが必要。見積もりは2社以上がオススメ

壁紙を選ぶ際は色やデザインのほか、機能性や施工性も考え、優先順位をつけて選ぶ

壁紙、床材、建具は一体でコーディネートを考えると◎

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取材・文/島田美那子
公開日 2020年06月17日
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