床の張り替え、フローリングリフォームの費用は?方法は?

床の張り替え、フローリングリフォームの費用は?方法は?

気になる床の傷や汚れ。長年住んでいると劣化は避けられないものですが、どうしても気になる場合は、補修や張り替えを検討してみてはいかがでしょうか?今回は床の張り替えや補修にかかる方法などについて、朝日ウッドテック株式会社の西村さんに教えてもらいました。

床の補修・張り替えはDIYできる?

軽微な擦り傷やへこみなどは自分で補修できる

たとえ小さな傷でも、毎日目にする住まいの床にあると気になるものです。なんとかしたいけれど、専門業者に依頼するほどではないと感じるケースも多いのではないでしょうか。そのような場合、軽微な傷であればホームセンターなどで手に入るさまざまな専用キットを使って、自分で補修を行うことが可能です。

「傷の程度にもよりますが、すり傷の場合はブラッシュペンで色をつける、小さなへこみ傷の場合は補修用のパテをコテで温めて傷部分を埋め、その上にブラッシュペンで木目柄を描くというのが一般的な補修方法です。さらに細かいすり傷であれば、ワックスがけで目立たなくすることもできますが、その場合は床材や塗装に合わせたワックスを選びましょう。

尚、このような方法は傷を目立たなくするというものなので、広範囲にわたって長い切り傷が入っていたり、表面の板が剥がれて、中の合板まで傷ついているような場合は専門業者に相談した方がいいでしょう」(西村さん、以下同)

床の小さな傷の写真
細かい傷や小さなへこみであれば、自分で簡単に目立たなくすることが可能(画像提供/朝日ウッドテック)
床の深い傷の写真
長い切り傷や、深いへこみは自分で対処するのが難しい場合も(画像提供/朝日ウッドテック)

フローリングの張り替えもDIY可能

傷やへこみの補修だけでなく、DIYの腕に覚えのある人であれば、床を自分で張り替えることも可能です。

「のこぎりやバールなど、必要な工具を使いこなすことができ、手順などをきちんと把握しているのであれば、DIYも不可能ではありません。ただ、自分で張り替える場合は、既存の床材がどのようなものなのかだけでなく、床下の構造がどうなっているかも、理解しておく必要があります。さらに、床暖房が入っている場合は、配管工事が必要になることもあるので、その場合はDIYで張り替えを行うのは難しいでしょう。出来上がりのレベルをどこまで求めるかということにもよりますが、DIYで張り替えることで、床鳴りなどが発生する可能性もあり、難易度は高いと思います。

また、一戸建てではなく、マンションの場合は、管理規約で床材に指定があったり、カーペットの床をフローリングの床に変更することが不可能なケースなどもあります。マンションで床の張り替えを検討する場合は、たとえDIYでも、管理規約を確認の上、管理組合などに事前に相談しておく必要があります」

マンションに暮らす人々のイメージ写真
マンションの場合は、施工中も施工後も、階下の住戸への音の影響を考えておくことが大事(画像PIXTA)

フローリングリフォームのタイミングや方法は?

見た目が気になりだしたら検討も

フローリングのリフォームは15~20年で検討することが多いそうですが、ある程度年月が経った床でも、床が抜けるというような明らかな不具合が生じるケースはほとんどないといいます。

「フローリングは内装でありながら、躯体でもあるので、よほど使い方などに問題がない限り、剥がれたり、底が抜けたり、床としての機能が損なわれるような傷みが原因で張り替えが必要になることはほとんどありません。使い続けようと思えば、永く使い続けることができます。

ですので、張り替えを検討するタイミングとしては、経年による色の変化や傷、汚れが気になるといった意匠的な問題を感じた時点でという場合や、キッチンのリフォームなど、住まいのほかの部分のリフォームなどを行うタイミングで同時に検討するという場合が多いと思います」

床のリフォームの主な方法は張り替えと重ね張り

床のリフォームの方法としては、フローリングの床を一度剥がして、新しい床板を施工する“張り替え”以外にも、既存の床の上に新しい床板を張る“重ね張り”という方法があります。

「下地がしっかりしているのであれば、重ね張りを選択するのもよいと思います。コストも工期も抑えることができますし、床暖房が入っている場合でも温度低下を気にせず使用できるような床材もあります。DIYの場合は、比較的簡単に施工できる重ね張りの方が、張り替えよりも挑戦しやすいかもしれません。

ただし、重ね張りの場合は下地の確認ができないので、築年数の古い住まいだったり、下地の状態に不安がある場合は張り替えを選択する方がいいでしょう。また、温度や湿度の影響を受けて伸縮するむくフローリングや柔らかいクッションフロアなど、既存床の材質によっては重ね張りができないこともあります。

また、重ね張りの場合は既存のものに重ねて張るため、多少段差が生じることがあります。一般的なフローリングの厚さは12mm程度で、その上に重ね張りする床材は3~6mm程度。数ミリの変化なので、天井が低くなるなどを感じることはほとんどありませんが、建具や家具の納まりに問題が生じる可能性もあるので、注意が必要です」

既存の床に両面テープなどで床材を重ね張りをしている写真
重ね張りの場合、釘を使用せず、両面テープと接着剤などで施工できるものも(画像提供/朝日ウッドテック)

重ね張りはコストカットと工期短縮という魅力がありますが、既存の床を一度剥がす張り替えであれば、下地の状態を確認でき、床の高さが変わらないというメリットがあります。予算や仕上がりのイメージに合わせて、自分に合った方法を選ぶといいでしょう。

フローリングのリフォームにかかる費用は?

費用は張り替える床材や工法などによって左右される

床のリフォームにかかる費用は、施工面積や工法、どのような床材に張り替えるかなどによって大きく変わってきます。それらの条件が異なる、リフォーム費用の算出例を見てみましょう。
※算出例 出典/(一財)経済調査会発行 「積算資料ポケット版リフォーム編2020」

Case1 カーペットを防音フローリングに
●施工日数:2日程度 ●施工面積:11.8m2 ●施工場所:マンション洋室

カーペットをフローリングに張り替える金額

張り替えの場合は床工事費用以外に、既存の床を撤去する解体工事費用も必要になります。また、このケースのように既存の床がカーペットの場合、一般的にフローリングはカーペットより遮音性が低いため、新しく施工する床材はマンションの防音規定や床下地の構造によって、求められる遮音等級のものを選ぶ必要があります。

Case2 複合フローリングをむくのフローリングに
●施工日数:4日程度 ●施工面積:25.0m2 ●施工場所:木造食堂、居間

複合フローリングをむくのフローリングに張り替える金額

床下地から新規に施工する場合は、床組み、下地張り、断熱工事などの材工費がかかることがあります。それに加え、このケースではCase1と比較すると、施工面積が広い分、総費用が高額になっています。

Case3 既存床にフローリングを重ね張りする
●施工日数:2日程度 ●施工面積:25.8m2 ●施工場所:マンションリビング、ダイニング

フローリングを重ね張りする金額

重ね張りの場合は、解体工事などが発生しないため、前出の2例に比べ、大幅に費用が抑えられています。しかし、床材の価格はグレードによって幅があるため、どのような床材を選ぶかで、総費用も大きく変わります。

それぞれのケースからわかるように、床リフォームにかかる費用はどの工法にするかに加え、施工面積や床材の価格によって大きく左右されます。しかし、床は住まいの印象や住み心地を決めるポイント。費用だけを比較して選ぶのではなく、どのような種類の床を選んで、どのように施工するか、それぞれのメリットデメリットを理解した上で選択することで、後悔のない床リフォームを実現できるのではないでしょうか。

まとめ

床の補修や張り替えはDIYも可能だが、根本的に補修したい場合や、下地に不安がある場合などはプロに任せた方が安心

意匠的な問題を感じたときが張り替えを検討してもいいタイミング

費用は張り替えか重ね張りかといった工法の違いや、既存の床材や新しい床材が何かに大きく左右される

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取材・文/島田美那子 
公開日 2020年05月18日
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