洗面台をおしゃれにするために必要なこととは?洗面所収納と併せて、一級建築士に聞いてみた

洗面台をおしゃれにするために必要なこととは?洗面所収納と併せて、一級建築士に聞いてみた

毎日使用する洗面所と洗面台。マイホームの新築やリフォームするのを機に、おしゃれな洗面台を検討される方も多いのではないでしょうか。すでに洗面ボウルと棚がセットになった洗面台は使い勝手のよさが魅力的ですが、雑誌やドラマに出てくるようなスタイリッシュなデザインに憧れますよね。今回は、洗面台の選び方や導入のポイント、よりおしゃれに見せるアドバイスについてご紹介します!

おしゃれな洗面台をつくる方法

洗面所は家の中でも比較的狭いプライベートな生活空間でお客様の目に触れる機会が少ないだけに、予算をかける優先順位が下がる人もいるかもしれません。でも工夫次第では、既製の洗面台と同じくらい(15万円~)の予算でおしゃれな洗面台をカスタマイズすることができるんです。こうして自分好みにカスタマイズする洗面台のことを「造作洗面台」といいます。

おしゃれな洗面台とは

おしゃれな洗面台を演出するアイテムは、カウンターやボウルはもちろん、水栓、壁材、収納、鏡、タオル掛けなども重要になってきます。これらを組み合わせることで、ホテルライクやナチュラル、ホワイトベースのようなシンプルでスタイリッシュな洗面台に仕上げるのはもちろん、タイルを使ってポップでカラフルな洗面台にすることも可能です。

既製洗面台のメリット・デメリット

まずは、既製の洗面台のメリットとデメリットを見てみましょう。

●既製 洗面台 メリットデメリット
メリット デメリット
・実物やカタログをみて手軽に選べる
・使い勝手の良い仕様になっている
・タッチレス水栓や防カビ、防抗菌など最新機能が搭載されている
・自分の好みのデザインに変えられない
・サイズが決まっているので、家のサイズに合わないことも

既製品洗面台のメリットは、第一に選定に時間がかからないことです。カタログの中から選ぶだけで済む手軽さは大きな魅力。また、収納や掃除のしやすさを考慮してつくられているため使い勝手がよく、タッチレス水栓や防カビ、抗菌など最新機能が搭載されています。そのほか、メーカー保証がつくのも見逃せません。

一方で最大のデメリットは、自分好みのデザインに変えられない点です。自分らしいおしゃれな洗面台をカタログから見つけることは困難でしょう。また、使い勝手がよいというのは、裏を返せば最大公約数的に受け入れられやすい構造になっているということ。こだわりの強い方にとっては、ライフスタイルに100%合う洗面台が見つけにくいともいえます。ほかにも、サイズが決まっているため、物件の間取りによっては取りつけられないことがあることもお忘れなく。

造作洗面台のメリット・デメリット

つぎに、造作洗面台のメリットとデメリットを見てみましょう。

●造作 洗面台 メリットデメリット
メリット デメリット
・自分好みの洗面台がつくれる
・空間に合わせたサイズでつくることができる
・メーカー保証が受けられない場合も
・選ぶ素材によってはお手入れが大変なことも

造作洗面台の最大のメリットは、自分好みのこだわりのデザインが実現できる点です。既製品では出せない自分の色を出すことができます。また、家族の生活動線に合わせた構造、サイズとすることができる点も魅力的。特殊な間取りでも比較的合わせやすいため、間取りにあった洗面台がない場合は、選択肢の一つとなります。

一方デメリットは、カスタマイズするため、メーカー側の保証から外れてしまうことがある点です。いざというとき、出費がかさむ可能性があります。また、一つ一つのパーツを選定するのに手間がかかる点も、デメリットと言えるでしょう。楽しみながらできる方ならいいかもしれませんが、仕事などが忙しく時間があまり割けない方にとっては非常に骨の折れる作業かもしれません。また、総額が既製品よりは割高となります。使い勝手を考えてつくられた既製品とは異なり、収納や掃除がしにくくなる可能性があります。造作洗面台は自分好みにカスタマイズできる反面、デザインによっては機能性に欠けてしまったり、お手入れが欠かせなかったりするのです。

実用性も大事な判断ポイント

ライフスタイルに合った使い勝手かどうかは重要な見極めポイントです。洗面台の役割は歯磨きや洗顔だけでなく、お化粧、シャンプ―、手洗い洗濯などさまざま。特に、朝の外出時間が一緒の場合は洗面ボウルを2つ設置したり、お子さんのいるご家庭では、家族の身長差を考えるなど、デザイン性だけでなく生活動線や実用性を考慮することも重要です。ライフスタイルに合った既製品がなければ、造作洗面台を取り入れることも検討してみてください。

洗面台イメージ写真
(写真/PIXTA)

おしゃれな洗面台にはどんなデザインがあるの?

では、造作した洗面台にはどんなデザインがあるのでしょうか。代表的なタイプを見ていきましょう。

ベッセル型洗面ボウル

カウンターの上に洗面ボウルや手洗い鉢を設置するタイプの洗面台。洗面台の雰囲気を決める洗面ボウルや手洗い鉢は、従来の「白くて丸いボウル」というイメージ以外に、四角型、和モダン、銅製など種類も豊富です。

ベッセル型洗面ボウル
(写真/PIXTA)

ただ、すり鉢型のボウルにするとカウンターの間に隙間ができてしまいます。合わせるカウンターの素材によっては、カビが生えたりホコリ水垢が目立ったりすることも。そのため、こまめなお掃除やお手入れが必要になります。

埋め込み式ボウル
(写真/PIXTA)

埋め込み式ボウル

カウンターに穴をあけてそこにボウルを埋め込むタイプです。ベッセル型より高さを抑えられるので、お子さんのいるご家庭でも取り入れやすくなります。一方、ボウルとカウンターの境がカビたり汚れたりしやすいので、こちらも日々のお手入れはマストです。

埋め込み式洗面ボウル
(写真/PIXTA)

アンダーカウンター型洗面器

カウンターに組み込むタイプの洗面器。カウンターの高さより洗面器が深いので機能性に優れていてお手入れが楽です。既製品にも多いタイプですが、すっきりして見えるため洗面台をシンプルに仕上げたい人にはオススメです。

また、夜入浴して、朝、寝グセを直すためにシャンプーをする習慣や洗面器で手洗いする習慣がある方は、アンダーカウンターが便利。深さがあるため比較的水が外にはね飛びにくくなります。ただ、見えにくい洗面ボウルとカウンターの継ぎ目が汚れやすいという弱点も。

アンダーカウンター型洗面器
(写真/PIXTA)

ペデスタル型洗面器

足がむき出しになっているタイプの洗面台。エレガントな西欧スタイルのデザインで、洗面所の雰囲気がクラシックに映えます。しかしながら構造上、足元の収納スペースが限られてしまうことも。また、高さが変えられないので、身長の低い小さなお子さんなどが使うと水が腕を伝って袖がびしょびしょになる可能性もあります。

洗面台に欠かせない水栓にはどんな種類がある?

洗面台にもう1つ欠かせないのが「水栓」です。水栓も形はさまざまで、洗面所や洗面台の雰囲気を大きく左右する要素。洗面台によくつけられる代表的なタイプについて見ていきましょう。

単水栓

アンティーク調の洗面台の場合、蛇口がついているとよりおしゃれに見えます。先ほど紹介したペデスタル型の洗面器につけると、よりエレガントさが増します。ただ、蛇口の場合は温水と冷水の出口が別々なことをお忘れなく。

ハンドル混合水栓

ハンドルでそれぞれ調整したお湯と水が混合して1つの蛇口から出るタイプの水栓。温水と冷水が簡単に出せる一方、ちょうどいい温度にするには2つのハンドルを微調整する必要があります。

単水栓
(写真/PIXTA)

シングルレバー混合水栓

レバーひとつで水量や水温を調節できるタイプの水栓です。最も機能性に優れたタイプで、近年主流となっています。最近の製品は耐久性も上がりましたが、使い方によってはパッキンが破損しやすい点は使う上で注意しなければなりません。

シングルレバー混合水栓

洗面台のサイド部品にもこだわりを

洗面台のサイド部品にこだわりを持たせられるのも、造作洗面台のメリットです。

例えば洗面所にはマストなタオル掛け。一般的なのは棒型ですが、リング型や切れ目のある半リング型のものまで種類は豊富です。棒型はタオルを広げて掛けるので、速乾性に優れる分スペースを取ります。家族分のタオルを掛けるとなればさらにスペースを考えなければなりません。

リング型は設置にそれほどスペースを必要としないものの、折り目に生地が集まるため乾きにくいことも。

近年人気なのは、1カ所切れ目のある「半リング」型です。リングのようにくるくると回らず、安定しています。

タオル掛けイメージ写真
(写真/PIXTA)

鏡も洗面台の雰囲気をガラッと変えるアイテムの1つです。形はもちろん、どのくらいの大きさのものをどう設置するかも重要となります。

ホテルのバスルームのような大型一面鏡は空間を広く見せることができますし、小さなお子さんでも姿が映りやすくなります。

収納スペースを確保したい場合は、後ろに収納スペースをつくれる三面鏡やスライド式の鏡がオススメです。

また、化粧を洗面所でするという人にとっては、おしゃれなLED照明を鏡の上下につけることで顔に立体感が出て化粧のしやすさも大きく変わってきます。

顔を洗う女性
(写真/PIXTA)

洗面台の実例紹介!収納やつけ替えリフォームなどの工夫でおしゃれに

おしゃれな洗面台の取りつけは、新築マイホームじゃなくても、もちろんリフォームでも可能です。洗面化粧台を主役とした「コンセプト」のある洗面所リフォームで、日々の生活がグッと楽しくなります!

最も人気があるのは、やっぱり清潔感あふれる白いボウルのスタイリッシュなベッセル型洗面ボウル。木目調のカウンターとオレンジ色の照明を合わせることで、温かみのあるホッとした空間をつくり上げることができます。

アクセントとして、水栓まわりにタイルを貼ればより個性あふれる洗面台に。価格は素材にもよりますが、20万円ほど(工事費込み)で実現できます。

注意点としては、カウンターの木に防水加工がしっかりされているものを選定することです。先ほど紹介した通り、木のカウンターはお手入れを丁寧にしないとカビの原因となります。カビでいうと、水まわりに貼ったタイルの目地も気になる箇所。カビは死んでも黒いまま残ってしまうので、ホームセンターなどにおいてある目地修正剤などで白さを保ちましょう。また、水栓はボウルとの相性がとても重要。位置が高すぎれば、角度によっては水ハネが起きてしまうことも。デザイン性だけでなく実用性などにも十分気をつけて選ぶようにしましょう。

また、洗面所のスペースに余裕がある場合は、洗面ボウルを2つ配置したダブルボウル(ツインボウル)にすることもできます。価格は30万~40万円前後(工事費込み)と、ボウル1つのときよりも高くなりますが、家族が多くて毎朝ストレスになる洗面所の争奪戦から解放されますし、見た目も一気にゴージャスになります。

こうしたスタイリッシュな洗面所づくりには、収納方法も大きなポイントになります。最近では、インスタグラムなどの影響によって「隠す収納」から「見せる収納」「飾る収納」に人気がシフト。全てを棚に閉まって見えなくするのではなく、洗面台の雰囲気や色に合わせたタオルやディスペンサー(液体容器)などを並べると、デザイン性が増したりアクセントになったりするので是非試してみてください。

タオルのイメージ写真
(写真/PIXTA)

狭い空間に生活必需品も多く集まるため、どんな洗面台にするかで生活感がガラッと変わります。自分でカスタマイズしたおしゃれな洗面台は、愛着がわいて大切にしたくなりますよ! 自分好みの洗面台で、毎日の暮らしをもっと楽しくしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

・おしゃれな洗面台は、カウンターやボウルはもちろん、水栓、壁材、収納、鏡、タオル掛けなども重要

・既製の洗面台と造作洗面台それぞれのメリットとデメリットを理解して選択しよう

・造作する場合、ボウルや水栓はデザインも豊富。こだわりが空間のポイントに

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文/クマベイス
公開日 2020年06月02日
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